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不便だけど、不幸ではない

今日は、ゲストティーチャーに講演に来ていただいた。
私が、他の学校でもお呼びして、
長いおつきあいになる。

小さい頃から、
養護学校に入り、
寂しい思いをしてきた。
成人式に行っても、
ほとんど知らない人ばかり。
地元の学校にその当時は
受け入れてもらえなかった。

大人になってから、
近所の中学生に嫌がらせをされた。
それを親戚の女の子が
助けてくれた。

自分の息子も、
小さい頃から親の姿を見ているので、
非常に気遣いのできる優しい子に育った。

野球をしていて、
ピッチャーで内野を守っていた。
ご自身もピッチングコーチをされていた。

身体に障がいがあるけれど、
「不便だけど、不幸ではない」
とおっっしゃっていた。

幸せか不幸せかは、
自分で決めるとおっしゃっていた。

何より、
生徒と会話を楽しんでいる姿、
ギャグを言って和ませる姿、
それはすべて、
子ども達のためにしてくれていること。

楽しい時間を共有することができた。


小学校のときに来てくれて講演した話を
「復習」と行っていたが、
みんなとても真剣に聞くと同時に、
素直な反応でとても一生懸命に聞いていた。

日本人の50%は
亡くなる前に
寝たきりになるらしい。

また、本県の高齢化率も非常に高い。
身障者手帳を持っている率も
人口に比べて非常に高かった。

身近なことで、
けっして人ごとでないということを実感した。

最後に
さだまさしさんの
「道化師のソネット」
という曲を歌ってくれた。

中学校のとき、
さだまさしが主人公の映画を見た。
そのテーマソングだ。

サーカスで夢を追いかけている主人公の話だった。

さだまさしさんの歌の中で、
この曲が一番好きだ。

感受性の鋭い子は、
この曲を聴いただけでも涙がでると
おっしゃていた。

誰もが笑顔でいてくれるようにと、
一生懸命心を込めて歌ってくれている姿に
胸が熱くなった。


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