席を譲ること

新幹線で席が空いてなく、母親と(幼稚園ほどの?)子供がバラバラのところに座ることになった。母親は僕の隣に、子供は通路を挟んでその隣に座ることになった。
母親は子供が退屈しないように話しかけたり、遊んだりしていたが、通路を挟んでいるのでやりにくそうだった。子供も窓側の席に座って外を眺めたいようだが、なかなか見えないようだった。
ここは親切心を見せてやろうか、と思って母親に「お子さんと席替わりましょうか?」と声をかけた。母親から感謝されて、子供さんは外の景色を見れ、母親の隣にいれるようになり感謝された。普通の人ならするだろうと思うこと、自分が当事者だったらしてほしいなと思うことをしただけなのに感謝されてなんだか得した気分を味わえた。
僕は今回の件に限らず、電車内で席を譲って欲しそうな人を見かけたら替わるようにしている。最近だと、お年寄りは当然、カップル(僕が移動すれば2人が隣同士で座れるような状況の時)、小さい子供、部活後に疲れている高校生など、席を譲って欲しそうにしている人には交代するようにしている。

席を譲ることで相手から感謝されることがよくあるが、「相手に声をかけて自分が移動する」というとても簡単な行動をするだけでしばらくは気持ちいい時間を過ごせるってとてもお得ではないだろうか?自分が座り続けても味わえない喜びや気持ちよさを感じていて、寧ろ贅沢なことをしているのではないか?と思ってしまうこともある。他の人に親切にすることは、お金では測れない価値ベクトルで贅沢なことだと個人的に思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?