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移住してみて  照明と壁の関係について

オットット( = 夫 )は、素人ながら、独特のセンスを活かして、今回、プロも認めるバランスのとれた和の家を建ててみせた。
プロも認めると言ったのには理由がある。
我が家の建築施工管理を請け負った会社の社長さんが、我が家を新しいお客さんの見学先に選んでくれて、連れて来てもいいか依頼されたのだ。

デザインだけではなく、使い勝手も良い。
それは住人である私が認めている。
居心地の良い落ち着いた家だと思う。
ただ
私は一切、この家に口出ししていない。
一番楽しい、ああする、こうする、に
一切加わっていない。
様々理由はあるのだが、本題からずれて行ってしまうのでココでは詳しく述べない。

センスについては信頼していたのでオットットにお任せしたが、それでも
移住という選択も含めて、
私としては面白くないことがあるので
完成するまで、アレヤコレヤいちゃもんをつけていた。
(納得するのと感情は別だからですね~)

白っぽい明るいのがいい私と
暗っぽい和がいいオットット
私が全て譲歩したのだ。
(ここ強調しとくところですね)

いちゃもんをつけた事柄の一つに
レストルームいわゆるトイレの壁の色があった。
濃~い茶色のタイルを腰の高さまで貼り、天井を含めそこより上にグレーの珪藻土を塗ったのだ。
私はイヤでイヤで、
こんな暗いトイレに毎日入るのかと思ったら気分が憂鬱になった。

そして、生活が始まり、そのトイレを利用するようになったら、
何か 落ち着く    のである?

最初、理由がわからなかったのだが、
ある時、その理由がわかった。
照明だ !!
電球色のLED、これがグレーにあたると
何とも言えない落ち着いたグリーンになるのだ!
工事中は蛍光色だから、グレーはそのまま暗い鼠色として目に映る。
だけど、照明をあてると色が変わるのだ。

結果オーライ というか
とても気に入っている。悔しいけど仕方がない。
知り合いが来た時もトイレの壁の色を褒められた。
まんざらでもない。
自宅が褒められれば嬉しいものだ。

こうやって、一つずつ、自宅の違和感が解消されて今に至るのだけれど、
照明の遊びが暮らしやすさに影響することを、この後も実感するのだった。

照明って大事なんだ

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