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ギフテッドが苦しむ理由とその乗り越え方③~凡人であることを受け入れられない~

こんにちは~ 200記事到達記念シリーズの第3弾です。ギフテッドが苦しむ理由の一つに『凡人であることを受け入れられない』あるいは『特別でありたいという願望を捨てられない』ことがあります。本記事で伝えたいことは、『天才になんてならなくてもいい』ということです。本シリーズ第1弾と第2弾も読んでいただけると嬉しいです。


『頭がいい』だけで食べていけるほど世の中甘くない

知的探求心が強いタイプのギフテッドは
貪欲に知識を吸収し
学業成績が優秀であることもあります

恥ずかしながら僕の話をすると
塾・習い事ゼロ・勉強はほぼ宿題のみで
気がついたら全国模試で2桁順位になり

すべり止め受験なしで
京都大学1発合格でしたが

勉強ができることを鼻にかけた
完全に『嫌な奴』でした

いや勉強ができることだけが取り柄なので
それにすがっていた感じでしたね

結局ドロップアウトして
精神病院に長期入院し
アルバイトから這い上がってきましたが

『勉強ができる』程度の才能では
仕事では何の成果も出せないことを痛感しています

今は社内転職状態で
今までの経験が役に立たない部署に配属になり
四苦八苦しています

いくら勉強ができても
先輩たちに教えてもらわないと
分からないことだらけなのです

傲慢な才能持ちよりも
謙虚な凡才の方が成果を出せます

「知識があること」と「知識を成果に繋げること」には大きな隔たりがある

仕事をしていて思うのですが
京都大学の入試問題と実際の仕事とを比べると
仕事の方が断然難しいと感じています

入試問題には正解が用意されている一方
実際の仕事は厳密な正解がないことが多いからです

僕が謙虚でいられるのは

『結婚して子育てをしている人』
『仕事で成果を出している人』

こうした正解のない問題と
向き合い続けてきた人の方が
僕よりもずっと凄いと思っているからです


前回記事でも書きましたが
いくら勉強ができて知識を持っていたとしても
現実は理論通り教科書通りには進められません

知識を持っているだけで
成果を出せるほど世の中は甘くないのです

何かしらの才能を示したギフテッドは
社会に出る時に
この壁に跳ね返されることが起こりえます

これが『才能を伸ばす』ことを謳う
ギフテッド教育が抱える大きなリスクだと
僕は考えています

才能はあったとしても
よほど突き抜けたものでない限り
才能を発揮するには
周囲の理解と協力が必要で

若かりし僕のように
才能を鼻にかけた傲慢な人間では
成果を出すことは難しいです

まず平凡であることを受け入れて謙虚になること

僕が自分を褒めてあげたいと思うのは
ドロップアウトした時に
京都大学出身のプライドを捨て

障害者雇用でスーパーのアルバイトから
自分を育て直したことだと思っています

日本はドロップアウト者には
優しくない社会ですが

自分の状況をいったん受け入れ
その上で一つずつ課題をクリアしていきました

27歳無職正社員歴なし
なおかつ奨学金借金500万円という
絶望的な状況ではありましたが

プライドを捨て謙虚になれたことで
多くの人に助けてもらうことができ
這い上がることができました

同じようにドロップアウトして
苦しんでいる人に伝えたいのは

凡人であることを受け入れて謙虚になり

明日を今日よりも成長して迎えられるよう1日1日を大切に積み重ねる

ことです

もしかしたら周囲から期待されていたがために
『特別であらねばならない』と
自分を追い込んでいて

理想と現実とのギャップに
苦しんでいるかもしれません

ですが目標はいったんおいておいて
目の前の課題を一つずつクリアすることに
集中していきましょう

ドロップアウトしているような方であれば
課題はおそらく対人コミュニケーションだと思いますが

1日1日を大切に積み重ねていけば
きっと状況は好転していきますよ

まとめ

ギフテッド児が「才能」を示したとしても
「才能」で食べていけるほど
世の中甘くはありません

才能に溺れて傲慢にならずに
むしろ謙虚な「凡才」の方が
成果を出しやすいということを理解し

平凡であることを受け入れた上で
周囲から協力をもらえるような
人間性を持てるよう

目の前の課題に真摯に取り組むことを
1日1日積み重ねていくことで

『特別な人間になる』とはいかないまでも
幸せな人生を送れると思います

『ギフテッド』なんて仰々ぎょうぎょうしい呼び名に
縛られずに生きてほしいですね

今回はここまで!
本シリーズは次回に続きます
ではまた!

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