人生最大の悩みは、豊かな生き方に繋がっていたと思う。

私が人生最大に悩んだ「子育て」

もう自分の思い通りにならないことだらけ。今まで積み重ねてきた私を崩されることだらけ。

これでいいのか？といつも不安で、終わりが見えない、でもどうしたらいいのか分からない。

お願い誰か助けてー、お願い誰か正解を教えてー、お願い誰か大丈夫って言ってーと。

いつも誰かに甘えて、助けを求めてきた私は、子育てを通じて、自分と向き合わなければいけなかったのです。

自分だけだった時は、向き合わなくてもなんとなくやり過ごせた。
自分を責めたり、誰かのせいにしたり、助けてくれる人に依存したり。

でも出産を経た私には、なぜか、なんとなくやり過ごすことがどんどん苦痛になっていました。

自分を責めている姿を子供に見せたくないし、
誰かのせいにしてる姿を子供に見せたくないし、
誰かに依存している姿を子供に見せたくないし。

ちゃんと向き合いなさいよと言わんばかりに、息苦しい日々。

いつだって子供は、私にとって大事なことを教えてくれている。

この時期に私は「アドラー心理学」に出会いました。
そこからのご縁で、西洋占星術や四柱推命、タロットなどの「運命学」にも出会うことができました。

もし子育てに悩むことなく、なんなくこなせていたら、今こんなに豊かな生き方はできていなかったのかもしれない。

この時期、西洋占星術でみると、プログレスの月がちょうど１ハウスに入る時でした。

それは、新しい種を蒔くとき。

そのあと約30年のサイクルのスタート地点、人生に2回か3回しかない重要な時期。新しいサイクルを始めるために、セルフイメージを一新する。自分のペースを取り戻すための調整期間です。

私にとって子育てに悩み、自分自身と向き合わされた息苦しい日々は、次のサイクルへ向けた気付きの時だったのだと知った時、なんかこう安心したというか、嬉しかったというか、ふわっとあったかい気持ちになったのです。

もちろん当時の私はそんなこと全く知らなかったけど、悩みながら苦しみながら、時に勇気を出して、不安になりながらも選択してきたことがちゃんと今に繋がってたんだなぁと。

そんな風に思えたら、どんな経験もきっと何かに繋がっていて、「今」その経験をするために、私は生きてるんだなと、妙な安心感に包まれました。

「自分の人生を安心して生きる」

不安に囚われることなく、どんな状況でも受け入れる、これが私の人生だ！と胸を張って生きられること、それがこんなにも豊かなことだと、自分と向き合って、いろんなことを学んで、初めて気付いたのです。

今では、この生き方が最高！と思える、そんな自分に愛おしさすら感じるようになってきました。

きっと、それぞれが自分の人生を受け入れて、胸を張って生きている世界は、みんながもっと安心して生きられる世界だと思うのです。

そんなあったかい世界を目指して。

私にできることは何だろうか。

一人でも多くの人が安心して生きられるように、私にできることがあるなら、やっていきたいなぁと思っています。

きっとそれは、私がもっと安心して生きることに繋がっているはずだから。