声優養成所に通っていた話
需要あるかなぁ?この話。
私が声優養成所に通っていた時の話。
10数年ほど前の話になるので、最新の声優養成所事情とは若干ズレがあるかもですが。
なんでこの話を書こうと思ったかというと・・・
今日ですね、お昼休憩の時にママさん社員数名がお子さんの進路について話をされているのを、ちょっと離れた席でボーッと聞いていたんです。
「〇〇大学を目指している」
「できれば就職してほしい」
「医療系の専門学校に行く」
etc⋯
お子さんの夢や保護者の希望についてのいろんな話が聞こえてきました。
うんうん。
もう11月ですし、高3の子なんかは進路が決まってなきゃいけない時期ですもんね。
そんな中で、私がピクッと反応してしまった発言が。
「うちの娘は声優になりたいって言ってて、〇〇県(お隣の県で地方都市)の養成所に友達と一緒に行きたいらしいんだけど⋯どう思う?」
⋯ほう?
すました顔でお弁当もぐもぐしていましたが「その話、KWSK!!!」と、デスクにめり込むほど前のめっていました。
心の中で。
そう。冒頭にも書いたように、かつて私自身が声優をこころざして声優養成所に通っていた経験があるから。
ちなみに、私はリアルではオタクであることをなんとな~く伏せているタイプです。アニメや声優の話が通じる相手には軽めの会話はする程度。
目指していたことも自分から進んで人に話すことはしていません。叶わなかった夢ですし、なんせ10年以上も前のことなので、私の中でもまぁまぁ古い自分史になってきている感じで。
「通いで行ってくれるなら金銭的に助かるし、在学中から声優の仕事する子もいるんだって。でもさ~声優って実際どうなの?アニメとか見ないから全然わからん。」
「え~いいじゃん!鬼滅とか出られるんじゃない!?」
「最近、バラエティとかドラマにも声優さんよく出てるよね」
「娘ちゃん、声かわいいしね」
この会話を聞いていた私の率直な感想はコチラ。
う~ん。
上京しないで地方都市の養成所かぁ⋯。
この情報化社会において、そのくらいの情報収集と決断しかできないなら、正直やめておいたほうがよっぽどいい人生送れるかと。
語気強めでゴメンなさい。
いい人生とは?という哲学もいったん置いておいても、声優養成所に通うということは夢や希望に満ち溢れた青春でもありますが、それなりのリスクも伴います。
もちろん地方の養成所が全部ダメというわけではないです!
地方の養成所からでも成功したプロの方はいらっしゃいます。確か白石涼子さんとか、そのパターンだったはず。
そもそも、声優のなり方や養成所がどんなところなのかなんて分からないのが普通ですよね。
目指してました!なんて人も、特に地方では周りにほぼいないのが普通だと思います。
あくまでもプロになり損ねた、かつてイチ志望者だった私の経験談ではありますが⋯
もしかして、一部の声優志望の子とその保護者の方には需要があるのでは?!
と、ちょっと下心を出してこの記事を書いています。冒頭で白々しく需要あるかなぁ?とか言ってますが(笑)
・どうやって養成所を選んだのか
・養成所ではどんなことをするのか
・先生やマネージャーさんから実際に言われたこと
・同級生のこと
・生活費を稼ぎながら養成所に通うということ
・当時の私が感じていたこと
・今、当時を振り返って思うこと
・私と同級生達の現在
こんなことについて、数回にわたってシリーズで書いてみようかなと思います。
あ、どこの地域の養成所に通うべきかについてですが⋯
これはもう自信を持って
///
東 京 一 択 で す ! !
\\\
と、私なら答えます。
最初から上京して、頑張って生活費を稼ぎながら東京の養成所に通って下さい。
あなたがまだ高校生なら、今からバイトして上京資金を貯めておくとベストです。
このあたりの理由は次の記事で書きますね。真剣に声優になることを考えている人にとっては当たり前すぎる内容なんで、わざわざ書くほどのことでもないんですけどね( ˊᵕˋ ;)
今も現在進行形で頑張っている子達がたくさんいる“声優を目指す”ということについての私の体験談、興味のある方にとって少しでも参考になれば幸いです。