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強迫性障害:再発

前がき

今回は、強迫性障害が再発したときのことを
お話できればと思います。

結構、期間が空いてしまったので
前回の記事もよければ一読いただけたら嬉しいです。

再発したのは、いまから3年ほど前でした。

私のなかで不安になることがでてきて
それ以降、少しずつ症状が出て
ひどくなっていったという感じです。

最初は、強迫性障害という自覚はそれほどなく
もしかしたらそうかもなぁくらいの認識です。

ときどき、周りに相談すると
そんなん気にしすぎやでと言われても
心のどこかでもやっとしながら
見て見ぬふりをしてきました。

ただ、いよいよそうもいかなくなってきたとき
医師から強迫性障害と診断されて
少しほっとした気持ちになりました。

心療内科に行くまで
詳しく調べていなかったのですが
強迫性障害には、いくつか特徴があることが分かりました。

具体的な特徴と当時の私の行動を当てはめると
以下のような感じです。

強迫性障害の特徴

1.不潔恐怖と洗浄

       会社から帰るとひどく
  自分が汚れている気がしていて
  速攻、お風呂に入っていました。
  実際に体が汚れているとかではなく
  気持ち的に穢れているという意識があって
  それをそぎ落としいたという
  感覚が強かったです。
  (お風呂に入るのは良いことだけど…)

2.加害恐怖

  歩いている人や自転車に乗っている人を
  追い越すとき、もしかしたら
  引いたんじゃないかと心配になって
  車を停めてでも確かめずには
  いられなくなりました。

3.確認行為

  家の鍵閉めたかなや
  給湯器のガス止めたかなぁって
  何度も確認してしまうし
  家を出発してもそういえば
  あれは確認したかなと
  不安になり家に戻ってしまうことは
  よくありました。

4.儀式行為

  自宅で椅子に座る瞬間や
  玄関の扉を閉める瞬間に
  嫌なことを思い浮かべたら
  良くないことが起こるという
  思い込みがあって
  良いことを想像できるようになるまで
  何回も同じ行動を繰り返していました。

5.数字のこだわり

  前を走っている車のナンバーが
  不吉な数字だったら
  すぐに車線変更もしくは
  目的地まで遠回りしてでも
  ルート変更していました。
  あと、ライブチケットを
  申し込むときなどに、特定の時間
  スマホの充電は何%のときじゃないと  
  ダメみたいなルールがありました。

6.物の配置・対称性へのこだわり

  これはこの場所じゃないと
  穢されてしまうみたいな
  思い込みがありました。

今は、落ち着いている症状がほとんどですが
こうして書き出してみると
このときの私、生きづらそうだなぁと思います。

とにかく、あらゆることに不安を感じやすく
なんの根拠もないのに
自分はいつかひどい目に
あわされるんじゃないかと不安になり
眠れない日もありました。

終わりに

強迫性障害の治療においては
薬を使わない認知行動療法もあるのですが
症状がひどい場合は、やはり服用するのが
手っ取り早く治療効果が見込めると思います。

かく言う私も、
薬のおかげで症状がかなり落ち着きました。

とりあえず
上にあげた行動はほとんどしなくなりました。

数字を気にするのは相変わらずですが
以前よりは、はるかにマシです。

完全に自分ルールが
なくなったわけではありませんが
それでも以前よりは
生きやすくなったなぁと思います。

あと、強迫性障害に限らずだとは思いますが
症状を根本的に改善するのに
一番大事なことは
環境を変えることかなと思っています。

私自身ずっと
変えなきゃ変えなきゃと思いながら
もう数年経っているのですが
そろそろ、その決心もつきそうです。

その際は、また記事にできればと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


読んでくださる方にくすっとなるお話やへぇ、そうなんだとなるような内容をお届けしたいなと思っています!