赤き薔薇よ、花と燃えて。
「貴女は芳(かぐわ)しい香りの一輪の赤い薔薇」
この文は私の学生時代のほんの一瞬の記憶です。
皆様、お花はお好きでしょうか?
思い返してみれば子供の頃からお花に囲まれて生きてきた様に思える。
私は自分の家の庭、それも祖父が大好きで育ててきたサボテンの花を土日になると一緒に水を噴霧状でワンプッシュしてかけてあげたり、緑の少年団に参加して植物の苗を植えたり、そして学生時代に可憐な女性に一目惚れした時に「例えるならその人は薔薇の香り」とも言えるような上品だけど熱い思いを馳せて共に生活を送ってきた花の様な人と関わって生きてきました。
薔薇には様々な花言葉(花詞とも言う)があります。
薔薇は「愛」や「美」の意味が込められており、他にも赤色の薔薇だと「情熱」「あなたを愛しています」とどストレートに熱い愛を贈る人に一緒にプレゼント出来て、プロポーズに一輪だけ渡す人も、何本も束ねて贈る人もいます。
ただ、人によってはその花を「重い」とか、「私は無関心」ですとノーサンキューと断れる事もあり、家に帰ってから自分への慰めの薔薇として部屋に飾るのも一興です。
他のも紹介すると・・・
ピンクだと「感謝」
黄色だと「友情」「嫉妬」
緑色だと「希望を持ち得る」
などなど人の感情を交えて贈るのに相応しい意味が込められている物が多数存在しておりますが、話を本題に戻すと私はその女性は貴賓があり、朝も放課後の挨拶も爽やかにする程、話していたり近くにいるだけでこちらの気分が良くなるもので、その人を私流に解釈するならば「昨今の現代社会の激しい格差社会のな砂漠みたいに乾いた心にポッと咲いた一輪の赤々した薔薇の様な人」とでも言いましょうか。
花詞と重複してしまうがピンクの薔薇の中に赤い薔薇が咲いていても良いが、やはり彼女には他の赤い薔薇の様な心を持つ人が既に居ても私にはもう彼女の姿しか見えない。
そう。それはまさしく燃えるような愛と言えるでしょう。
現在その赤い薔薇が今どこで関わる人の心を潤わせているかは定かではありません。
ただ、その貴賓ある薔薇はきっと誰かの心を知らぬうちに見る人の心を熱く燃えさせ、それと同じように心に水を差すオアシスのような効果を発揮して活きている事と思い今夜もその人を想いながら芸術作品を生み出していきます。