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ファッション感覚でNISAやってみた②


※①に引き続き投資ど素人の書いた記事です。信憑性が乏しい内容も含んでいます。


前回「ファッション感覚でNISAやってみた①」を書いてから期間が空いてしまった。

あの記事、閲覧者数の割にスキが多くて嬉しかった。特に僕と同じく個人投資家の方や恐らくはプロの投資家の方もスキしてくれており、うぉおぉ!noteやってて良かったぁあっ!!と前向きになれたのだ。

…が!しかし。
明らかに情報商材を売るための釣り人もいるではないか。そう思うとどこか複雑な気持ちになり、なかなか続編を書こうとは思わなかった。

先に言っておくと確実に勝つ方法とかこの銘柄は今年この時期に上がるとか、そんなの興味ないし、投資の世界に確実ってあるのか?と思っている。
それこそ今人気のS&P500インデックスに投資しておけば確実に勝つと言うことも信じてない。安全資産の米国債に投資したら確実よ!って言う意見も信じない。

どちらも同じに思う。
10年後20年後に元本割れしない保証など、どこにあるのだろうか。

会社でNISAをやってる人は一定数いる。毎月一定額を積み立ててる人がほとんどで、彼らは皆インデックスファンドに投資している。個別株や債券投資をやっている物好きは僕くらいだ。

しかし驚くのは、ほぼ皆インデックスとは何たるかを理解せずに投資していることだ。毎月5万円の、僕にしたらまあまあ高額に思える金額をNISAにぶち込んでいるわけだ。実際にインデックスファンドとアクティブファンドの違いは何かだとか金利と株の関係性についても説明できる人はいない。
彼らはまた例外なく貯金感覚で投資しているように感じる。厚切りジェイソンの本に感化された人も一定数いる。

インデックスファンドは時価総額の加重平均方式を採用している。
時価総額とは株価×株式数のこと。これの額が大きければ大きいほど多額の投資金が割り当てられる。
例えばS&P500のインデックスファンドは文字通りアメリカの優良企業500社に投資するファンドだ。今をときめくアップルもこれに含まれるのだが、例えばアップルの時価総額がS&Pのうちの10%を占める場合(実際はもっと低い。わかりやすくするため敢えてこの数字にしている)僕がS&P500に10万円をぶち込んだらアップルの株を1万円分買うことになる。インデックスファンドはこう言う理屈で運営されている。

だから特定の企業や分野がバブリーな場合は、その影響をもろに受けると思っている。
最近でいえばAI分野だろうか。エヌビディアをはじめAI関連企業のPERはどれも高い。30倍を切ってる企業はあるのだろうか?インデックスにお金を入れるとAI関連株を多めに買うことになる。

2000年代初頭はIT関連株が高PERだった。
インターネットが世界を変えると言われ(実際に変わったが)IT企業は積極的に設備投資を行い、投資家がそれを煽った。多くの投資家がIT企業の利益は青天井で伸び続けると信じていた。結果、基地局・回線など多くの設備が出来上がったが使うアテがなかった。まだそこまでの需要が発生しておらず、多くのIT企業が先走りに先走りを重ねただけだった。IT企業の投資額は膨らんだものの利益に直結しなかった。だからIT関連株は大暴落した。

AIブームもいずれ終わりを迎えると思う。…そりゃ、ブームですから。
ブームは始まったばかりと言う人もいるし、今年の秋にかけて調整局面に入ると言う人もいる。だが誰もいつ下がるかまで正確に見通すことはできない。

AI分野は今バブルなのだろうか?
よくわからない。

高PER=割高=バブルと断言するほど単純だとは思っていない。
それでもどうもAI関連株の暴騰は釈然としない。

個人的にもDeepLはよく使うし重宝している。プロの翻訳家並みの精度だと思っている。コパイロットは会社で面白半分で使ってみたが、最初に「すげえ!」「うお!うちの製品めちゃめちゃコキ下されてるやん笑」と思ったくらいで、以降は活用してない。正直、用途がわからないのだ…。

僕が知ってるAI製品はこの2つくらいで、使ったことがあるとはいえ充分に2つの性能や用途を理解しているとは言い難い。そして似て非なるAI製品が無数にあるのだ。AI製品全部の用途を把握できてないし、専門家であっても至難の業なのではないかと思う。ましてやこれらの製品にどれだけの需要があるのかなど知る由もない。
だがしかし株価は暴騰しているのだ。みんな未来を見ているのだ。

AIって、この株高に見合うだけのものなんか?と思ってしまうのは、僕が何も知らないからだろうか。なんかやばくないか?という気持ちだ。

かつてのITバブルの過程を再現してないだろうか。投資家も企業もAIに投資して投資して投資をしまくった結果「うわっ!そこまでニーズありませんでしたぁ!」ってならないか?と思う。

金融の世界ほど歴史が蔑ろにされるものはないと言われる。
今回はどうなのだろうか。

…とはいえなぁ。。
ビビってばっかだから大した利益も出せてないわけで、AIブームに乗れなかったのは地味に悔しいのだ。投資を初めてもうすぐ2年になる。これまで米市場平均を上回っていたのが誇りだったが、それもつい2週間前に下回ってしまった。

しかし今更AIのビッグウェーブに乗っかるつもりはない。しばらくは他の株に手を出すつもりもない。夏が終わるまでは現金を積み立てて行こうと思っている。

…めちゃくちゃ後ろ髪を引っ張られている。

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