第368回「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」に、不確かな真実の美学を見る
自分はこの作品を、映画館で一度観ていて、今回NHKでテレビ放送をされた事で、二度目の鑑賞をしたのですが、多くの視聴者に意味がよくわからないと評価をされているのを片隅に、自分はこの映画の内容をよく理解している理解の上級者なのだと、今まで心の中で思っていました。
しかし今回改めて見直した事で、自分もまた、この作品の本質を、きちんと理解していなかったのだという事に、気づかされました。
この映画は、観客にわざと誤認をさせるような、意図的なミスリードが多数存在しているのですが、その