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【初心者向け】ロードバイクに2年以上乗って学んだこと 第2回目 ~効率的なペダリング編~


効率的なペダリング:足の使い方

「なんか足が気怠いなぁ~」
お尻の痛みに、ある程度慣れてくると長時間または長距離を乗るようになります。
そして、”足の気怠いさ”、”疲れやすさ”が気になってきます。

この現象の原因ですが、大体の原因は次のどれかです。

  1. 足が出来上がっていない

  2. 軽いギアで、ペダルを不必要に回している

の「足が出来上がっていない」に関しては、乗って鍛えるしかないです。
しかし、②の「軽いギアで、ペダルを不必要に回している」ついては今から意識して変えられます。

軽いギアで、ペダルを不必要に回している

お尻の痛みにも関係してくる話になります。
ペダルを足で踏んだ時に、一切抵抗が無く
空転したような状態に覚えは無いでしょうか?

これは、今設定している自転車のギアと、
ご自身の足(エンジン)の踏む力がかみ合っていない状態です。
(=効率的にペダルを回せていない)
ペダルが空転すると、車輪の回る速度が上がらないので、平坦や上り坂だと当然、自転車の速度も上がりません。

理解しやすいように、たとえ話をします。

仮に、ペダルを1周回すごとに、自転車の車輪が2回転するとします。
(ギアの比率が、1:2)
次に、坂道などで車輪が勝手に回っている状態をイメージしてください。 この時、ペダルを1周回すのにかかる時間よりも早く、
車輪が2回転以上すると空転します。
つまり、無駄に1回転ペダルを回したことになります。

自転車のギアの不思議な特性として、車輪の回転が速ければ速いほど、
重いギアでペダルを回した時に軽くなります。
仕組みとしては、前回お話しした「空転」の延長線上の話になります。
前回:

仮にペダル1回転で、車輪が6回転する重いギアで回したとします。
このとき車輪がペダル1回転にかかる時間で、既に3回転のペースで
車輪が回っている場合、半分の力で回せることになります。
(3÷6 = 0.5)
これが、止まっているときに比べて、走っている時の方が、
重いギアでもペダルが軽く感じる理由です。

そのため、最適なギアの選択が必要となります。
最適なギアの指標ですが以下となります。

  • 自分が無理なくペダルを回せる回転数で、

  • ペダルを踏んだ際に、少しだけ「グッ!」とした抵抗があり、

  • 現在の速度域(車輪の回転数)よりも少し速くなる。


【総括】
このように、最適なギアを選択することで、以下の利点があります。

  • お尻に優しい 

  • 足を無駄に回さない(動かさない)ので、疲れにくくなる

  • 重すぎるギアで回さないので、膝が痛くならない

  • ペダルが重くならないので、足の自重が使える

  • 車輪の回転よりも、少しだけペダルを早く回すので緩やかに加速できる


次回は、「ペダリング:「落とす」と「踏む」の違い」編をお届けします。
(尻切れトンボになってしまった・・・)


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