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【1回目】責任を語ろう


『Creative Dialogue』

今年から始めた
オンライン対話の場

場を創る仲間を増やし
希望を拡げ
そして教育や社会をより良くしたい


そんな思いのがある人たちが集まり
対話を重ねることで
何か新しいものや面白いことが
まるで化学反応のようにおきる


そんな場をつくっていこうと
「街のみんなの学校プロジェクト」代表と
「ミライのくらす」代表の私とが
月一で共同主催しているイベント

このイベントで
学んだことの整理や議事録として
noteにまとめていく


▶︎「責任を語ろう」というテーマについて


場づくりは
一人でやるのは速いし簡単

それをあえて一人ではなく
仲間を巻き込みながらやるには
どうしたらいいのか

これが当時のわたしの課題であり
「責任」という言葉に向き合うには
絶好のタイミングだった


「責任」ときくと
みなさんはどんなイメージがあるだろうか

責任はとりたくない
責任を追求されるのが嫌だ
責任あることはできる限りしたくない

そんなネガティブな心理がはたらく人が
大半だと思う

「責任」という言葉が
まるで爆弾ゲームのように
放棄される日本社会


この「責任」から逃れたいが一心で
仲間になることや
活動に参加することへの
一種の障害になっている気がする


そんな状況だからこそ

「責任」という言葉を今一度
深堀していくことに価値があるのではないか

「責任」という言葉と向き合い
捉え直ししていく必要があるのではないか


そう思った私たちから自然と
「責任を語ろう」
というテーマがうまれた



▶︎「責任」とは?


「責任」という言葉は
起業家や個人事業の人たちの間では
ほとんど耳にしない

「責任」という言葉は
組織や集団の中でつかわれるもの

そう語る人がいた

それはなぜか

それは
『当事者意識』があるかないかの
違いだという

組織や集団に属する時
仕方なく入っている
もしくは
自分から入ったものの
その役割や仕事は
与えられているもの

そうなると
必然的に当事者意識が薄れ
誰に責任があるのかを明確にしたがり
自分に責任の矛先が向かないよう
必死で逃れようとする

これが今の日本社会


ではその当事者意識をもつためには
どうすればいいのか

それは
用意された役割や仕事を
当てはめたり与えるのではなく
自分には何ができて何ができないのか
を示したうえで
自分たちで役割や仕事をつくっていく
ことから始めること

ここで私にとって大きな気づきがあった

それは
責任は後からとったり
追求したりするものではなく
『責任は先に示すもの』
ということ


後から責任どうのこうのというのは
結局言い訳にしかならない

「説明責任」というのも
後からこういうことでした、と説明をして
はい、おしまい。という
まったくもって意味のないものになっている


そうではなく
責任は先に示すもの

ワンピースのルフィのように
俺には料理ができねぇ
地図も読むことも
病気を治すこともできねぇ
俺は仲間がいないと
何もできないんだ!

と先にできないことを示しておくことで
後から何で船長なのに地図が読めねぇんだ!
ということにはならない

そもそも
何で船長なのに地図が読めねぇんだ!
と後から「責任」を求める声自体が
失敗や過ちを恐れる雰囲気をつくっている

そうではなく
そうだよね、誰だって失敗するよね
失敗したら、次どうする?

そういう雰囲気を
社会全体でつくっていきたい



そんな対話が繰り広げられた


▶︎責任を分かち合うには


責任=resposibility

一般的にはこう訳されるが

責任=risk taking

という捉え方について
対話が深まった

リスクテイキングとは
「危ないかもしれない」
「失敗するかもしれない」
と知りながら自らが決定し
行動する “意思決定” のこと


『責任』と聞くと
すごくマイナスなイメージが
つくられているのが現状

しかし実際は
『責任』があることで
達成感や喜びなどのワクワクもあり
そして同時に
失敗するかもしれないというドキドキもある

つまり「責任」には
マイナス面だけではなく
プラス面も大いにあり
それがrisk takingと
同じ考え方ということになる



そしてここでさらに面白いこと


クランボルツ教授の
『偶発性学習理論』にでてくる
risk takingの日本語訳

それがなんと『冒険心』

冒険心には
責任と同じように
ワクワクとドキドキが入り混じっている

日本語だけではなかなかな
責任=冒険心
とは結びつかないけれど
間に英語を挟むことで
責任=risk taking=冒険心
というイコール関係ができあがる


「これか」
と私は腹に落ちた

一緒にワクワクする仲間がほしい
と同時に
一緒にドキドキもしてくれる仲間もほしい

そう、ワクワクだけじゃない
ドキドキもセットにしたかった

けれど責任という言葉では
あまりにも重すぎる

「責任」じゃなくて
「冒険心」を一緒に分かち合う仲間

私が求めていたのは
まさにこの感覚だった


そして仲間集めの入り口には
ドキドキはなくていい
まずはワクワクだけで十分

ワクワクの渦に巻かれているうちに
ドキドキの渦にうっかり巻き込まれている

そんな冒険に一緒に出てくれる人と私は
教育や社会をよりよくしたい


▶︎最後に



「責任」というテーマで
こんなに深い対話ができた第一回目

次はどんなテーマにしようかと
思っていた矢先に出てきたのが

『仲間』


冒険心を分かち合う仲間

でも、そもそも仲間って何?


ここにもまた
対話を通じて深めたい言葉がでてきた


仲間と責任を分かち合うには
まずは「仲間」そして「責任」

この言葉の意味を深め
捉え方を共有しておくことが
大事だと今、個人的に感じている


2月11日 20:30〜22:00

ワクワクの渦に飛び込みたい人
この指とーまーれっ!

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