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フランス音楽は苦手?

 聴くだけが専門の私ですが… 
 19世紀末から20世紀初めにかけてのフランス音楽を代表する作曲家といえば、ラヴェルやドビュッシー、やっと最近になり少し聴くようになったのかなと思います。正直、今でも決して得意ではありません。印象派という一言で片づけてはいけないのですが、やはり私の中では一番しっくりきます。
 その中でラヴェルのピアノ協奏曲は大好きな曲です。両端楽章と比べて、あまりにもコントラストな2楽章はなんとも言えないメランコリックな、またいつまでも続いていてほしい素敵な楽曲です。
 ラヴェル自身はこの曲を作曲したときは、かなり苦しい時代を過ごしていたようです。ラヴェルは早くから才能を開花させた天才でした。ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」をオーケストラ用に編曲し、音の魔術師という名前が付いたのもわかります。最後の組曲「キエフ(キーウ)の大門」の最後のフレーズはこれぞオーケストラを聴くという感じで、バラエティ番組でも使用されているの有名ですね。
 そのラヴェルですが、第二次世界大戦へ従軍、また晩年は身体が動かないという不遇な人生を歩んでいます。『ラヴェルの頭の中には、恐らく「たくさんの楽曲」が詰まっていただろうと思うが、結局のところ彼はそれを世に出すことが出来なかった…』と以前、NHKのクラシック音楽番組で聞いた覚えがあります。そして、そのことを確か話をされたのは、作曲家の池辺晋一郎さんだったと思います(ちがったらごめんなさい…)。
 
 今でも、「フランス音楽」は何か掴みどころのない音楽という印象を持っていますが、ここ1年くらいは少しずつ食わず嫌いからは少しつまみ食いができるようになったのかと思います。まだまだですけれど…。
 そして、フランス音楽といば、大好きな作曲家「ガブリエルフォーレ」の話もしたかったのですが、それはまた改めて書いてみたいと思います。




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