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【UIデザイン学習】「オブジェクト指向UIデザイン」を読んで学んだこと

UIデザインについて学び始めていろいろなところでよく目にするのが「OOUI」というやつ。なにそれ、かっこいい…!この「OOUI」を理解するにはコレ!として、よく紹介されている書籍「オブジェクト指向UIデザイン」を読んだので、得た学びを記録していきます!

オブジェクト指向とタスク指向

「モノ」をベースにするのが「オブジェクト指向」で、「やること」をベースにするのが「タスク指向」。
普段から使っているアプリなどを見てみると、「モノ」をベースに作られていることがわかる。今までそういう視点で見てなかったけど、確かにそうだ。これが、オブジェクト指向のUI。つまり「OOUI」。

なんとなく、新しいサービスを考えるときは「やること(できること)」から発想するイメージがあった。何かを叶えるサービスなんだから、なにができるかが重要なんだろうな〜、と。
その発想からスタートすること自体は問題なさそうだけど、「やること(できること)」ベースでサービスを設計してしまうのは危険なようだ。
これがつまり「タスク指向」で、「タスク指向」で作られたサービスは、構造が複雑になりやすいため、ユーザーにとんでもなくストレスを与えるし、なにより使いにくい。(一部そうでない場合もある)

ユーザーが求める「やること(できること)」は、時と場合で変わりうる。なんならユーザー自身もやり終えるまでわからない。途中で気が変わって「こう思って始めたけど、やっぱこうしよう〜」ということが起こる。本に書かれていた例では、「ブログように書き始めたメモを、気が変わってSNSに投稿する」ことなど。確かに…あるわ、あるある。

オブジェクト指向の場合は、基本的にユーザーに自由がある。それは、「やること(できること)」を限定しないから。
「使いやすいサービス」とは、サービスに触れながらユーザーがやりたいことをスムーズに叶えられるもの、というわけ。
ここにUIデザインを考える上での重要なものが詰まっている気がする。
上流での情報設計がいかに大事か。どう情報設計するかを明確にして、軸を持って設計することが重要で、それがつまり「情報をデザインする」ってことなんだな。

オブジェクト指向では、オブジェクトがメインの要素。
ユーザーにとって価値あるオブジェクトとは何かをあぶり出すには、調査、分析、インタビュー、ヒアリング等から情報を収集して凝縮して絞り出す。絞り出された大事な大事な一滴が「オブジェクト(=価値)」になる。
ユーザーが何を求めてるかは、ユーザーに聞くしかないし、ユーザーを知るしかないし、ユーザーの視点で考えるしかない。それが全ての元。

なるほど。以前の記事でも書いたように、UIデザインの制作の流れは把握して、アウトプットの前までの重要性については理解したつもりだったけど、ここにその真髄があったわけだ。なぜ情報収集が大事なのかの理由。


オブジェクト指向UIをやってみる

オブジェクト指向の設計ステップとして、①オブジェクトの抽出(モデル)②ビューとナビゲーションの検討(インタラクション)③レイアウトパターンの適用(プレゼンテーション)という3つのステップが紹介されている。

この流れに沿って巻末のワークアウトをやってみるも、読んでわかったつもりだったのに、やってみるとなかなかうまく整理できない。。そもそもオブジェクトの抽出が難しい。。
特に、自分が普段使わないようなサービスや、内容が複雑になると、どのオブジェクトがメインになるのか、それぞれのオブジェクトをどう関連づけたらわかりやすいのか等、全体像を俯瞰して考えるのが難しかった。
いくつかやっていくうちにだんだんコツがわかってくるので、繰り返しやって慣れてコツを掴むしかないな〜!

ワークアウト応用編は、制作したものの紹介も含めて別途まとめて記事にしたいと思います!


まとめ

UIデザインには、これまでたくさんの人に使われブラッシュアップされ続けて、みんなが使い慣れた型がある。セオリーをちゃんと知ってるか、組み合わせて使いやすいデザインできるか、が大事。
大枠はきちんと良い型を踏襲して、コンセプトやサービス、そして、なにをオブジェクトにするかに「ならでは」を見出すのがいい。のかな〜?と思いました。
引き続き、勉強頑張ろう!!

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