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No.9 わたしゃいつでも行方不明だよ(11月下旬振り返り)

下旬の幕開けに観た映画は北野武監督の「首」。Xでも呟いたけど、とにかく桐谷健太さん演じる服部半蔵の美しさに打ちのめされておりました……。和装似合いすぎでしょ!小林薫さん率いる、チーム・家康推しでした。公開前はとにかく加瀬亮ノブナガが楽しみで楽しみでどうにかなりそうだったのに、人って分からないもんですね~~~~(水野晴郎風)

我が家の加瀬亮

かつて加瀬さんが好きすぎて「それでも僕はやってない」は主役だしめちゃくちゃ話題になった作品なのにどーーーしても内容が引っ掛かり、推しがそんな目にあうなんてぜっっっったい無理観てらんない!という酷い理由でまだ観られてない(カムアウト)。


またまた別日に鑑賞した映画「バーナデッド」。

一瞬アナ・ウィンターかと思っちゃうケイト・ブランシェット


今年は「TAR」が本当に本当に自分の映画鑑賞体験をめちゃくちゃ豊かにしてくれた映画ナンバーワン!と言っても過言で無いほど衝撃的で、開始からラストまでだれることなくずっと映画の世界観に浸っていたい!と思わせてくれる傑作でした。

アマプラでも配信中!考察しがいのあるシーンだらけなのでまたじっくり観たい。


前から普通に好きだったケイト・ブランシェットがより好きになり、そこから「オーシャンズ8」を観てまた惚れ、その流れで「キャロル」「ソングトゥソング」続けて観ちゃったもんだからまた何重にも惚れ、(同じくらいルーニー・マーラもまた大好きになった)とにかく一刻も早くスクリーンでケイト・ブランシェットを浴びたくってしょうがなかった。なので何がなんでも観たかった「バーナデッド」!ケイトは勿論、リチャード・リンクレイター監督というのも自分の中で大きかった!(以下ネタバレ含みます)

感想ですか…?いやもう大好き!!!と途中から叫びたくなる衝動をこらえるのに必死になっちゃう映画でした。あまり予習せず行ったのでこれまた大好きなクリスティン・ウィグが出てるところでまずサプライズ!「キャーー!」となり、様々なメタシーンのセンスの良さに心掴まれ、とにかく自分の好みのツボを怒涛に刺しまくってきて、鑑賞中ずっとずっと「どうか物語よ終わらないで~」と思うくらい面白かった。
そんでもって、この映画でいっとう羨ましかったのは、彼女らの裕福そうな暮らしや、ずば抜けた才能ではなく母と娘の関係。ちゃんとお互いの行動の内訳を認めあっている。子供だから、大人だから、なんて偏見などこの二人には無いように思えた。だから堂々とビーは「ママは私の親友なんだから!!」と発言する。(セリフのニュアンス違っていたらすいません)終盤の南極の美しい景色も良いけど、雨の日の車の中で、バーナデッドと娘のビーが唄うシンディ・ローパーの「Time after time」のシーンがいちばん美しいと思った。今でも何度も頭の中で反芻してしまうくらい大好き。
脚本も素晴らしくて、人付き合いが得意でない自分には染み入るセリフばっかり。(いやバーナデッドと一緒にするなという感じですが)ケイト・ブランシェットとリチャード・リンクレイターのケミがこんな爆裂にチャーミングだとは!あ~~もう一回観たい。

パンフのデザイン可愛い!

寒暖の差にやられ、職場ではプチアクシデントで人手不足、これから踊る年末年始……。きっと12月も秒ですぎるなコレ。

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