私の学び直し

ブロッコリーの葉っぱの上に
雨粒がのってるよと教えてくれた。

立ち止まって見ないと気付かない綺麗なもの。

暗いと見えないけど
太陽が出るとそれが青いとか
雲で隠れて暗いとか
太陽の光が教えてくれる。

私は幽霊保育士になって
暗い部屋に閉じこもって
ラジオばかり聴いていた。

ポケットラジオを手に入れて
ラジオを持ち歩いて
外に出るようになった。

外に出たら
意外と起きている人はいることを知った。

窓に灯りが見えたり
歩いてる人、走ってる人。

夜中まで飲んで酔い潰れてる人。
夜通し仕事をしている人。

私みたいに病気で寝てる人もいるかもしれない。
でも、みんな生きている。

幽霊なんて恥ずかしいと思ってたけど
頑張ったんだねと褒められて
今日も散歩に来て偉いねと褒められて
顔見知りになると色々教えてくれた。

あなたはまだ若い！
これからなんだってできる！
無理せず自分のペースで進めば良い。

止まらず進め！という人。
のんびりやりなさいという人。

ただネットで調べたことを噛み砕いて伝えたら
やたらと感謝されて
スマホを渡されて
これで調べて！と言われたり
私でも人の役に立つんだなぁ…
保育園で下がり切った自己肯定感を
少しずつ取り戻した。

私は意外と物知りらしい
どんなジャンルでも一応話が通じるからと
どんな方も一言二言話しかけてくれる。

会えなかったから寂しかったんだよ
サボっちゃダメだよ〜
そんなふうに言ってくれるおじいちゃん

あなたに会いたいから早く出てきたのよと
言ってくれるおばあちゃん

私も会いたかった！と
初めて待ち合わせして公園でコーヒーを飲んだ。
すごく楽しくて

今朝は仲良しのおばあちゃんの旦那様と
お花見ピクニックの約束をした。

あったかくなったらみんなで山に登って
山頂でお茶会をするピクニック。
ビール飲んでも良いし、コーヒーでも甘酒でも
好きなもの飲んだら良いよね〜と盛り上がり
それは頑張って体力つけなきゃ！と
みんなで笑顔で
また明日ね〜と別れた。

今日も良い日になるね〜
と口癖のように言うおじいちゃん。
私にとってはすでに良い日になったなと思って別れる。

くだらない駄洒落に大笑いして
可愛い犬を愛でて
花を見たり
風を感じたり
鳥を見たり
季節のフルーツの話をしたり

服装で季節を感じて
鳥の動きで季節を感じて
風の動きで天気を読む。

人間はそうやって生きていて
でも、便利になって色々忘れてしまって
でも、自然が大切なことをたくさん教えてくれる。

真っ暗な部屋で止まっていたら見えなかった世界と
忘れてしまっていたことがたくさんあった。

お散歩仲間のおじいちゃん、おばあちゃんに
たくさんの知恵を教えてもらって
私は前に進む決意ができた気がしてる。

また失敗するかもしれないけど
失敗は成功のもと！
また止まって出直すのも良い。

人生はまだ正午頃。
終焉の夜更けまではまだまだ時間がある。

競馬好きのおじいちゃんが
競馬の賭けは入場料だから
惜しまず賭ける！と嬉しそうに言っていた。
それって立派なポイ活です。
いつもありがとうございます！と伝えたら
そうかそうかと笑っていた。

稼いだお金は使ってから終焉を迎えて欲しい。
だって、頑張ったお金は自分自身に使って欲しい。
でもみなさん口を揃えて
もう物は何も要らないと言う。

足るを知る。
戦後の苦しみを知っているから
物に溢れたこの時代は生きにくいんだろうな。。

良いものを大切に使う。
長く使える物にお金をかけて
消耗品はじゃんじゃん使ってリサイクル♻️

それがこれからの時代に求められること。
SDGs♻️

私が幽霊保育士になって学んだことを
正しく伝えられる力を持つために何をすべきかを
ゆっくり考えてみよう。
保育士として働かなくても
伝えたいことは何も変わらない。
正しい情報を伝えようと世の中も変わってきている。

すずめのとじまり見に行かなくちゃ！

気の向くままに
誰の真似でもなく私らしく！
時々泊まりながら
散歩でウサを晴らして生きていこうと思います。

長らく続いた私の学び直し。
まだまだ続く学び直し。

生涯学習は最期のその日まで続くよ
世界中どこまでも。

幽霊保育士は卒業して
元保育士として新たな道を進みます！
ラジオの世界でだけ
幽霊保育士を名乗ろうと思います📻

ラジオネーム　幽霊保育士
note name キャロル

たくさんの名前を持ってる人生って
なんか素敵かもしれない｡