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詐欺で騙されない為の最低限の思考

詐欺はやってます。

詐欺はやってます。
※漢字で書かないと「詐欺やってます」と誤読されてしまう(笑)。当然、「詐欺流行ってます。」の意です。
今流行っているのは特殊詐欺という比較的新しいジャンルではありますが、手法自体はオーソドックスです。


騙す

詐欺に合う人は何度も合います。
それは今の時代リスト化され、そのリストが売買されているという実態がありますから。
無作為に電話やメールを送るという手法も相変わらずありますが、一度詐欺に合っている人のリストというのは、普通の商売でいえば見込み客のリストといえ、成約率が圧倒的に高いんだと思います。
個人情報保護法が・・・という法の縛りは犯罪集団にはありません。

鶴舞公園の池

考え方

僕が今回取り上げるのは、セミナーとかで人を集め特定の商品やサービスの購入を促すような詐欺やネットワークビジネス等に出会った際の考え方の話です。
考え方はシンプルです。
誘ってくる人が何で儲けを出しているかを考えることです。
そして、それが分からない場合は話には乗らないことです。

自分でやればいい

よく先物取引のお誘いの電話勧誘ってないですか?
その際に利回りの説明で明らかに通常の投資商品よりも高い利回りを提示され、そんなに儲かるなら自分でやればいいのにと思うことありませんか?
当然先物とかの投資商品はリターンも高いですが、リスクも高いです。
それに「自分でやればいいのに」は事業者側には当てはまらないのです。
なぜか?
事業者は一般の投資家以上のリターンがその事業で得られるからです。
では、なぜ投資に誘うのか?
投資金額の原資を増やすためなんです。
投資金額の原資が増えることで彼らが手にするリターンも増えるが、全て手手持ちで投資するよりも投資家から集めることにより自分達のリスクを減らすのです。
リスクヘッジしつつリターンは、手持ち資金で投資した以上に儲けが手に入るということなんです。
だから、莫大なリターンの中から通常の投資商品以上のリターンを一般の投資家に還元したところで懐は痛まないのです。
先物は投資というよりもどちらかと言えば投機的商品と言えるので、手を出さないことが先決です。

名古屋港の対岸だったかな?

よく分からない

先ほども書きましたが、投資をする際にはこの「よく分からない」という感覚は重要です。
それと人は見た目で判断する生き物です。
その理由は人間の脳に入る情報の70%が視覚情報だからです。
騙す側はそのことをとても重視し演出します。
会場、服装、車、腕時計等を装飾します。
いくら贅沢な物を所有しているように装っても本当にその人の持ち物かどうかは分かりません。
所詮見えているだけの情報だと割り切り、信用の判断材料に入れないことをお勧めします。

本当の資産家

僕の数少ない経験の中でも本当の資産家というのは総じて地味です。
自分がお金持ってることをことさら自慢したり、SNSで発信したりしません。
その人達にとってそんなことは何の得にもなりませんから。
もし、派手な資産家がいる場合、その派手さは商売をする上で意味があるからです。
意味のないことを資産家はしません。
意外な人が資産家だったということがよく分かるのが、町内会などの地域のコミュニティです。
現代であっても町内会などの地域のコミュニティは、地元で商売をしている人が多くを占めます。
そういうコミュニティに入ると普段犬の散歩しているおじさんとだけ認識していた人が、地元に複数の不動産を所有していたりというのがよくあります。
それと一般人である我々には残念なんですが、富裕層は富裕層の中で商売を回すことが多いです。
なぜなら彼らが企業、事業のトップや決裁権を持つ人物であることが多いからで、話が早いからです。

僕が遭遇した詐欺

僕が生きてきた中で経験した詐欺の一つは、つい先日の出来事です。
夕方、帰宅途中に見かけたお婆ちゃん。
自分の鞄の中をゴソゴソと探し物をしている様子。
「どうしました?」と、声をかける。
そうすると、財布を無くしたからバス代を貸してほしいと言われた。
だが、その場所が良くない。
警察署の目と鼻の先だ。
「それなら警察がすぐ後ろにありますよ」と優しく教えてあげた。
その後そのお婆ちゃんが警察に行ったかどうかは分からない。
これが寸借詐欺ってやつだ。
人の善意に付け込んだ詐欺で、昔からある手法だ。
でも、こんな詐欺は騙されたとしてもせいぜい千円くらいのものです。
最近の特殊詐欺に比べれば可愛いものですが、皆さん気を付けてください。
他にもまだありますがその紹介はまたの機会に。

小魚を銜えた鷺

まとめ

世知辛い世の中で嫌になりますが、今の時代自分のことは自分で守りましょう。
ということで、今回はこの辺で。
詐欺の話ってことで、写真はサギです。

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