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コンサートで思うこと

演奏会(ライブ)で音楽を聴く人(私)の思い

 有難いことに、毎月のようにコンサートホールへ足を運んで、オーケストラで様々な音に出会うことが出来る機会があります。
 コンサートの選曲はやはり1曲目よりは2曲目、2曲目よりは3曲目が盛り上がるようになっていると恐らく思います。私の場合、いつもそこへ行けばやっぱり聴きに来て良かった~と思うことが多々あります。それがスピーカーが奏でる音ではなくて、目の前で繰り広げられる演奏だからでしょうね。当たり前なことですが、CD・レコードでは味わえない世界だということです。こんな素晴らしい体験が徐々に回数が増えて、いつの間にか毎月最低でも1回はあるという状態になりました。
 私にとって間違いなく言えることは、音楽に限らず「何事もライブに勝るものはない」ということです。単に音楽を聴いた、演劇見た、落語を聞いたということだけではなく、そこには聴衆。観衆がいるということが大事なんです。

終演後のブラボー

 でも、毎回一人で聴きに来ているので、『感動した!』『最高だった!』等と誰かと共有することはありません。終わった時に、音楽の終わり方にもありますが、ダイナミックな音で締め括られたりすると、どこからか『ブラボー‼』で掛け声がかかります。やっぱりこの声を聴くとコンサートがさらに盛り上がったものになるんですね。だから、この声が聴けることも嬉しいです。そして、感動や喜びを素直に口にして表現できる人は羨ましいです。私は未だかつて『ブラボー‼』と叫んだことはありません。そんな度胸は無いので…。
 そのような中で、ホールにこだまする拍手も最高ですね。聴衆の方全員が演奏会に対し感動や興奮をしたわけでは無いでしょうが、拍手というのは気持ちがダイレクトに伝わり、あたかも色んな方たちと『感動したね』と話し合っているかのように感じます。
 しかし”ブラボー”の掛け声には、フライングへの厳しい声もありますが、聴いた人の気持ちもあると思うので、あまり敏感になりすぎることはないのではと思います。あくまでも個人的な意見です。 

目で音楽を聴く楽しさ

 視覚的に音楽を感じることが出来ること、これはテレビでも一緒といえばそれまでですが、音響設備も整ったなかで奏者さんが目の前で演奏したものが聴けることはもう一つの醍醐味ですよね。木管楽器パートの方の音色を聴いて、「あぁこうやってファゴットやオーボエ、クラリネットが音を重ねていくのか…」また打楽器奏者さんでは、ティンパニの音が出るタイミング、大太鼓やシンバルなど目で音楽を楽しむことができるんですよね。
 私の場合はミーハーなので、R・シュトラウスやマーラーの大規模なオーケストラには、なおさらです。ワクワク、楽しくて仕方がありません。

聴衆と共有できれば、さらに楽しさは倍増する

 コンサートの終演後、皆さん色々な楽しみ方をされています。
見ていると、仲間内で演奏会の感想を話している方たちもちらほら。これはほんとに羨ましい。私は一人で聴きにくることが多いので、帰りの電車の中で、X(旧Twitter)の中で呟いてみたり、どなたが呟いたものに返信したりしています。これはこれで感動を分かち合えて、コンサートの余韻を楽しむことが出来ます。私は終演後に直ぐに帰宅するタイプですが、お酒を楽しんでいる方など、拝見すると素晴らしい時間を過ごされているなと思います。 


コンサートの素晴らしさは、スピーカーでは感じとれない生の音を体感できること、これに尽きますね。これからもオーディオのある生活を楽しみながら、コンサートも楽しみたいと思います。

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