強引グ・マイウェイ2days 前編
2023年6月25日【雀最強戦2023 タイトルホルダー頂上決戦 決勝戦】
怪物
麻雀プロ団体RMUの団体リーグ戦である令昭位2022年優勝者が楢原和人プロ (ぱっと見は怖い)
5巡目でリーチを入れた浅井堂岐プロの攻撃を受けながら11巡目でカン3sリーチで押し返した現在2着目の楢原プロ 試合を決めに行った
自分らしくない選択
2者のリーチに挟まれた3着目の石井良樹プロ
打牌に時間をかけない石井プロの動きが止まる
ここの選択が石井pらしくなかった
真っ直ぐ4sを打ち抜けず 楢原pに合わせて打1m
この1mに違和感を感じたのが他ならぬ石井p本人 紆余曲折の末 楢原pに12000の大量点を打ってしまう
再び親マン放銃?
続く南2局1本場
明らかなソーズの染め手進行の浅井堂岐pとソーズ5・8sのドラ3聴牌を入れている楢原pに対して石井pがつかんだのがこちら
5s 浅井pに危険であり楢原pには当たり牌である
でもどうする?上がるには4sか5sは切らないといけない
とりあえず6mを打った
といっても6mもまったくの無筋だが
次に これまた完全無筋の8mを引いてしまう
頭をかかえる石井p
鬼ゼンツ
押した!
またもや裏筋の9m
押した!
そしてなんと奇跡的に楢原pの当たり牌4sを重ねる
こんな助かりある? (日吉p)
ここでリーチに出た石井p 当たり牌の4sは 残り1山
しかし石井p この4sを一発ツモして卓に叩きつける
湧き上がる実況・解説からの拍手
リーチ 一発 ツモ タンヤオ 三暗刻 12000
12000放銃のピンチから12000の上がりに変えてしまった
大きな4着目に落ちた石井p この一撃で息を吹き返す
その後も加点してオーラス2000点どこから上がっても優勝というところまで追い詰めたが惜しくも優勝を浅井堂岐pに譲ることに(3位)
強引グの心の声
ここまでの戦いで十分に視聴者の心をつかんでいた石井pだったが、最後のインタビューでのコメントに完全にハートをわしづかみに
まったく飾らない 裏表のない 心からの声 少なくとも私はここまで石井pが苦労を積み重ねてきたことを実感せざるをえなかった
試合後のYoutubeでの牌譜検討で 東京に出て行き麻雀プロをやっていたものの結果が出ず東北に戻り、東北支部でも結果が出ず2部に落ちたときにプロ雀士をやめようと奥さまに伝えたそうである。しかし、奥さまに止められてプロ雀士を辞めることを止めたそうだ。
この勝利の半分は奥さまのおかげではないだろうか
逆に何を根拠にそこで麻雀プロを続けさせたのか? ぜひ奥さまに話を聞いてみたい
同じ立場でアルバイトの旦那が「就職する」と言ったら100人中99人は大手を振って喜ぶと思います (←余計なお世話)
<後編につづく>
追記 楢原和人プロ
強引グに目を引かれる一方でソーズの仕掛けを入れている浅井プロを凌いで 楢原pがカン3sで浅井pに勝負しにいったのも心に残りました
こういうTwitterのトップ画面を持ってくる人は面白いに決まってます
よくよく見てみると
東京でサラリーマンをやられているようですが、将棋がアマ4段(将棋は麻雀界では将棋プロの鈴木大介pの次に協会の苅辺pでその次とのこと)という面白い肩書きがあり、ラーメン甘味食べ歩きというお茶目な趣味もあるようです。(個人的にTwitterのワードセンスがツボにはまってます)
普通にサラリーマン(SEって基本的にすごく忙しいと思うのですが)やりながらリーグ戦優勝するってかなり大変だと思います。しかも、プロ麻雀歴は7年程度でタイトル取ってます。ツイッター見る限り仕事は仕事できっちりやった上で、夜に麻雀を打って 終わるのはけっこう遅い時間っぽい。
RMU楢原和人プロもぜひ注目していきたい一人です。
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