「建築という学問は堅苦しい、、」


よく、学んでいる分野を答えると、「大変そうだね」とか「専門性あるのいいね」と言われます。
「建築」という学問は堅苦しい。そして、良い意味でも悪い意味でも専門性が高く見えますよね。今回は、その堅苦しさについて話していこうと思います。


1. 専門性を持つことを一度考えよう

高校生の時に、建築学科という名前を見た時に、「建築しか勉強できないのはな〜」と思ってしまいました。将来の夢なんてまだわからない時に、建築学科という専門性を持つことを危惧した人も多いと思います。
早稲田大学は、院への進学が7割ほどになり、多くの人が建築系の道に進むんです。「6年間教育です!」とホームページにも書かれており、それを見るともう、入ったら抜け出せないな。というなんとも迷宮状態。
東京大学のようにリベラルアーツ教育がない分、入ったら

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という日々になります。
なので、建築学科を考えている受験生は、一度「専門性のある分野」ということを吟味してください。ある程度の覚悟がないと、入った時のギャップが大きすぎて辛くなると思います。SNSであがるよなおしゃれなキャンパスライフを送れる可能性は非常に低いです、、、


2. 建築一本背負いへの批判

建築学科に入って気づいたことは、建築という学問で培う「観察力」「表現力」「分析力」などは、どこの分野にも応用できるということです。さらに、意外と大事なのは「建築以外も学ぼうとする姿勢」もしくは、「広義の意味での建築の捉え方」なんだと思います。建築を学ぶときに必ずと言っていいほど、数学、物理、心理学(行動、空間)、社会問題などを使います。
建築一本背負いではなく、建築をツールとして考える人が大事なんだと大学生活を過ごして気づきました。


3. 建築をツールとして機能させること

先ほど話したような建築をツールとして捉えるとは具体的にはどんなことなのか説明します。例えば、コロナ禍によって人々の生活形態が変わったことによって、建築の形態や都市形態も変わり始めています。では、この社会の変化に追いつくためには、ワーケーションハウスや、仕事に適した家づくりを始めないといけなくなります。
このように、今世界がどうなっているかを感じ、ニーズをみながら建築を応用しないといけないということです。これ、当たり前でしょ!と思うかもしれませんが、実際に建築学科で作業していると、作業部屋に篭りすぎて今世の中で何がおきているかキャッチできず、そして自己満足な建築しか作れないということになりかねないのです。


4.敷居の高さを気にしすぎなくて大丈夫

ここまで、専門性があることを注視している文章をかいたのに関わらず、敷居の高さを気にしないでというのは説得力がないですよね笑
でも、建築に対する意識が高くなくても、ほかの視点を持っていれば、楽しいいかもしれないよ!というアドバイスをしたいんです。
実際に、私は建築について入学前は全然知識もありませんが、なんだかんだ楽しく過ごせています。
でも、入る時にはある程度学生生活が忙しいという覚悟と視野を広く持ちづつけるという覚悟、この二つを持って入ることをお勧めします!


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