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つまり、自分が何をしたいのかわかった。(note1周年に思うこと)

何をしたくて、どんな風に実現していけばいいのか。
自分の中で形にできるまで一年かかった。

去年の今頃は、小さなライティングの案件で、様々なスクールのオンライン体験会に参加していた。
色々と説明を受けてレビューという名の感想を書くというもの。

家で仕事するためのスキルを身につけたいと思っていた時期で、
実際その案件は、ライティングという名目につられた私のような人たちをスクールに送り込むためのプロモーションでもあった。
私がふわふわとその気になり始めていた時。

あるスクールで講師の女性はこう言った。
「今すぐにでも始めるべき。高校でプログラミングの授業が始まってるから、あと数年したらその子達がどっと入ってくる。
そしたら、あなたみたいな初心者の入り込む余地はなくなりますよ!」

よくある煽りなのだが、ここで私は激しい違和感を覚えた。
いかにもやり手っぽい彼女のセールストークにではなく、それをこうして聞いている自分にだ。

違うだろ。
私のやるべきことは、今から新しくプログラミングの世界に飛び込むことではない。
やっぱり、書くことだ。
私がやるべきことは、自分の思いを書いて書いて書いて伝えることだ。

Webライター3級を取得した時、ライターと作家は違うと習った。
ライターはあくまで内容を伝える黒子になるべきで、作家のように自分の思いを全面に出すべきではないと。
(それは真理である。分野によるけれども)

しかし、私は黒子になりきるのは無理だ。
自分が情熱を持てない仕事は続かない。
何を書くのか、はっきりと定めなければいけない。

そこで、興味のある安定した需要が見込める分野と、自分の情熱を燃やせる分野1つずつを学び、書いて、仕事に繋げていこうと決めた。

・需要ある分野
→お金に関する知識
(会計・税務・投資・相続などお金に関する資格をとり、仕事に活かす)

・情熱を持てる分野
→古典文学、神道や仏教などの日本の宗教、日本文化
(日本人の精神的土壌を育んできたそれらについて発信し、伝える!)

現在。
ありがたいことに、神社仏閣サイトで記事を書かせて頂いている。
伝えたいのは、数ある神社仏閣の単なる説明ではない。
その奥に横たわるもの。
自然崇拝、アミニズムから発展してきた神道。
己をひたすらに高めることを本来の目的とする仏教。
禁欲的でありながら現世利益を求めもする修験道。
中国から輸入され神道と結びつき、日本で独自の発展を遂げた陰陽道。

それらが長い歴史の中で日本人の文化とメンタルに与えてきた大きな影響。
政治的装置としての宗教と、心を養い救うものとしての信仰のはざまに生まれる葛藤。
そこにあるのはいつの時代も変わらない、自然や世の中の流れに翻弄されながらも生き抜こうとする人間たちのいとおしい姿。
そういったものを少しでも伝えたいと思って書いている。

お金の知識としては、FP2級と簿記3級を取得、NISAやらふるさと納税やら暗号資産やらにも挑戦。
現在、臨時職員として確定申告のデータとにらめっこする毎日。
10月の所得税能力検定2級試験を目指している。

どちらも道はまだまだ遠いけれど、目指すものが定まったことで迷いはなくなり、あとはとにかく走っていくだけ。(時々休むけどね)

というわけで、今年は自分の思ったことを少しずつnoteに書いていこうと思う。

ちなみにアイキャッチ画像の蓮の花は、備前岡山藩主の菩提寺である曹源寺で撮ったもの。
蓮の花は泥の中から茎を伸ばし、清らかな花を咲かせる。
この世という泥濘の中でのたうちながらも、己を清く保ち悟りを得るという仏の教えの象徴とされている。

開いたばかりの蓮の花は、その例えがほんとうにふさわしく、すがすがしい夢のような美しさだ。

自分の信じた道を進もう。

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