３月１３日(仕)

まじでこれ、業者の仕事だよな……。

―こんなことするって聞いてないもんね。

今更だけど。
もう何回もしてるけど。
月に一回は必ずしてるけど。
毎回毎回、疲れるんですけど。

まぁ、今日は比較的すくないのでいいんですけど。

月曜日は、ラッキーなのでいいんですけど。
1人で作業できるから、いいんですけど。
でもねぇ、まだ分からないモノが混ざってたりするからさぁ。
「……」
この箱とかね。
確か、赤いテープのやつはどうのこうのって教えられたけど……ぶっちゃけ覚えてないよね。
だって、言いながら自分でやったんだもんあの人。
メモする余裕すら与えられなかったし。
私は、覚えがあまりよろしくないのですよ……メモさせてくれ……て思いながら初日はやってましたね。
おかげで、あの人大嫌い♡
「……」
ま、いいか。
後で別の人に聞こう。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
よし。
終了。
今日はほんとに少ないな。
箱類ばっかりだ。
後の細々したのを、どうまとめるか……。
「……？」
さてと、気合を入れる意味合いで、意志をもって(さっきから、無意識にまくっては落ちを繰り返してはいたが)、カーディガンの袖をまくったら。
腕に突然、痛みが走った。
ズキ―と。
「……」
何事かと、よく見れば。
そこになかなかの傷跡があった。
多分、何かを下ろしたりした拍子に、ひっかけたりしたのだろう。
思っているより、大き目の傷だった。
深くはないのだが。多分、皮をこすったって感じだろう。
結構強くぶつかりもしたのか、痣っぽくもなっている。
なににぶつけて、傷跡つくったかな……。
まぁ、重いのは何個もあったから、何かしらだろうが。
「……」
こりゃ、一時消えないな……。
えー？まだやる事あるんですけどー？これからのやつ、対人だから、これ見えるぞ？腕まくりするなと？多分無意識にするから無理だよ？
「……」
ま、いっか。
それよりこれ以上見てたら、嫌なこと思い出すからやめよ。
今日のこれは。
あれだよ。
たまたまできた傷程度でね。
割とズキズキしてきたけど。
気にしない気にしない。

無意識なあれとか、思ってない。