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ブログでゼロから成果を得るSEO集客の戦略

Webサイトを運営しているとやはり、
「出来るだけ多くのアクセスが欲しい」と考えることが多いと思います。

アクセスを得る方法はいくつかありますが、
まずは元手ゼロでできる「SEO」での集客から始めてみましょう。

この記事では、全くSEOの知見のない初心者でも3年間で630万PVを得られた戦略を公開します。

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・SEOの知見のない初心者でも理解できるように書いたつもりです。
・SEOのみでの集客です。有料広告等は使用していません。
・Google Analytics及びSearch Consoleは導入済として、特に解説しません。
・ジャンルによってPVは大きく変わりますが、ここではジャンルの公開はしません。

SEOとは

Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略です。

ただしこの記事では、キーワードを大量に詰め込んだり、
スパム的な外部リンクを仕込んだりするような、所謂「ブラックハットSEO」は扱いません。

記事中で使用されているキーワードを見直したり、内容のリフレッシュによって、
Googleの検索結果における順位を上げることで、より大きなアクセスを得るための手法です。

なおGoogleが順位を決定するアルゴリズム自体は非公開で、定期的にアップデートされています。
ただしサイト作成者向けに大きな方針は公開されているので、ある程度の推定は可能です。
以下では実際のサイト運営経験を踏まえて、抑えるべき大きな観点について解説していきます。

基本的な観点(ユーザー行動・キーワード・外部リンク)

SEOの細かい施作については、それこそWeb上に大量に情報がありますが、
大きな要因となるのは以下の3つです。

・その記事を読んだユーザーの行動
・タイトル、H2タグなどのキーワード
・外部リンクとドメインの権威性

時期によりこれらの要素の重みづけは異なりますが、
いずれにしてもこの3つの観点を重視することで、上位表示することが可能です。

各要素について以下に解説していきますが、どの要素も関連しているので、
一度記事全体を読んでから改めて読み直すと理解が深まると思います。

最近の動向として:
お金・健康(所謂YMYL)及び直接購買行動に繋がるキーワードについては
特に権威性を重視して検索結果が調整されています。
定期的にアルゴリズムがアップデートされており、2020年現在は全体として権威性を重視する傾向にあります。
逆に言えば現状は専門家のサイトが上位に表示されやすく、専門分野を持つ企業や団体にとっては有利な状況と言えます。

ユーザーの行動

あなたはGoogleで検索した時にどのような行動を取りますか?
多くの場合は、

・キーワードを入力して検索する
・有料広告、1〜3位のページが表示されるので、そのどれかをクリックする
・ページに満足した場合は検索を終了してタブを閉じる(プラス評価)
・満足しない場合は検索結果に戻り、別のページを探す(マイナス評価)

この行動を繰り返すことになるはずです。

この時、検索の終了はGoogleによって認識され、
そのページはユーザーを満足させたものとしてプラス評価を得ます。
逆に早期に離脱されたりするとマイナス評価を得ます。

他にも直帰率やサイトへの滞在時間も指標として使われていると思われます。
直帰率が低かったり、滞在時間が長ければプラス評価になります。

キーワード選定

ユーザーの検索行動の入り口になるため、最も重要です。

大きな成果を得るためには、

・検索数の大きなキーワードを狙う
検索数 × クリック率 = アクセス数になるので、
できれば検索数の大きなキーワードを狙いに行くべきです。

・コンバージョンするキーワードを狙う
ビジネスの場合、検索数が小さくても、
受注などに繋がるキーワードであれば優先度は高くなります。

基本的に検索数の大きなキーワードは競争率が激しいため、
サイト公開の当初から評価を得るのは相当に厳しいのですが、
最終的に抑えたいキーワードであればページの作成を検討しておくべきでしょう。

関連キーワード

俗に2語/3語キーワードと呼ばれるキーワードがあります。
例を上げると「ruby」は一語であり、検索数も大きいですが、ライバルも強力で、
大抵の場合、公式ページが1位に来ます。
公式ページは外部リンクも多くなりますし、当然クリック率や滞在時間も高いので、
総合評価で上回ることは至難の技です。

