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地獄の難易度中国語

◆中国語の勉強スタート
 今回は中国語の勉強に触れていきたいと思います。
 台湾来ての怒涛のロケ生活が落ち着き、そのタイミングで台北吉本(吉本の台湾支社)の社員さんに会ってまずは中国語の勉強をちゃんとしようと言うことになりました。その時の責任者の意向なのか『学校には行かずに言葉を覚えたら面白い』と言うなんともな理由から自力で勉強する日々がスタートしました。

◆どでかい壁『発音』
 中国語の難関はなんといっても発音の難しさです。今でも苦戦しますが最初のころは本当に絶望的でした。発音をしっかり理解するために中国語を勉強する際、ほとんどの人がピンインと呼ばれるアルファベットを使った発音形式で勉強するのが一般的らしいです。でも台湾には独自の文化があり、台湾人は注音と言われる発音記号を使っています。どんなものか想像しづらいと思うので下にその記号を出しておきます。

✳︎これが注音記号


こんな記号みたいな訳分からない物を使ってるんです。これが何かの説明も難しいですが、携帯の画面にこれが出てきてこの記号を組み合わせて文字を打ちます。你好なら『ㄋㄧˇㄏㄠˇ』みたいな感じです。台湾人なら幼稚園や小学校の最初で習うものなんですが、これをいい歳の外国人が覚えるのはかなり面倒くさく、台湾の学校で中国語を勉強する人でもほとんどの人がピンインで勉強するそうです。
 学校に行って勉強する人はそれでいいと思うんですが、僕の場合『学校には行かずに言葉を覚えたら面白い』というへんてこなスローガンを与えられたのでそう言うわけにはいきませんでした。なので日本語を勉強したい台湾人を探しお互いで言語を教えあう言語交換という勉強方法を取るしかなかったんです。つまり僕の先生はプロではなく素人なんです。普通の台湾人はみんな注音で育っておりピンインが出来る人なんてほぼ皆無。ということは僕も必然的に注音を覚えないといけなくなりました。
 そこからただひたすらにこの記号を書いて覚える毎日がスタートしました。幼稚園児が五十音を覚える時に使う様な可愛い本にひたすら注音記号を書いて覚えようとする30歳。ちょっと悲しくなりましたがロケの時のつらい思い出からまずは中国語を覚えないと何も始まらないと三日で覚えました。ただこれはあくまで発音を覚える時に使うものなのでこれを覚えたところで言葉が話せるようになるわけではありません。英語のABCを覚えただけに過ぎない感じなのかもしれません。

◆櫻桃小丸子
  中国語を勉強したい人に僕がお勧めしたいのが中国語版のちびまる子ちゃん(櫻桃小丸子は中国語表記)を観ることです。使う言葉は日常生活でも使えるものが多く、何より大きいのが何を言ってるかわからなくても画を見ることでなんとなく内容が分かる上に、人気なので観やすいという至れり尽くせりな作品なんです。改めて日本のアニメ人気に感謝します。
 少し変わったパターンで言うとヒデ爺が花輪君のことを『少爺』と呼んでいるのを観て、僕はコンビ名の漫才少爺の少爺がお坊ちゃんと言う意味なのを知りました。

 こんな感じで発音を大事に中国語の勉強を始めましたが、最初は私は日本人ですと言う意味の「我是日本人」さえも聞き取ってもらえなかったので、中国語を勉強したい人は発音をとにかく大事にして伝わらなくても心折れずに頑張ってほしいと思います。

 次回は台湾での生活が始まった時のあれこれを書いていきたいと思います。

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