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台湾到着

◆台湾ロケスタート
 `やっとこさ台湾に到着してからの話です。生活面と仕事面どちらから書こうかなーと思ったんですが、まずは着いた当初の仕事の話からしていきたいと思います。

◆髪を切る
 テレビ東京のハックツベリーという番組がロケの撮影についてきてくれて最初の一週間くらいは毎日朝から晩までロケやらなんやらをしていました。                   台湾二日目の朝から早速ロケスタート。まずは台湾っぽい髪型に変えようと言う事で、「台湾で流行りの髪型にしてください」とお願いし二人ともカットしてもらうんですが、僕は中国語が出来ないので店長さんとの会話はほぼ相方任せ。僕はずっと「グッド?」「OK?」「グレイト?」みたいな片言の英語でリアクションを取っていました。今見るとこれがまあ恥ずかしい。その時の僕としては何か言わなきゃと必死だったんですが、今見ると調子乗ってるやつにしか見えず、「グッド」や「OK」はまだしも「グレイト」に関しては顔覆いたくなるくらい恥ずかしくて、今後英語圏に行く機会があったとしても「グレイト」は封印するかもしれません。
 結果上の写真のようなソフトモヒカンに。「おいおいこれが台湾お洒落なのか!!」とちょっと引いてましたが、店長さんは逆に控え目にしてくれてたようで後日もう一度行ったら更にバリカンで刈られて、その後数年はソフトモヒカンでの台湾生活となりました。でもその店長さんはとてもいい人で、言葉が分からない僕にも優しく接してくれて台湾二日目から今日までずっとそのお店で髪を切ってもらってます。一時はタダで髪切ってくれる上にお店に言ったらチャーハンをごちそうしてくれる、行けば行くほど店のマイナスにしかならない奴をずっと気にかけてくれて、台湾が好きにさせてくれた恩人の一人です。
 
◆フェイチャンハオ
 その後も毎日ロケの日々。ただ僕らのロケには大きな問題がありました。他の国はロケに通訳さんがついてきてくれてたんですが、僕たちの売りは相方が中国語を話せると言うところだったので、僕らだけ通訳さんがつかず相方の語学力任せになっていました。ただ肝心の相方も中国語をちゃんと話すのは10年ぶりで自分が話すので精一杯。ロケ中に僕に通訳する余裕は無く、僕はほとんどのロケを頭から終わりまで何が行われているのか全く分からずに撮影に挑んでました。周りは笑ってるけど僕はどういう状況か全く分からず、「フェイチャンハオ、フェイチャンハオ、ウォー」とか言って笑顔で踊る人達に対し意味も分からずただ合わせて笑う自分(意味が分かると非常好と言う私たちは素晴らしいと自分を鼓舞して元気を出す踊りでした)。
 ただただカメラを持ち相方を撮っているので撮影後「写真撮ってください」と言って貰ってもスタッフさんだと思われ携帯を渡されそうになる。
 元々僕らコンビの関係性は抜けてる天然な相方を僕が支えるというバランスだったんですが、台湾に来た瞬間無口で何もできない僕を相方がサポートすると言う関係性に180度変わってしまいました。
 あの頃のことは今考えても結構しんどくて非常好とは到底言えない時期でしたがこのしんどさがあったからこそ必死で中国語を勉強出来たんだとも思います。

 そんな絶望の撮影が一旦終了し一緒に台湾に来てくれたスタッフさんも日本に帰国。そこから本当の台湾生活や地味な中国語を勉強する日々が始まるので、その辺りを今後書いていこうと思います。


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