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長野県でリポーター兼会社員をしている私の仕事内容と長野県のいいところの話

この記事は Feedforce Group Advent Calendar 2022 の6日目の記事です。
クリスマスまでの25日間、フィードフォースグループ所属の有志がすてきなコラムを毎日更新している企画です!

昨日は、サラリーマン会計士さんの足柄テントサウナリポでした。
足柄でととのいたくてたまらなくなる記事でしたね!
また、私についてもご紹介いただきありがとうございます……!

改めましてこんにちは。私は、今年アナグラム株式会社に中途入社した中島菜々と申します。
現在、長野県に住んでおり、リモートで広告運用のお仕事と、並行してローカルタレントのお仕事をやっています。
三度の飯とビールが好きです。よろしくお願いします!

この場をお借りして、Uターンして複業している話や、長野県のよいところをお伝えします!
地方移住や複業を考えている方、またはローカルタレントになりたい方の参考になればいいなと思います。

(私が映った写真ばかり出てきますが、ご了承ください)

Uターンのきっかけ

故郷の長野市のシンボルは善光寺さん。冬はライトアップされるイベントも。こちらより

私の場合、地元企業に勤めるために帰ったわけではないので、Uターンにあたるのかな? と気になったのでちょっと調べてみました。

Uターン
転職においてのUターンとは、 都市圏以外の地方などで生まれ育った人が、 都市圏での勤務経験を経た後、再び生まれ育った土地に戻って働くことをいいます。
Uターン転職では、仕事に対するキャリアを望むというよりは、 結婚、出産、育児などに適した環境を望む場合が多い。
都市圏とは異なる充実した自然環境、教育環境の中で 人生を過ごしたいという転職希望者がUターン転職を多く行っています。

転職用語辞典

私の場合も、Uターン転職には一応当てはまりそうですね。
余談ですが、長野県では地方移住者に対して補助金が出るような制度があるのですが、私の場合は大学時代に東京に住民票がなかったという理由で補助対象外でした……。〇十万円貰いたかった……。
補助制度などを利用したいと考えている方はご自身の住民票がどこの市町村に何年あったかが重要みたいなので、注意してください。

大学で上京し就職後1年くらいは首都圏にいたのですが、その前職もフルリモートだったのでかなり時間に余裕がありました。
その時間を利用して何か面白いことができたらいいなあと考えたときに、高校生の時に地元女子高生リポーター的なお仕事をいただいたことを思い出し、県内拠点の芸能事務所に「テレビ出たい」とお願いしたら出られることになりました。
みなさんも、テレビに出たいときはそう発言することがまず第一歩ですのでぜひ実行してください。買わない宝くじは当たらないのと同じです。

こうして「長野でやること」ができたので長野に戻ったという流れでした。
元々あまり地元に執着があるタイプではないのですが、今となっては地元にしてよかったなと思っています。

ローカルタレントって何するの?

収穫最盛期のとうもろこし畑のリポート

私の場合は、情報番組のリポーターや、イベントMC、ラジオパーソナリティーなどをやらせていただいています。

なんでも屋」なところもあって、お仕事のジャンルも顔出しのものから声だけのナレーションのようなものもありますし、ロケに行ったら出演するだけではなくカンペ持ちなど撮影の補助もやります。

県内各地へロケに行き、美味しいものや話題のスポットをご紹介するのがお決まりの流れです。
食べるのが好きで、何にでも興味を持つやってみたがりな私にとっては何よりの環境です!

