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うどんと温泉と街歩き@伊香保温泉

渋川駅に降り立つと、雨がまた降り続いています。バスターミナルから乗り込んだバスは高原へ行くのか?というほど坂を登って、山の中に入った感じ。標高が上がるほど、霧が濃くなりました。

疾走感、あるいは失敗写真
霧が立ち込める

バス停「水沢」で下車。ランチは水沢うどん、と決めていました。

田丸屋、大きな店

霧が濃くて幻想的です。バス停近くの「田丸屋」に到着しました。

田丸屋、正面

日帰り入浴施設のような入り口で、靴箱が"美しく"立ち並びます。何だか間違ったかな、うどん屋だよねー。
すごい老舗ですが、順番待ちはシステマチック。プリントアウトされた番号のシートを手に入れたら、あっという間に呼ばれました。

2色のつけ汁の水沢うどん、マイタケ天ぷら

上品な細めの水沢うどんを本場で食べるのは初めてです。本来は醤油派の私ですが、この店の胡麻のつけ汁が私好みで、美味しくて感動。お土産の胡麻汁を買ってしまったほどです。
マイタケ天ぷらもサクサクで風味豊か。塩を付けて食べました。

お腹を満たしたら、お参りしなくては。

水澤観音

霧がますます濃くなって、異世界のようですよね。石段を上がります。こんな天気だけど、かえって印象深くなりました。

次第に雨が降り出して、水沢観音前は屋根付きバス停で良かった~と思うほどの激しさです。偶然、他の方が先に待っていて良かったです。まだ日中だけど雨と霧で薄暗くて、”一人だったら”と思うとちょっと怖い。

バスだと10分くらい、伊香保温泉の石段下に到着です。
うわぁ~、これが有名な石段ね!
しかし、雨がザブザブ降っているので、写真は撮れず。というか、余裕なし。しかも、石段を登るのが結構キツイ…

365段あるんですね。今日の宿に早く荷物を預けたいけど、石段の上段のようです。休み休み上がって、荷物を預け、お茶の時間。

ふぅ、生き返る…

カフェラテ

そういえば、昨日書いたハガキを送りたい、と思っていたのでした。この日は平日なので、郵便局で風景印を押してもらいたい。休憩もそこそこに郵便局へ向かいます。

伊香保郵便局

天気が良ければ歩く距離だけど、初めての土地で雨なので、コミュニティバスを利用しました。
無事に友人へのハガキ(書いたのは伊香保ではない川中温泉だけど)に風景印を押印して送ってもらえました。

伊香保郵便局の風景印

記念押印は伊香保らしい切手が思い浮かばず、「鮎の塩焼き」切手を選択。
夕食で、間違えではないことを確信しましたけどね。

今日のお宿は、こちら「岸権旅館」です。

岸権旅館

伊香保温泉に来たならば、黄金の湯に入りたくて選びました。老舗旅館です。

ホテル前の足湯

雨だし、気温は猛暑ではないものの高湿度のために汗だくなので、出掛けずに温泉三昧とします。

何箇所かある温泉をハシゴします。もっとも下の階にある内湯が一番古いようで、年季も入っているけど、お湯も浴室の空気も濃い感じがします。まさに黄金の湯。

次は、展望風呂。
露天風呂ではなくて、大きな窓があるからなのでしょうか。少し設備が新しいかも。不思議なことに、黄金の湯がほんの少し軽いような…
気のせいかもしれませんけど。

夕食

とうもろこしと枝豆の炊き込みご飯が美味しかったです。それにしてもテーブルの上にて固形燃料で釜炊きで出てくるなんて、びっくり。そんなに珍しくないのかな。私は初めてかも。

鮎の塩焼き

2連続の鮎の塩焼きです。この日は意外すぎる提供方法でしたが。

食後、お腹がこなれてから、旅館の建物とは別の露天風呂へ向かいます。
こちらは新しい施設ですね。
完全な露天ではないけど、川側の壁がなく、森が広がり奥は暗いようです。ほんのりとした明かりで、意外と人が少なくのんびりとできました。

