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蒼穹の見聞録

4
ラグラ神話 4話まで連載
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蒼穹の見聞録4

蒼穹の見聞録4

エノク‥

です

叔父は
笑い狂う

惨殺
強姦の
結末が
過ぎる

腰から
拳銃を
取り出した
叔父に

目を見開き
驚愕した

叔父
「‥お前は分かってる。だから」
「見せてやるよ。特別にな」

そう言う
叔父が
自身の
こめかみに
銃口を向け

発砲する

そう

私は
叔父を
取り殺した
あ‥

蒼穹

「エノク⁈大丈夫?」エノク
「はあ‥っ!はぁ‥!」

蒼穹
「インターロック⁈」

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蒼穹の見聞録3

蒼穹の見聞録3

エノク‥

うぷっ

詰め寄る
蒼穹の尋問

私の
義体から
逆流する

インターロックが
発生した

吐き出し

まともに
話せない

膝をつき
行動不能になる

インターロックの
有効期限が
時効となった
節目を
迎えた

此処で
追憶について
語る

文字が
見えた

2歳の頃
その文字は
二つ

ミュート

エンゲ

私の
遺伝子配列の
項目の名称

文字は
成長に
応じて
増えていく

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蒼穹の見聞録2

蒼穹の見聞録2

エノクです

少し
落ち着きを
取り戻す

流れる
涙を拭う

先生
「即席とは言え、新しい体に慣れて貰わねばな」
「外に出よう」

新しい体

私の魂の
半分を
担う

彼女

先生
「対極であり一体である」
エノク
「 」

対極

魂の半分
とは言え
私にとっては
他人

蒼穹は
私を
凝視する

先生が
固有結界の
扉を開く

窓一つ無い
先生の
ラボから
歩き出す

眩しい

扉から

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蒼穹の見聞録

蒼穹の見聞録

小説
改修

エノク



です

風の流れ

鳥の様に

何処までも
飛ぶ

懐かしい
感覚

いつの記憶‥?

これは

夢?

嗚呼

先生のラボ
だったわ‥

「お!」

表情の無い
眼差しで
私を見る

確か
名前

考える前に
先生が
声を掛ける

先生
「気がついた様だな」
「良い兆候だ。夢を見ていたのだろう?」
エノク
「私‥また⁈」

また
シャットダウン
された
事になる

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