都会だと芸能活動をしている人もいっぱいいるので、専門的な感じが多いかもしれないのですが、地方だと少数精鋭・マルチで器用というイメージです。
親しみやすいキャラクターも大事です(私に欠けているもの)。
リポーターひとつをとっても、そのリポート内容は場所、食事、温泉・サウナなど多岐にわたるので、知識と語彙力がないとやってられないのですが、私はまだまだ勉強中です。

複業してよかったこと

広告運用は裏方で、出演者は表方なので、宣伝広報を軸に両面をお仕事にできるのがいいなと思っています。

相互作用があって、広告を作る側を知っているからこそ、撮影の意図が汲みやすかったりします。
また、撮影を通して様々な企業のプロモーション活動に携われるので、近いうちに広告運用やデジタルマーケティングにも還元できそうです。

また、芸能活動はどうしても不安定なものなので、ある程度安定した正社員でいられることで心の余裕もできます。
一方のお仕事がもう一方の息抜きになったりもして、今のところとてもよい循環ができていると思います。

芸能活動の方でも請求書を作ったりスタッフさんと連絡を取ったりの事務仕事があるので、そういったときに会社員経験があると強いですね。

さらに、地元で家族が近くにいるので何かあったら頼れる安心感もあります。
これが知らない土地での複業だったらかなり修行みが濃かったと思うので、ありがたい限りです。

地方移住のよさ

長野→東京→長野、と住処を移してみて、都会の便利さが大好きな気持ちは正直変わっていないのですが、地方のよさももちろん感じています。

1つめは、温泉にすぐ入れること。
長野県は掘ったら出るというくらい温泉がそこかしこに涌いていて、スーパー銭湯がたくさんあって最高です。
サウナ併設の施設も多いので、サウナーの方はぜひ。
(PR:最近信州のサ旅をおすすめする番組に出ました)

2つめは、車でどこへでも行けること。
電車が(ほぼ)ないのは不便要素なのですが、車の運転さえ身に付けてしまえばむしろどこへでも行けます。駐車場が豊富なので。
都会だと、公共交通機関で行きづらい場所や、荷物が多いときに車を利用したくとも停めるところがないこともありますよね。
満員電車に乗らなくていいのも嬉しいです。

3つめは、家賃などは安めなのに家にいる分には生活が大して変わらないこと。
家賃、固定費は安めみたいです。(水道代はごっつ高いです)
私は正直インドア派なのですが、家の中で過ごすのであれば、長野市はインターネットももちろん繋がっているし、Amazonは翌日に届くし、そんなに都会と変わらないです。
趣味をガマンしすぎず、地方のゆったり感も手に入れられてちょうどいいなと感じています。

山の中とかだったらまた全然違うんだと思いますが、私のような「便利さは捨てられないけど都会すぎるのもしんどい」という方には長野市がおすすめです。
ちょっと不便、ちょっと工夫がいる、くらいの方が生活にハリがでるのかもしれません。
東京まで新幹線ですぐですし、言うほど寒くないです!

ロケで出会ったグルメやおすすめスポット

ここからは、長野県のすてきなものをご紹介します!
高校卒業まで18年間育った地ではあるものの、Uターンしてから知ったものがたくさんあります。
(子供頃の行動範囲の狭さが理由だとは思うのですが、それにしても長野県のことを知らなすぎました)
大人になってから見ると街並みも変わって見え、感じ方も違うのでロケの機会で生活範囲外にもたくさん行けて楽しいです。

長野市‐たなぼた庵

こちらはロケで見つけたのではないのですが(いきなり)、お気に入りなので。

長野県と言えばお蕎麦ですが、ここは観光客向けというよりは地元の人向けな感じで、美味しくて飾らないお蕎麦をおなかいっぱい味わえます。
いちばんいいのは、蕎麦がしっかり冷たいことです。
蕎麦は冷たければ冷たいほど美味しいです。絶対です。

千曲市-戸倉上山田温泉

温泉地も多数ありますが、戸倉上山田温泉は昔ながらのレトロで味のあるまちです。
元々は企業の団体旅行で訪れる人が多かったそうで、スナックもたくさんあり渋めな感じです。
なんだかとにかく温泉が大量に湧いているらしく、どこもかしこも源泉かけ流しなので贅沢な気分に浸れます。

足湯併設のファミマがありますので、アイスコーヒーを飲みながら足湯なんてのも最高じゃないですか……?(飲酒はNG)

そして、なんといっても姨捨の夜景がとってもきれい!

