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本の紹介 『恋の聖地 そこは最後の恋に出合う場所』

今日は久しぶりに本のご紹介をします。
『恋野聖地 そこは最後の恋に出会う場所』新著文庫

この本はアンソロジーです。原田マハ、大沼紀子、千早茜、窪美澄、柴門ふみ、三浦しをん、

瀧羽麻子の7人の女性作家の短編集です。短編と言ってもたぶん400字詰めにすると50枚くらいの作品だと思います。

三浦しおんさんの『聖域の火』広島の弥山が舞台になります。なぜ、主人公は毎週旅行に行くのか? 読み進むとわかります。弥山は、私も昔、ライター時代取材で宮島に行き、スーツ姿で登った山です。広島の被爆者の取材でした。

大沼紀子さんの『たわいのない祈り』千葉県の鋸山に登ってみたくなりました。

原田マハさんの『幸福駅 2月1日』は出稼ぎに行ったまま帰らない夫を待ちながら、娘を育て、義理の母の面倒見ながら、国鉄駅の改札で仕事する女性の切ない女心が描かれています。かなわぬ恋の切なさ。

忙しい人でも短編集ですので、手軽に読めると思います。お時間のある時、ぜひ、読んでみてください。どの方の作品も面白いです。

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