見出し画像

見栄なし投資法:[愛とお金の交差点]

今日は、人類永遠のテーマ、アイや「愛」!映画好きのオバちゃんは、結構昔の映画も見てまっせ。旦那から狙われるヒッチコック映画「ダイヤルMを廻せ!」を教訓にしてるから、実は、愛しのダーリンにも実質いくら貯蓄持ってるか言うてへんのよ。

もし、オバちゃんいきなりあの世に呼ばれて遺産入ってきたら、ダーリンびっくりすると思うわ。相続税の払い方なんか分からんやろうから、オバちゃん、きちんと税理士と弁護士に相談せなアカンけどな。

大体やね。オバちゃん、なんか偉そうにお金持ちのフリしてブロ〜グとか書いてるけれど、全然大したことあらへんの良くわかってんのよ。というのも、オバちゃんの友達の、友達の、またその友達の中に、外国人の大金持ちの知り合いがいんねんけどな。

あ、まず「大金持ち」っていうのをどんな人を言うか定義しておかなな。オバちゃんが「大金持ち」って呼ぶ人たちは、基本的に、働かんでも家族を養っていける蓄えがあるとか、自分が働かんでも収入が入ってくるシステムが出来上がっているとか、それがまあ最低親類家族三世代の人生分くらいある人のことやな。そういう大金持ちの人たちは、「トラストファンド」ていう仕組みを作ってはって、一代っきりで使い切ったりできひんよーになってるらしいわ。

そういう家の子供たちのことを、「トラストファンドベイビー」とか呼ぶんよな。で、オバちゃんの知り合いの友達の友達の友達が、そういう人たちやったってこと。

「大金持ち」って言うと、エエ服着て、高級車乗って、って思うやん?ま、そう言う人もいてはる。でも、みんながみんなそう言う訳でもないらしくって、オバちゃんの知り合いのそのベイビーちゃんたち(皆んなもう大人やけど)は、大きいけど古くて結構くっら〜い家に住んではるんよ。洋服も古着が好きで、流行りのトレンドにはほとんど興味がないねんて。オバちゃんが思ったのは、元々お金に困ってない人って、お金で買えるもので、他人からかっこいいとか羨ましいと思われるのを避ける傾向にあるんよね。

ちょっと突き詰めて考えると、そりゃそうやな。ダイヤモンドの大きなものを持ってるからって、好きだよ、って告白されても、ダイヤモンドが好きな人しか寄ってけーへんてことやし、むしろお金を持ってるからこそ、素の自分を承認してくれる、愛してくれる友人やったり恋人探しが大変に違いない!

一般人には無縁のそう言う深層心理って複雑やんね〜。お金がいっぱいあったら幸せやろうなあ、って思っている人が圧倒的に多い世間の常識やのに、お金いっぱいあったら幸せになるどころか、他人のこと信用できなかったり、孤独感や猜疑心が芽生えて、精神が病んでいくって言うことも多いって言うんやから、お金の多さと幸福は決して比例関係ではないんやねぇ。

また好きな映画の話で悪いけど「ワシントン・スクエア」っていう、大金持ちの遺産を受け継ぐ一人娘の恋愛と、親子の確執がテーマの結構ショックやった映画のことが思い出されるわ。「貴方は、私のことが好きなの?それとも私のお金が好きなの?」っていう、永遠のクエスチョンやがな。オバちゃん、お金全く持っていない高校生の頃観たんやけど、主人公の大金持ちの女の子に感情移入してしもうて、可哀想でなあ。なんか、真の愛を見つけるためには、何にも持っていない自分はラッキーやなあ、って思たことあるくらいよ。

そして、それは今でもそう。一緒になってから30年近くなるダンナ。時々腹立って、今晩のおかずにヒ素入れるぞ、って心で呟くこともあるけれど、何も持ってない時の私に結婚する?って聞いてくれたってことは、ま、きっと、真にワタシのこと好きなはずや。

でも大金持ちは、そのプロポーズの後に「プレナップ (離婚や死亡しても配偶者に財産分与がされない契約)」も告げなアカン。

想像してみてや。「君に夢中だ。心から愛してるよ。結婚してくれるかな?でも家族のお金だから、離婚しても君には一円も渡せないんだ。分かってくれるよね?」

いや、それ、女性からしたら、はぁ?ってなるよねぇ?いや、お金くれへんからと言う部分じゃないんよ。結婚してほしい、やのに、離婚の設定付き?しかも家族のお金って、マザコンどころか、その後ろに見え隠れするコントロールフリークの家族付き?全然私に夢中ちゃうやん!!て白けまくるよね?

それに比べたら、ダンナ、オバちゃんの口座に幾ら入っているかなんて、全然興味ないみたいやし。この間も、もう何十年使ってるあんまり冷えへん冷蔵庫、買い替えへん?て言ったら、幾らすんねん?まだ冷気出してるぅ言うて、昔から全く変わらへん。

ま、急にオバちゃんがダンナより金持ちになってるって気づいて、あ、あれ欲しいなあ、あ、サンカラゴいつもより綺麗だよ、愛してるよ、って聞いたら、真の愛なんかお金への愛なんか分からんよーになるやん。裏切られたような気がするかもしれん。

だから、オバちゃん、真の愛のために、世間にも[オバちゃんの隅っこ暮らし投資法]やけど、家族の目にも触れんようにしてるんよ。それにホンマの大金持ちからしたら、オバちゃんの蓄えなんか、端金 (はしたガネ) ちゅやつや。それに、いつも言う通り、その数字の大きさで幸せ測ったらアカン