棚田から見下ろした姨捨と善光寺平

棚田になっているので、小高い場所から見下ろすように街を一望できる大パノラマ。
ぜひ肉眼で見ていただきたい景色です。
ただし、11月にはもう極寒なので服装と時期はご注意ください。マジ寒いので……。

須坂市-フルーツ

こちらより

扇状地を活かして、須坂市はフルーツ栽培が盛んです。
みんな大好きシャインマスカットや、ナガノパープルリンゴなど!
収穫体験をやっている農家さんもいらっしゃるので、五感で楽しめます。

フルーツを楽しんだ後はぜひ「湯っ蔵んど」へ。
露天風呂の温度・広さ・眺めのどれもが最高で、ずっとここにいたいと思わせてくれます。サウナもいいかんじです。

喬木村-Sunday Sand

移動販売の手作りサンドイッチ屋さんです。
地域の美味しい野菜を豪快に挟んだ、見た目よし食べ応えよしのサンドイッチ
夏ごろに採れる「志げ子なす」という伝統野菜を使用した「志げ子なすサンド」をいただいたことがあるのですが、甘くてトロトロななすとうまみたっぷりがっつり厚切りベーコンの相性がたまらないです!

豆知識

長野って言わないで

ところでみなさんは「信州」という呼び方をご存知でしょうか。
県外の方からすると、長野県民ってやたら信州って言うな……と思いませんか?

これは単に、その方がかっこいいから言っているいるわけではなく、長野県において「長野」とは「長野市」を指すからなんです。

松本vs長野、的な県民内での対立もあって、県中部以南の人は特に「長野」と言われると長野市のことだと思って自分事化しないらしいです。
(県内に松本長野をそれぞれ拠点とするプロサッカーチームがあるくらい、バチバチです)

そこで、「信州」は長野県に住む人すべてを包み込むすてきな呼び方なのです。
信州大学、テレビ信州、信州割などなど。キリン一番搾りの「信州に乾杯」などもそうですね。
商品の名づけやプロモーションなど、ご注意くださいませ。
(ただ、FM長野は松本にあるのがトラップ)

とってもシャイです

県民性として、シャイでおとなしい人が多いらしいです。
自分自身が生まれながらの目立ちたがり屋なのであくまで聞いた話なのですが、人前に出るのが苦手だったり、コンサートなどで声を出すのも控えめだとのこと。

全国ツアーをやるアーティストによると「長野公演が盛り上がれば、あとはなんとかなる」そうな。
確かに言われてみれば、私も街頭インタビューをお願いしたとき恥ずかしいと断られることが8割なので、そういった傾向はあるかもしれないです。

みなさんは、長野県で路上ライブをやったり大道芸をやったり、コンサートをやってお客さんがシーンとしていてもそれはただの県民性なので、どうか落ち込まないでください
心の内で、めちゃくちゃ楽しんでいるはずです。

県歌みんな歌える

歌えます。
私は6番までの全編、ハモリパートも歌えるので、ハモってほしい人は声かけてください。

まとめ

ということで、地元で複業いいぞが伝わったかはわからないのですが、少しでも興味を持っていただけていたらうれしいです。
複業始めたいときは「やりたい」と口に出し、行動にまず移してしまうのがよいのかなと思います。勢いも時には大事。主張大事。
何をやるかによりますが、続けていく中でお互いのバランスが取れてきて、相互作用を生んでくれたら万々歳、って感じもありなんじゃないかなと。

いつか長野県にいらっしゃる機会があれば、この記事を参考にいただけたらと思いますし、これは強いお願いですがお土産はツルヤで買ってください
(ジャム、ドライフルーツ、調味料などなど美味しい高品質なPB商品が人気のスーパーです)

さて、明日はアナグラム株式会社のクリエイティブチームよりせんばさんのご登場です!
アナグラムの敏腕クリエイティブチームを率いてる方ですので、きっと面白くてためになるお話なんじゃないでしょうか。
Feedforce Group Advent Calendar 2022 7日目もお楽しみに!

ロック画面にしている南箕輪村の仔牛さん

おわり

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