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Voice 小説

20
Voice小説11回目。Ragula Genesis全7話完結。海上浮上都市。
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iPad用に描いた
小説を
改修版として
描いてます

そのイラスト
制作中

原理も公開予定です
お楽しみに

海上浮上都市

海上浮上都市

改修版

ADOL NOAH
少し
前の話

大海嘯

絶海の
大波によって
壊滅した
ジェネシス
ベイエリア

それ以来

惑星ラグラの
全域を覆う
絶海領域

都市開発など
不可能だと
誰もが
考えられていた

半分に
へし折られた
フィールドタワー

あれから
数百年
経とうと
している‥

海上都市
開発不可能

その筈は

星間条約を
果たした
とある
宇宙異民族の

往来によって
定説

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ragula genesis7終

ragula genesis7終

チン

エレベーターで
最上階へと
到着

ロニです

トップの
チーフが待つ
扉を
モニカが
ノックする

チーフ
「ようこそ、モニカ」
「さあ、入って」
モニカ
「はい、失礼しま‥」
「え?ケン⁈」

ケン
「モニカ。やっぱり君だね」

モニカ
「 」

扉が開いて
案内された

ケンも
いるなんて

レイネと
目を合わせる

レイネ
「失礼します」
ロニ
「 」

言いそびれた

気まずい

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ragula genesis6

ragula genesis6

ダイブ
シミュレータを
使って

高所恐怖症
克服

ロニです

腰抜けた
足も何とか
踏ん張り

立ち上がる

この
一連の流れが
トップの
チーフに
伝え
られていた

タワーの
最上階へと
案内され

みんなで
エレベーターへと
向かう

最上階にて
待つ
チーフの元へ

エレベーターに
乗り込んだ

ロニ
「チーフと組んで試す気
だったの?」

レイネ
「ロニとね、一緒にラグラの
調査した

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ragula genesis5

ragula genesis5

高所恐怖症

ロニです

散々
喚き
散らした
恐怖の
絶叫も

涙も

鼻水も

この
シミュレータは
充分
吹き飛ばして
くれた

ヘッドマウントを
起動させ

視界が
円錐形の
巨大な
空洞施設から

一変する

上空

蒼穹からの
ダイブを
擬似体験した

その筈

ロニ
「 」
「す、凄い!」

もがいた
不安定な
姿勢を
変える

うつ伏せに
大の字になる

レイネ
「慣れたかな?」

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ragula genesis4

ragula genesis4

ロニです

体育着
みたいな
服装に
着替え

中央総合センターの
階層を
エレベーターで
降りる

エレベーターは
50m規模の
階層を降り
巨大な
施設内へと
案内された

チン

モニカ
「着いたわ」
ロニ
「 」
レイネ
「じゃあ説明するね」

巨大な
シミュレータ
施設

円錐形の
巨大な空洞が
50mも
上へと
広がる

ロニ
「お、落ちるの?」
モニカ
「これを耳につけて」
レイネ

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ragula genesis3

ragula genesis3

中央総合センター

みんなが
待つフロアへと
向かい

エレベーターが
到着

チン

扉が開く

ロニです

フロアを
少し歩くと
レイネが
みんなと
話をしている

ロニ
「おはよう。みんな」
レイネ
「あ、ロニおはよう」
「ビッコは?」
ロニ
「相変わらず外で
ぶらぶらしてる」

完全
アウトドア派
だとみんな
知ってるから

納得した

みんな
仲良し

モニカが
答える

モニカ
「じゃ

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ragula genesis2

ragula genesis2



ロニです

プラントから
目覚めた
ラグラの
創世記

だから

私達の
世界が
此処から
始まる

地形に合わせ
発展した
街の
ランドマーク

中央総合
センターに
向かう
坂道を歩く

お供の
ビッコと
話しながら

今日は
レイネと
落ち合う予定

ロニ
「これで平野なんて」
ビッコ
「坂道大好き」
ロニ
「疲れない?」
ビッコ
「まさか」

ビッコは
足の無い
身体で

楽しそうに

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ragula genesis

ragula genesis

小説

創世記

まぁ
そう聞いて
思い浮かぶ

未開惑星の
テラフォーミング

ラグラの
人類降下作戦

プラントの
5000年に渡る
長い
時間をかけた
世代交代が
始まった

それが
今の
私達

ロニです

ラグラの
植物と人の
DNAを
融合させて
誕生した

ビッコと
共同生活

‥の筈

ロニ
「アンタさ、部屋
入らないの?」
ビッコ
「僕は外の方がしっくり
くるかなぁ」
ロニ
「観

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Voice小説11

Voice小説11

エノラ

等価交換

生まれて
産声を上げた
瞬間から
始まる

私達は

良いものも
悪いものも

この等価交換で
代償を
払っている

良いものに
力を与えるには
悪い事(困難)も
必要だけど

絶対
間違えちゃ
いけない

自分の
手の内を
汚したり

誰かの
陰口
悪口を
唱えたり

そうした
重ねた日々が
次元を低くする

今は良くても
必ず代償を
払う時は来る

それが
私達
借り主

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Voice小説10

Voice小説10

キャラクター

繋がる
ヴィジョン

何処から来て

自分へと
繋がるのか

精神世界から
等価交換

毎日
欠かさず
我が手を
見詰める

宿る魂に
向ける
思い

博士の
指摘で
悟った
気付き

私の右手には
沢山の霊体

多重存在と
私は呼ぶ

キャラクターの心
原動力は


自分に

人に

存在に

愛は
自然にも
向けられ

ヴィジョンは
届く

共有

作品は
生まれる

この繋

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Voice小説9

Voice小説9

mystery gem
アルゴリズム伝記

ビリー

まあ

ならず者の
俺だ

狂ってたし
間違ってもいた

それでもな

拭い去りたい
過去の
後悔

過ちがある

なかなか
口も割れない

白状すると
バムイ族の
抹殺

暗殺に
加担してた

嗚呼

俺は
殺し屋だ

ジャズって
いたろ?

マフィアで
何度か
対立してた

撃つ事を
躊躇わない

ルーンが
ある限り
不死身の
バムイ族を

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Voice小説8

Voice小説8

The blue sky
of the outlook

エノク

何度も
重ねた
ルーツあっての
私達

大切な人

大切な場面

歴史

思い出

みんな忘れて
今がある

大切な人と
訪れた
絶景さえ

それでも

失ってはならない
約束とか
物事さえ

忘れる

一度きりの
人生

もし

思い出せたなら
それは
きっと

自分だけの



どうか大切に

Voice小説7

Voice小説7

アルゴリズム伝記

全ての
裏側

大司教ようやく
語る

私は

世界を
調和へと
変えるべく

異端審問を
結成した

全ては
異端民族を
バムイ族の
同胞として
まとめる為

私を含め
精鋭の
バムイ族と共に
救済へと
導く為

互いの血を
集め

循環
培養した

それぞれの
救済に向ける
生き血
これが

「聖杯」

だが

集団
アルゴリズムの
前で
世界の調和を
実現するは
難しい

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