そして、翌朝。

曇多いなぁ
屋上庭園(石庭)越しの風景
曇と霧の奥が少しだけ見えて

朝イチに露天風呂に入り、黄金の湯を楽しみました。

離れの露天風呂入り口

朝食は、バイキングです。

牛丼セット、のようになりました

ご飯の隣に「上州牛の煮込み」がありまして、これは牛丼にするでしょう。

その場で焼いてくれるオムレツにベーコンを添えて

チェックアウトして、街歩きです。
気温はそれほど高くなく、雨は上がっているけど、湿度は高い。

少し石段を上がって、振り向く

まずは、お参りに行きます。

伊香保神社にご挨拶

お参りしたら、もう少し温泉街の奥へ歩くことにしました。

神社がある場所が一番高い場所なのかも。坂を下り、川に沿った道を進みます。

伊香保温泉の奥へ続く道
湯の花饅頭の店
光る露を撮りたかったけど、ピンぼけ

数分歩くと、きれいな橋に到着しました。緑の木々とのコントラストが良い感じです。

河鹿橋

まるで、ピカピカの十円玉のような色の川が流れています。

川が黄金の温泉
下流方向を眺める

これ以上奥には行かず、もと来た道を戻ります。

少し秋を感じる野花
あじさいの一種かな

神社に戻りました。

伊香保神社から望む

石段を少し下ると、目的地「勝月堂」です。

湯の花饅頭の老舗

先ほどみた古い建物が本来の店舗のようですが、湯の花饅頭は、こちらでしか買えません。

ホカホカの湯の花饅頭

熱々ホカホカのおまんじゅうは、最高に美味しいのです。バラ買いすると、このようにお皿に乗せてもらえます。店内に席はないので、外のベンチに座って味わいます。
と、ここでさっきまでなかった行列が目の前にできています。そうそう長居ができる雰囲気ではありません。

石段を少し下った風景

だんだん観光客が増えてきました。

老舗旅館の通りは静か

でも、脇の道を歩くと人通りが少なくて、静かです。

そうそう、旅館のフロントの女性に勧められたカフェ「るんご」、寄ってみましよう。

るんご

コーヒーにするか、悩んで自家製ジンジャーエールを注文しました。スパイス入りにして、正解でした。

ジンジャーエール
ジンジャーエールと店内の雰囲気

甘くて爽やかで冷たいドリンクでリフレッシュしました。

そして、ランチは「花山うどん」、ひも川うどんの専門店です。

花山うどん

実は、この店は昨夜の露天風呂で会話したマダムに教えていただいたのです。連泊されているようですけど、連続してランチに来ているとか。

「石段うどん」
2色の汁

ひも川うどんは、平たく幅広のうどんなんですね。ツルッと美味しい。こちらも群馬のご当地うどんらしいです。群馬県も、うどん県です。

次はどこを歩こうかな
レトロポスト

道を曲がってみよう。

元は化粧品販売の店か、薬局かもしれない
左側の店は、射的場
左はレトロ雑貨の店かな
飲み屋かな

そして、こちらのかわいい店でたっぷり楽しんで…

少し坂を上がると、バス停に到着です。

バス停からの眺め
レトロなベンチに置く荷物
(この季節の温泉2泊なら、お気に入りのリュックで)

ベンチに座り、バスを待ちます。隣の若い女子二人組は、台湾から?といった海外旅行中のようです。空港で貼られたステッカーをそのままにした大きなスーツケースを前にスマホで情報収集しているのか、おしゃべりもしないで静かな時間。

雲が晴れるといいな

やがて、渋川駅へのバスが到着して乗り込みます。もう帰るのが惜しい。

群馬県は奥深いなぁ。まだ行ったことない場所、温泉が沢山あります。次は、どこに行こうかな。

#旅のフォトアルバム

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