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子供の時の夏の時間

今年も暑い夏になりそう…

 梅雨明けまでは、もう少しだと思いますが、今日は暑かったですね。おかげで夏の暑さに強い「サンバチェンス」という花も気の毒に水枯れを起こしていました。恐らく、今日の朝水やりが甘かったんだと思います。
 あと、上の写真は今年早くに種を撒いたら、早々と咲いてしまった我が家の”ひまわり”です。

 私の次男も高校生になり、すでに1学期の期末試験も終了して初めての夏休みを迎えます。彼はこの夏休みは自転車を楽しむ毎日になりそうです。
いい大人が言うのもなんですが、羨ましいです。個人的には高校時代の夏休みもあまりいい思い出はありませんが…
 でも、私の小学校の頃の夏休みは愉しかったですね~

私の夏休みの思い出

 私の小さい頃、つまり小学生の時期は夏休みに入るとラジオ体操が一番の楽しみでした。学校があった時は毎日、親に「早く起きなさい」と怒られながら登校する毎日でしたが、休みや夏休みは何も言われなくても朝早くから起きてウキウキする毎日でした、なぜなんでしょうね…
 そして、朝早くから友達と会えるのが嬉しくて、嬉しくて…恐らくこの時間はどれだけ長くても30分くらいの話ですが、この朝の景色がまた違って見えたんですね。反対にない日曜日などはなぜ今日はラジオ体操が無いのだろうと寂しく思っていました。でも、管理している親たちにしてみれば、毎日毎日大変だっただろうし、ラジオ体操が無い日があって当然なんですよね。
 その後は自宅へ帰って、ご飯を食べて8時半から10時までは絶対に夏休みの宿題をする…この時間が長いこと長いこと、ろくに勉強もしていなかったのですが、朝の涼しいうちは勉強をすることが決まりになっていたと思います。今みたいにエアコン(クーラー)が朝から動くことは無かったので、当然といえば当然のことだったのかもしれません。
 暑~い夏なので、お昼ごはんを食べてからは「花王 愛の劇場 わが子よ」を見て、昼寝。この昼寝も絶対に学校から発信されていたスケジュールになっていたと思います。眠くないのですが、母親には昼寝をしなさいと言われて横になっていましたね。
 そして、15時か16時からは友達とまた日が暮れるまで、ずっと外を走り回っていました。そして、晩御飯を食べてからは多少”夜更かし”しても許してもらえる。これも夏の楽しみだったのでしょうね。
 
 少し横道にそれますが、この時期にはすでにテレビゲームが少しずつ流行り出していました。ただ、テレビで遊べるゲームといえば「ブロック崩し」くらいのものですが、こんなものを持っているのは「超お金持ち」、そんなものは当然ないので、私の夏休みは外で遊ぶことが全てでした。
 ちなみにアーケード型の「インベーダーゲーム」もこの時期には大流行していましたね。何回かあのテーブルで100円を入れて、遊んだ覚えもあります。

7月と8月の時間の速さの違い

 7月20日は終業式、21日からは楽しい夏休み。でも、いつも思うのは7月31日までの10日間の時間の流れ方は、非常にゆっくり。これが8月のカレンダーになると時間の流れが変わってきて、スピードをだんだんと増してくる。ただ勉強のできる子は7月中には宿題がほぼ終わってるんだけれど、私にはそんな話はまずもってあり得なくて、”8月”って暦になると苦しい時間が覆いかぶさってくるんですね。そして時間のスピードがだんだんと速くなる。また、楽しい時間が焦りの時間に変わりつつなってくる。当時そんなことをいつも思っていたし、年齢を重ねた今でもそう思います。

ラスボス「自由研究」

 当時の小学校の宿題は半端ではなかった気がします。絵日記、読書感想文、国語と算数のドリル、また夏休みの思い出を絵に描き、さらに書道もありました。そして、極めつけが”自由研究
 この自由研究だけは一つもいい思い出はありません。宿題ができない子に、こんな宿題は嫌がらせ以外何ものでもないと思います。ろくなテーマも決められず、本屋さんで母親が買ってくれた自由研究の本を見ながら、テーマを考える。それも全然面白くもないテーマ。
 好奇心の一つでもあれば、これはどうなるんだろうとか、あんなこと面白そうとか思えたんでしょうね。今となれば、身近にある興味のあることや疑問はたくさんあるのに、そんな疑問が出てくるのは年齢が全てだと思います。なぜ、こんな宿題を小学生にやらせるのかと今でも不思議でなりません(あくまでも私自身の主観です)。そして、自由研究は間違いなく親泣かせの宿題だったと思います。

ラスボスには、さらにおまけが付く

 8月20日頃には”高校野球”も終わり、もう夏は完全に終了。ここからが親をイライラの渦に巻き込むラスト1週間の始まりです。最後まで困らせるのが、絵日記ないは日記と自由研究。記憶をたどり日記を書いて、実験もやったのかやっていないのかも良く分からないままに、模造紙に実験内容や実験したことの絵などを書く。恐らく「起承転結」もないワケも分からない内容で。

 こんな代物で、新学期にはクラス全員の前で、自由研究の”発表会”がありました。本当に嫌でしたね、私にとっては。人の前で話すこと等全然ダメだったので、恐らくこの日は憂鬱以外の何ものでもなかったです。
 この発表会では、模造紙を使って分かりやすく書いて、上手に発表する子がいたことも確かですね。素直に素晴らしいなと称賛でした。

 でも、夏休みは最高です。今、この年齢ではそんな長い休みが必要になることはありませんが、今でも記憶に残っているということはやっぱり貴重な時間を過ごしたんだなと思います。夏休みの他の思い出では、母親の田舎(実家)に行くという大行事もありましたが、それはまた別の機会に書いてみたいと思います。

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