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【理想の働き方】自分に合ったハイブリッドなワークスケジュールの実現

働き方の変化

 2020年、急激に私たちの生活を揺るがしたCOVID-19は、私たちの生活様式を一変させました。その中で最も大きな変化が仕事の働き方ではないでしょうか?

 COVID-19の影響で働き方の多様化が広まりました。これにより、あなたの仕事の働き方に選択の余地が生まれました。これは、自分に裁量権が渡り、自分の理想の働き方を実現できるいい機会になったと思うのですが、急に選択を迫られても困ってしまう方も一定数いると思います。

 そこで、自分に適したハイブリッドなワークスケジュールの組み立て方を4つ紹介していきます。


職場ではどのような仕事をするのが好ましいのか?

 ビジネスにおいて最も重要なことは、実際に会って話をすることです。ハイレベルな戦略的意思決定や交渉の場では、可能な限り「話し合いの場」にいたいと思います。バーチャルで伝えられること、伝えられないことは、直接会って話すのとは本質的に異なります。

 ですが、ゲームを変えるような意思決定をしていなくても、オフィスでやりたい仕事もあるでしょう。例えば、問題解決や意思決定が必要なプロジェクト会議や、有形のものを確認する必要がある会議、感情的な内容が多い会議などは、直接会って行うのがベストです。そのようなプロジェクトミーティングが行われる日に合わせて、オフィスにいる日をスケジュールしましょう。

 また、自分がその会議の権限を持っている場合は、他のチームメンバーにもその日にオフィスに来るようにお願いすることを検討します。また、これらの設定は時間の経過とともに変化させることができます。例えば、プロジェクトの立ち上げ時には全員が直接会ってミーティングを行い、通常のアップデートはバーチャルミーティングで行い、成果物のより詳細なレビューを行う時には再び直接会ってミーティングを行うようにするなどです。


チームはいつ自分を必要としているのか?

 チームの生産性を最大限に高めるためには、どのような交流(対面またはバーチャル)が最も効果的かを見極める必要があります。

 もし、同僚、特に直属の部下が、直接会ったほうが話の内容をよく理解し、情報を保持してより適切な対応ができると感じたら、その人たちがいる時間帯に合わせて職場にいる日を計画してみてください。実際に会って30分過ごせば、書面や電話でのコミュニケーションが読まれなかったり、誤解されたりすることによる何時間もの頭痛の種を減らすことができるでしょう。また、同僚の中に書面やその他のバーチャルな方法で情報を理解しやすい人がいる場合は、リモートでのミーティングを続け、オフィスでの時間は他の活動に充てるようにしましょう。

 今回のパンデミックでバーチャルコミュニケーションのスキルを磨いたとはいえ、人によっては対面でのコミュニケーション、対面でのミーティング、リモートでのオプションなどの好みがありますので、スケジュールを検討する際には、チームの各人にとって何が合理的かを考えてみてください。



どうすれば自分の生産性を最大限に高めることができるのか?

 最初の2つの要素は、自分のプロジェクトやチームの生産性を最大化することに関係しています。しかし、最後の2つの要素は、個人の生産性を最大化するためのもので、まずエネルギーの管理から始めます。

 内向的な性格の人は、職場に連続して出勤するのは2日までにしたほうがいいと思います。例えば、月、火、木、あるいは月、水、金と決めて出社するなど...。職場にいる日と家にいる日を交互に繰り返すことで、遠隔地にいる日は他人からの刺激が少なくなり、自分自身の充電の機会となります。また、オフィスにいる日のミーティングをまとめておけば、在宅勤務の日は、一人で仕事をするための邪魔されない時間が長くなります。

 一方、外向的な性格の人は、何日も連続してオフィスに行くことが問題にならないかもしれません。また、職場と自宅の両方でミーティングを予約し、毎日人とつながる機会を持つことで、全体的に元気になるかもしれません。リモートで仕事をしているときは、始業時にいくつかのミーティングを予約して気合を入れておき、午後になって気力が衰えてきたらまた予約する。



自分のモチベーションが一番低いのはどんなときか?

 ある人は、月曜の朝、勢いよくスタートしても、金曜の午後には、本質的な仕事をするのが非常に困難になっています。また、その逆の人もいます。逆に、月曜に仕事を始めるのに時間がかかっても、金曜には簡単に仕事を片付け、夜の6時や7時まで仕事をしている人もいます。

 リモートワークは、特に若い人の場合、これらのモチベーションレベルにも影響します。リモートワークへの壮大なシフトを測定した同じピュー・リサーチの調査では、18歳から49歳までの労働者の42%が、リモートワークで仕事をすることにモチベーションを感じるのは難しいと答えています。また、18歳から29歳ではその割合はさらに高く、53%の人が「同僚と直接会っていないときに仕事をする気になるのは難しい」と答えています。(これに対し、50歳以上のワーカーでは、同じように感じる人は20%しかいませんでした。)

 モチベーションが下がっているときには、オフィスでの時間を使ってやる気を高めましょう。ジムに行くと運動がしやすくなるように、オフィスに行くと仕事がしやすくなる人もいます。人と一緒にいるときが一番やる気が出るのに、週が明けるとやる気がなくなるという人は、木曜と金曜にオフィスで仕事をする日を設けましょう。逆に、月曜と火曜に出社したほうが仕事がはかどるという人は、それを目標にしましょう。積極的な同調圧力が必要な時期を把握し、それに合わせてハイブリッドなスケジュールを計画することで、生産性を大きく向上させることができるのです。

 オフィスへの復帰を目指す企業が増えている中で、あなたは対面勤務とリモート勤務の間をつなぐスケジュールを立てる可能性に直面しているのではないでしょうか。オフィスに戻る時間帯を決める際には、以上の4つの要素を考慮して、自分に合った職場復帰を目指しましょう。


https://hbr.org/2021/10/how-to-set-a-hybrid-work-schedule-that-works-for-youより

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