それに対して「ruby 入門」というのはスペースで連結してあるので2語キーワードです。
このキーワードで検索したユーザーは入門用のコンテンツを求めています。

この検索結果にはrubyの公式サイトはいません。
より検索意図にあった、入門のためのページが検索結果に表示されます。
例えばruby公式がわかりやすい入門ページを作れば、
おそらくここでも公式サイトが上位表示されるはずです。

また「ruby 入門 本」や「ruby 入門 サイト」は3語キーワードです。
前者は入門用の本を探しており、後者はサイトを探していますね。
検索意図が明確になってきました。

語数が増えるに従って母数となる全体のアクセス数は減るので、
一般的には上位表示するための難易度は下がります。
また、3語キーワードで評価を得ているページは2語キーワードでも良い評価を得やすくなります。
まずは関連キーワードから徐々に評価を積み上げる方が良いでしょう。

外部リンク

外部のサイトからページにリンクされている場合、
そのページは外部から評価されているという扱いになり、評価が上がります。
リンク元サイトが同ジャンルで評価されていたり、著名なサイトの場合はより評価が上がります。

例えばあまり閲覧者のいない個人のブログからリンクされるよりも、
そのジャンルの権威と言えるようなサイトからリンクが得られれば、
そちらの方が評価が高いのは自明だと思います。
※知名度が高いサイトは相対的に情報ソースとして信頼されやすく、
シェアされやすいため外部リンクが集まりやすい性質があります。

ドメインの権威性

外部リンクの件と関連しますが、似て非なる要素として、ドメインの権威性があります。

例えばお金や医療・健康に関するキーワードにおいては、
意図的に専門機関のサイトが上位に来やすいように調整されています。(YMYLアップデート)
これらのキーワードに関しては専門でない者が、
間違いの含まれた内容を発信すると実害が大きいという理由で行われたものです。
※例えば病気の診断方法について検索した結果、誤った情報が表示されると実害がありますね。

当初はYMYLに限定して行われたアップデートですが、
近年ではYMYLに関わらずドメインの権威性を重視する傾向が強くなっています。
何らかの専門家であれば、その旨を明記することでプラス評価になる可能性があります。

どうやって順位を上げるか

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上記はSearch Consoleの画面です。
このサイトではアクセス数の大きなキーワードで上位表示を目指して最適化を行いました。
・当初狙っていた2語キーワードでは原則1位をキープ
・1語キーワードでも10位以内をキープ
・この間複数回のアルゴリズムアップデートが行われていますが、
主力キーワードでは順位低下は起こっていません。
・2019年に向けて検索需要低下は単純に話題そのものの鮮度の低下によるものと思われます。
・ジャンルによってアクセスが増える時期は変わるので参考程度に見てください。

重要な要素は4つです。
1:Googleがそのキーワードに関連するページだと認識する
2:検索キーワードに対するクリック率
3:そのページ、またはサイトへアクセス後の検索終了率
4:外部評価(ページへの被リンク、ドメイン自体への総被リンク、Googleに公式サイトとして認識されている等)

調べると色々出てきますが、大きく上記4つを押さえれば順位は上がります。
きちんとコンテンツを作り込み、ユーザーの満足が得られれば、結果的に順位が上がるということです。

例えば一時期あるキーワードで1位のページがあったとしても、
クリック率が10%程度しかなくなったり、
ページの内容が古くなったりして離脱率が高まった場合は検索順位は落ちます。
SEOは相対評価です。逆にいえば競争相手より指標で上回れば良いのです。

1:Googleがそのキーワードに関連するページだと認識する

最初の一歩であり、ここができていないと順位の付き方が遅くなると思います。

ページの評価が定まっていない場合、(定まった後も定期的に、ランダムに)
Googleはページに関連しそうなキーワードに対して、ユーザーの行動をテストするために
限定されたアクセスの範囲内であなたのページを上位表示することがあります。
例えば1語のビッグキーワードでもごく少数、上位に露出することがあります。

