小さきものは、みなうつくし ~ 枕草子
「何も何も、小さきものは、みなうつくし」
「枕草子」の一節ですね。
古語で「うつくし」とは、もともと、親子や夫婦などが互いをいとしく思う肉親の情愛をあらわす言葉。これが平安時代になって、「小さく可憐なものへの、かわいらしいという思い」を表すようになったそうです。
表参道にある紅ミュージアムで明後日、7日(日)まで開かれている企画展『ミニチュア愛(らぶ)!』では、雛道具を中心に、そんなうつくしきものが大集合しています。
紅ミュージアムは、江戸時代から続く最後の紅屋「伊勢半本店」が運営する資料館で、小さなスペースながら見ごたえのある資料館でした。
公式サイトから、今回の企画展の紹介文を引用します。
「川内コレクション」を精選してご紹介。川内コレクションとは雛道具研究家の川内由美子氏が長年にわたって蒐集されたミニチュア雛道具を中心とする一群です。江戸の名店「七澤屋」の雛道具から昭和レトロな趣にあふれた日用品まで、眼福の”小”世界が広がります。
小さなモノ、巧緻な細工に惹かれる者たちよ、心ゆくまでお楽しみあれ!
上記のサイトでは、展示物の写真に、その大きさが分かるよう目盛が付されていて親切です。
個人的にツボにはまったのは、昭和の懐かしい家電のミニチュアです。
ミュージアムに行く前には、曇天ではありましたが、ほぼ見頃になった桜を代々木公園で愛でてきました。
他に水仙、ユキヤナギなども咲いていて、春を楽しめました。
最後に、恒例の美味しいもの
桜を観た後、表参道駅からほど近いスペイン料理のサングリアでランチを。
食前のドリンク、前菜盛り合わせ、海老料理(人気ナンバーワンのメニューだというこれ、コクがあって絶品でした!)、イカ墨のパエリア、デザートのクレマ・カタラーナ(クレーム・ブリュレのカタルーニャ版)、珈琲。
この内容で3000円を切るお値段、どれも美味しくて、さらにお店の外観や内装も凝っていて素敵という、とっても満足度の高いランチでした。
ミュージアムで「うつくしきもの」を堪能した後は、近くのカフェを何軒か物色して休憩タイム。季節限定メニューの「チェリーのジンジャーエール」で喉を潤してから帰りました。
一日付き合ってくれたEちゃん、楽しい時間をありがとうございました!
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