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あと1ヶ月後に正規の小学校教員を退職する28歳の今の心境②

 前回の内容を含みながら、また今の心境を言語化していく。

 あと1ヶ月後に迫る退職を目の前にして、今の心境は、「不安が大きく、ワクワクが少し」といった感じかな。TIKTOKで収益化ができるようになった去年の夏。その時には月収で10〜20万円は稼げるだろうと踏んでいた。

 しかし最近TIKTOKが伸び悩んでいる。再生回数がいっても数万回で10万回すら超えることが少なくなってきている。その現状に直面して見て、まあそう甘い世界ではないよなと感じている。

 だから、あと1ヶ月後に退職をする予定だが、本当に生活費を稼ぐことすらできるのだろうか不安に思っている自分もいる。

 確かに起業をうまく成功させるなんて、簡単な話なわけなくて、自分はそこに挑戦してみたいと思ったんだから、たとえそれがうまくいかなかったとしても、その難しさを味わうためにも、今回やめるのではないかと思う。だからうまくいかなかったから失敗じゃない。

 自分が教員を辞めてまで、どこを目指しているのかというと、「より多くの人がより学べる環境を作りたい。」そう思って自分の取り組みをしている。

 SNSで動画を作って、発信をし始めたのも、動画だと効率的にどの場所でも学びやすいと思ったから。そしてそれが一年半で7万人の人に登録をしてもらえるようになった。

 思えば、一年半前に動画投稿を本格的に始めた時も先行きの見えない真っ暗な状況でもがいてもがいていたように思う。動画を投稿しても、100回再生とか。そんなのが当たり前だった。登録者も一人増えることが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

 でも今ではどうだろう。

 再生回数1万回いかなくて落ち込んでいる。毎日十人増えることが少ないと感じている。たったの一年半でここまで人は変わるんだと。ここまで来れたこと自体が、すでに努力の成果を表しているような気がする。

 確かに目指しているところからすると、全然今の状況でも足りないと思う。でも、さきを見すぎて足元が見えていないのではないか。自分がやりたいことは何なのか。挑戦してみたいことは何なのか。それができるかどうかではなくて、やってみたいことなのであれば、そこに対して全力でぶつかってみることが本当に大事なことなんじゃないのか。

 自分の動画を通して、より多くの人がためになったと思ってもらえる。自分の生活にプラスにしてほしい、そんな思いで動画を作っていきたい。

 教員としての生活には非常勤として関われるわけだし、一度きりの人生なんだから、自分の思うやりたいことはその時に取り組んであげるべきなんじゃないかな。それが自分に誠実っていうことでもあると思う。

 自分のやりたいことがあるのに、家族のため、彼女のため、周りの目のため、気にして、自分のやりたいことを抑えてしまっていいのだろうか。そんな自分に嘘をついた生き方は、ずっと自分を苦しめてしまうような気がする。

 だから、俺はこのタイミングで教員を辞める決断をした。

 今年チャレンジしなければ、きっと当分チャレンジしないし、いざチャレンジしようと思った頃には、きっと家庭を持っていて、自分だけの話じゃなくなる。余計に一歩踏み出すのに、踏み出しづらい状況になっていると思う。今回踏み出せないで、その頃に踏み出す自信は湧いてくるのだろうか。俺は今回踏み出せないのに、その頃の自分が踏み出せるとは思えない。

 SNSを本格的に始めてから、1年で収益化を達成できるレベルにまでにきた。教員をやりながら、副業としてここまで来れた。時には全然動画投稿ができなかった時期もある。それを含めて1年で登録者が5万人を超えるぐらいまできた。

 もし、動画投稿にもっと専念ができる状況だったら自分はどこまでいけるのだろうか。TIKTOK、YouTube、Instagramで動画をどんどん出して、もっと力を入れていけば、数年で教員としての給料以上にお金をもらえるようなビジョンが湧いた。

 これから先、教員として生きていく人生も立派かもしれない。けれど、自分なりのやり方で、より多くの人のためになるような仕事をして、それが誰かの人生を支えるようなものになって、働き方も収入面でも自分次第で結果が返ってくる。

 そんな人生を想像した時に、そこに向けてチャレンジしてみたい自分がいた。

 失敗してもいい。全力でぶつかって、それでダメなら自分としてもきっと諦めがつくとは思う。でも挑戦をしもしないで、やる前から「どうせ成功する人なんて一握りだ」と諦める人間になることの方が恐ろしいと思った。

 そんな人間になったとして、果たして自分は立派な父親になれるのだろうか。誇りを持って、自分の子供に挑戦しろと言えるのだろうか。言えないんじゃないか?

 そういうことを考えても、やっぱりここで辞めることが自分の人生のような気がする。

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