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ミュージカル『スクールオブロック』♪

池袋の東京建物 Brillia HALLで上演されている、元気で明るいミュージカル『スクールオブロック』を観てきました。

公演ポスター
ダブルキャストが多いです。観劇日のキャストはこちら。


あらすじは…

売れないロッカー、デューイは、バンド仲間にもバイトの雇用主にもクビにされ、さらには部屋を貸してくれている友人夫婦にも追い出されそう……
と切羽詰まっている。
そこにかかってきた一本の電話を利用し、私立の名門エリート校の臨時教師になりすまして、生徒たちにロックバンドを組ませる。

2003年に映画として公開され、2015年にはロンドン・ミュージカルの神様、アンドリュー・ロイド=ウェバーのプロデュース(勿論、音楽も)によってブロードウェイでミュージカル化された作品です。『オペラ座の怪人』、『キャッツ』、『ジーザス・クライスト・スーパースター』などなど数多くのヒット作を生み出しているロイド=ウェバーの音楽の幅広さを改めて実感できます。
コロナ禍による延期を経て、ついに日本上陸となりました。
演出を手がけたのは鴻上尚史
全体を通して、ロックが元々「抵抗の音楽」だったことを思い出させる作品に仕上がっています。

序盤は、やや定型的に感じられるやり取りで、だれる部分もありましたが、物語が進むにつれて、デューイも生徒たちもどんどんパワーアップし、最後はノリノリで終わりました。
撮影OKなカーテンコールは一段と熱く、最後はバックで演奏しているバンドの「送り出し」の後奏を聴いて、気持ちよく劇場を後にできます。

カーテンコールの濱田めぐみさん。「夜の女王のアリア」を一節♪
同じくカーテンコールで、主役を迎える図


デューイを演じた柿澤勇人。パワフルな歌にロッカーらしい動きに、破天荒だけど繊細さと優しさを随所にのぞかせる芝居と、圧倒されるような熱量。
20分の休憩を入れて3時間近い公演ですし、一回演じたら、それだけで、どっと疲れることだろうと偲ばれる大活躍でした。
そして生徒を演じた子どもたちは元気いっぱいで、演奏も歌も本当にプロ。観ていてエネルギーをもらえました。
堅物を装っているけれど本当はロックが大好きな、捌けた校長先生に扮したのは「安定の高品質」濱田めぐみ。劇中で歌うのが一曲のみなのは勿体ないですが、その一曲が心にしみる、いい歌でした。カーテンコールで披露する「夜の女王のアリア♪」にはビックリ!
デューイの親友ネッド役の太田基裕と彼の恋人パティ役のはいだしょうこも振り切れた芝居で大いに舞台を盛り上げていました。


さてさて、エンタメ鑑賞恒例の「美味しいもの」です。
今回は劇場の目の前にあるお蕎麦屋さん「ならや」へ。
お蕎麦と共に鴨料理が売りのお店らしいので、鴨汁つけそばを頂きました。

熱い「つけ汁」に冷たいお蕎麦の組み合わせは最強


まだまだ残暑が厳しいですが、楽しい一日を過ごせました。


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