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インドネシアの地理とコーヒーの産地①


インドネシアはマイナーな国だ・・・(個人的見解ですが)

インドネシアのスペシャルティコーヒーを日本に広める仕事を始めて1年以上経ちましたが、日々新しい人と出会い、美味しいコーヒーをいただいて楽しく過ごしています☕
私自身、この仕事を始めるまでインドネシアには全くご縁がなく過ごしていたので、インドネシアについて「東南アジアの国」「デヴィ夫人とスカルノ大統領?」「スマトラ地震」「ディーンフジオカさんの家族が…」といった知識しか持っていませんでした。
(バリ島ってタイだと思っていたくらいです!)

東南アジアの地図を思い浮かべても、どこがインドネシアなのかピンとこない・・・。でも、これって私だけではなく、タイやベトナムなどに比べて、インドネシアは日本では少しマイナーな国だと思うのです。(個人的見解)

ということで、勝手に『インドネシア普及大使』を名乗る私が、インドネシアという国の地理やそれに関わるコーヒーの産地について(簡単に)説明していきますね!

インドネシアの場所

そもそも、インドネシアがどこにあるか思い浮かべられますか?
東南アジアの国で、タイのお隣だったかな?フィリピンから近い?
アジアの地図を貼ってみました。インドネシアはどこでしょう。 
↓↓↓

インドネシアは日本から約5,000km南に位置し、マレーシア、シンガポール、パプアニューギニア、オーストラリアのお隣です。

国旗はこれです ↓↓↓

日本と同じ色合いに親近感

首都はジャワ島北部のジャカルタ。
ジャカルタの人口が増えすぎたため、首都機能をカリマンタン島に移転するとの発表がありました。(本当にできるのだろうか・・・)

インドネシアはすごく大きい!

インドネシアの地図がこちら ↓↓↓

インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省公式HPより

赤道直下の国で、赤道がスマトラ島の真ん中あたりと、カリマンタン島、スラウェシ島北部、マルク諸島の上を通っています。
地図で見ると国土の大きさが分かりにくいですが、東西の長さは5,100kmもあり、アメリカのロサンゼルスからニューヨーク(約4,000km)より広いのです!!
そのためタイムゾーンは3つあります。
縦(南北)の長さは北海道から九州まですっぽり入るくらい広いので、赤道を挟んで北半球と南半球で気候や季節がちょっと違っていたりもします。

「THE TRUE SIZE OF…」というサイトを使って、大きさ比べをしてみました。サイトの情報を元に自作した図なので、少しのズレはご了承ください💦

インドネシアと日本を重ねてみた
インドネシアとアメリカ(の一部)重ねてみた

インドネシアの国土の広さがよく分かりますよね!!

日本と同じ海に囲まれた島国で、14,000ほどの島があるそう。この島の数も10年くらい前まではきちんと分かっていなくて、やっと確定した(らしい)というニュースもありました。
排他的経済水域の広さはアメリカ、オーストラリアについで3位で、海洋資源を豊富に持つ国です。

フローレス島の人気観光地✨

若くて勢いのある多様性の国

人口は2.7億人、平均年齢は29歳で、人口はずっと増え続けています。
どんなに田舎の街に行っても、どこにでも若者が沢山いて驚きます。
日本は平均年齢48歳ですから…インドネシアはとっても若い国ですね。

それぞれの島ごとに(大きな島だとエリアごとに)色々な民族が住む多民族国家でもあります。
インドネシアに長年住んでいた当社スタッフによると、顔や性格でどの島出身か大体分かるそう。

そしてもう一つインドネシアの特徴といえば約9割がイスラム教徒であること。「ヒジャブ」というスカーフを被っている女性をよく見かけます。
インドネシアは比較的寛容な(ゆるい)イスラム教徒が多いそうですが、お酒を飲めたり豚肉を食べられるお店はあまりないし(もちろんイスラム教以外の人のためのお店はありますが、特にお酒は難しい。酒税が高い!)、断食の時期は結構気を使います。
ただ、宗教も島ごとに特徴があり、バリ島はヒンズー教の島でお酒も豚肉もOK、ヌサ・トゥンガラ諸島はキリスト教徒が多いそうです。
逆に厳格なイスラム教徒が多いエリアもあります。(北スマトラなど)

たくさんの島からなり、たくさんの民族と宗教が入り交じる多様さと寛容さがインドネシアの魅力の一つかな、と思います。

当社エキスポートハブのスタッフ
ヒジャブを付けている女性が多いです

インドネシアでのコーヒー栽培(次回に続く・・・)

インドネシアではコーヒー栽培が盛んです。
それはインドネシアの地理と地形が大きく関わっていて・・・
と、続けていきたいのですが、なかなか長い記事になってしまったので今回はここまでといたします。
(コーヒー屋なのに、コーヒーの話全然ないよ!)
インドネシアの多様性がコーヒーにも現れていて結構おもしろいのですが、これから少しずつまとめていきます。


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