おれは彰子さま

外廊下の柱に絶望視しながら「とうとう来たか…」とつぶやくヒゲの無い痩せぽっちの貧乏貴族の美男子は、妻の源倫子を構えさせて座らせる。

平安時代後期の朝は庶民の声が聞こえて商売や藤原彰子のご入后なされる噂でもちきりに藤原道長は胸が張り裂けそうで動悸が激しくなりつつある理由は、数え年12歳でも身長と体型が他の子供と比べて別格の絶世の美女の豊満な胸とくっきりなくびれ、ガッチリの体つきで、男女問わずの美男子ぷりの品のある中性的な日本美人の形相で、男装し大人の美女を欺いて百合的に強姦する心優しくても、武士の心構えのあるガキ大将の暴れん坊で癇癪持ちの藤原彰子が原因にやつれるイケメンパパの藤原道長。

「彰子(あきらこ)がご入后されるのはめでたいことですよ貴方…。」

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