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髙田さんの中国語サイトラ三昧


自己紹介

『髙田さんの中国語サイトラ三昧』では、中国語の中上級~上級学習者向けの情報を発信してまいります。

私は中国語通訳者としてスタートし、その後中国語実務翻訳をメインとし、中国語通訳・翻訳教育にも従事しております。中国語関連の仕事を始めて既に40年余となります。

中上級レベル以上の方向けのネット上のコンテンツが少ないのを大変残念に思っておりましたので、今回noteに時事関連の記事を取り上げつつ、サイト・トランスレーションに親しんでいただくべく、記事の投稿を始めることにしました。

記事の投稿は不定期となりますが、中国語の中上級~上級学習者の方にご覧いただき、多少なりとも刺激を受けていただければと思っております。

中国語の入門~中級レベル学習者向けには

高田先生の中国語お悩み相談室

というブログがあります。

学習上達に役立つ情報発信とともに、お悩み相談の受付もしております。どうぞご活用下さい。


サイトラとその効果

今日は最初ですから、「サイトラ」についてご説明しましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、サイトラはサイト・トランスレーションの略です。 
英語では“sight translation”、中国語では“视译”と言います。

通訳訓練法として広く知られており、中国語の表記を見ればその意味は一目瞭然でしょう。
サイトラとは、“视”見て “译”訳す ことです。

通訳訓練法として知られてはいますが、語学学習にはとても効果的なトレーニング方法ですので、幅広い学習者に取り入れてほしいほしいと思っています。

学習目的別に、その方法と注意点、期待できる効果をご紹介します。

・通訳学習
聞き手を意識して、聞きやすい言葉で口頭で訳出する。一定のスピードを保ち、言い直さないように気を付ける。通訳のためのサイトラなので、語尾は「です・ます」調で統一する。
語彙力アップ、構文把握速度のアップ、通訳時に不可欠な情報処理能力の向上などが期待できる。
サイトラを録音し、再生して確認すると、自分の弱点をより客観的に把握できる。

・翻訳学習
時間がある場合は、読み手を意識して読みやすい翻訳を一定時間内で仕上げる。時間の設定は、サイトラに慣れてきてからで良い。時間がない場合は、読み手を意識した読みやすい翻訳文を口頭で訳出する。翻訳を意識したサイトラなので語尾は「だ・である」調で統一する。
一定時間内で翻訳を仕上げる訓練により、原文の難易度別の翻訳速度を把握できる。

・一般学習
中国語の意味を正しく声に出して言う。言い直しなどは気にしなくて良い。
黙読では「分かったつもり」でも、声に出すとできない場合がある。これは本当に理解できていないからである。声に出して学習することで、自分自身をごまかさず、現時点での実力を知り、改善すべき点が自覚でき、レベル向上につながる。


なんだか難しそうだなと思った方もいるかもしれませんね。
そこで『高田さんの中国語サイトラ三昧』では、気軽にサイトラに親しんでいただくために、対象となる中国語文の単語の訳語や、関連する日本語の記事などをご案内します。
訳語が分かり、関連する背景知識を得れば、もう何も恐れることはありません。

次回の記事では、サイトラの実例を紹介したいと思います。


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