あの映画でも気づいたことある。大金持ちの子供たちって、側から見れば羨ましい以外の何者でもない境遇やねんけど、おんなじような心の病を抱えてることが多いんやで。オバちゃんの知り合いもそれや。働かんでも毎月トラスト銀行からお金が振り込まれてくるから、就職活動もせずに、いろんな大学に転校転校って、30歳過ぎるまでずっと学生やった。食べていくためにお金を稼がなきゃいけない。素敵なお洋服が買いたい。そのために働かなければいけない、という理由も目的もない訳なんね。それって、人生の目的を探すことに似てるような感覚に近いんかもしれんなぁ。

私はアルコール漬けになって、ハイソで身内のゴシップにずっと関わっている親のようにはなりたくないって、学校出て、社会人になって働く人もいっぱいいるんやけど、途中仕事で理不尽な目に遭ったり、嫌な気持ちになったら、普通の人よりもずっと簡単に離職してしまう確率が高いらしいわ。

ま、そりゃそうやわな。ああ、来月の家賃払わんな、子供の学費稼がな、次の休暇に友達と旅行行きたいわ、ってなったら、ちょっとくらい上司に嫌なこと言われても、お客さんに怒られても、給与明細思い出せば踏ん張れることもあるわな。少なくともオバちゃんはそうやったで。

ところが、そういうことを我慢する必要がないベイビーちゃんたちにとっては、そう言う一つ一つのことが大変なエピソードになってしまうんよね。だから、お金に困らないことによって「人間関係」と言う問題が、人生で最大の問題になっていくんよ。

だから、ちょっとした他人からの言葉に傷つき、なのに他人からの注意を異常に欲しがったり、自分の背景に近づいてくる人の甘い言葉を本気に信じたり、その逆やったり、思い込みが激しかったり、もう感情が起して伏して、ぐちゃぐちゃや。確かにお酒が必要になるんかもしれん。

そして、こちら側としては、そう言う人が周りにいたらどう思う?ややこしいやん?そりゃ、まともな人は皆んな離れていくやんな〜。でも、そのことがより一層彼らの孤独感と猜疑心をヒートアップさせるんよ。だから、大金持ちの子供たちの離婚率・アル中率・麻薬中毒率ってめっちゃ高いらしいわ。もしかしたら、スラム街の子供たちの中毒率と変わらんのちゃうか?現実逃避が必要と言う点では共通してるやんけどね?

つまり、人生の幸せはお金に関係してるって言う側面はあると思うんよ。でも、それは多いから少ないからと言う単純な比例値ではないと言うことははっきり言える。だから、ここで学ぶ教訓があんねんよ。結局口座の中にどんなに大きな数字が入っていても、逆に入っていなくても、アルコールや薬に頼るしか苦しみを取り除く方法がないように感じた時は、もう1回だけ自分には「選択する権利」があること思い出さなアカンで。

お金があれば幸せになれる、と思われがちやけど、あるからこそ孤独になり、疑い深くなり、現実から逃避したくなるって言う確率も高いんやから、お金に自分の幸福感をコントロールさせない意識ONにすることが大事なんちゃうかなあって、オバちゃん、ベイビーちゃんたちが、楽しかったはずの会食後にものすごい数の睡眠薬やら抗うつ薬の処方箋薬を飲んでるのを見る度に気の毒に見てるんよ。何もよー言わんのやけどね。

経済の需要供給の曲線図があるやん?市場価格いうのが決まるやつね。愛とお金の交差点は、あれに似てるような気がしはらへん?お金ありすぎて真の愛が少なく感じたり、お金なさすぎても愛さえあれば耐えていける、って。でも、ホンマは違うんやと思うんやわ。

ちょうど良いくらいにお金があって、喧嘩や苦労もあるけど信頼と愛があって、、、まあ、そんなん理想でしかない、とか、やっぱり愛よりお金がある方がエエと若い人は思いはるかも知らんけど、オバちゃんの年になってくると、なんかね、お金ない時でも好きや言うてくれて、しょーもないことで喧嘩して、もう絶対別れてやるぅぅぅ、って思っても、思い直したらお互い様なんかもなあ、と思えてきたり、寧ろ自分みたいな大飯喰いのお腹テップリ中年オバちゃんに、よー我慢してくれてるわ、と、まさかの反省さえ起きてきたりしてな。

昭和に育って、老若男女皆んな好きやった山口百恵が、本当に美しく歌った「秋桜」の歌詞で、お母さんが明日嫁ぐ私に「苦労はしても、笑い話に時が変えるよ。心配要らないと笑った〜🎶」っていう話って、ホンマやなあ、って、株とおんなじ。激情型に自分のいっ時の感情なんかに反応したらアカンのやなあ、思うんことあるんよ。

トマス・スタンリーさん著書の「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」にも書いてあった。一般人がイチから1億円貯めようとする時、夫婦仲が良い方がずっと確率が高い、って。

なんか納得やわ。つまり愛とお金は、反比例するように見えることもあるけれど、それは遺産とか自力で増えた数字ではない人の経済事情と愛情の行方の交差点であり、普通の一般人は、愛とお金は交差しないどころか、一緒にいる家族と喧嘩しながら愛情育てる時間に比例関係にあるんかもしれんなあ。

そうと分かれば、ウチの旦那に今夜もう1本ビールの賄賂足して、愛情増やさな!一番返還金が期待できる安い投資や。ねぇ?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?