その際の指針になるのは、h1(タイトル)とh2,h3が基本です。
h2にキーワードが含まれていなくても、順位が上がることもありますが、時間がかかりますし、
そういったページに対して適切にキーワードを設定すると明確に順位が安定します。
このケースでもUX指標が収集されて、キーワードに相応しくない場合は除外していると思います。

2:クリック率を上げる

・検索キーワードをタイトルに含める
・興味を引くタイトルにする

キーワードが全くタイトルに含まれていないとそもそも①を満たしませんが、
ある程度以上の文字数になると検索結果上でGoogleが勝手にタイトルを省略するので、
適度に収める必要があります。
1ページで狙えるキーワードには限界があるということです。
そのため、狙うキーワードを選定する必要があります。
タイトルが情勢に対して古くなった等で順位に見合わないクリック率に下がると、
当然順位が落ちます。

なお、個人的には過度に興味を煽るタイトルは好ましくないと考えているので、
例えば?や!などは極力使いません。
「読みたくなるようなタイトル」を工夫したいところです。

3:検索意図を満たす

ユーザーは、何かを「知りたい」「欲しい」など何らかの意図を持って検索しています。
良いページではその意図が満足でき、ユーザーは検索行動を終了します。
逆に良くないページだと検索結果に戻って、より下位のページで意図を満たそうとします。
またはサイトが落ちていたり、そもそも読み込みが遅くて待てない場合も同様の行動を取るので、マイナス評価になります。

例えばユーザーが何らかの情報を知りたい場合、
図や表を用いてわかりやすく説明できると満足してもらえます。
想定するユーザーにもよりますが、一般的には、平易な日本語の方が良いと思います。

また、関連する複数の要求を1ページで満たせると、そのページは評価されやすいです。
リンクで繋いでも良いですが、関連性が高い内容は1ページにまとめた方が、
2語キーワードを狙う意味でも良いと思います。
その場合、結果的に文字数が増えるので読みやすくするように内容の再構成も必要です。
また、ページの内容が古くなった場合は、可能な限り最新の内容を掲載するようにしましょう。

4:外部評価を獲得する

内容が良いページは当然、TwitterやQiita、その他サイトからシェア、リンクされます。
結果として被リンクが多いページは「良いページ」と認識されやすくなります。
なお、炎上での被リンクも被リンクではあるので、
“少なくとも一時的には”順位向上に寄与します。

ドメインとしての評価

上記のアクションを繰り返すと、結果として
「特定のキーワードに強いドメイン(サイト)」が出来ます。
この状態になると、強いキーワードに関連したキーワードのコンテンツを新規に発信した場合に、
最初から高順位がつくことが多いです。(ニュース、トレンドなど)
ここまでいくとそのドメインは、キーワードに対してある意味権威化していると言えます。
基本的には一つのジャンルに特化した方が、専門性が高いと評価されやすい傾向があります。
2つ以上の分野で権威を獲得するのはなかなか難しい印象です。

逆にまったく関係のないコンテンツが同一ドメインに含まれる場合、
想定ユーザーが興味がないため、
ドメイン全体として見ればマイナス評価になる場合があるため、ジャンルは絞った方が賢明です。

長文や文字数にこだわる必要はない

一時期は長文コンテンツが強く、意図的に長文化したページが上位表示されていましたが、
最近ではその傾向も薄れているようです。
とはいえ、ある内容に関して必要な程度に詳しく記載しようとすれば、
ある程度長文になるのは仕方がないことだともいえます。
(本記事も5000字程度あります)

コピーコンテンツ問題

なお内容の丸パクリはNGです。
Googleはコピーコンテンツに関しては厳しいペナルティを科します。

Googleはインデックスされたページの内容を把握しているので、
既存のページを(一部であっても)丸パクリしても、
コピーコンテンツと看做されてペナルティをもらうだけです。
当然ドメインへの評価にも影響します。

ハック的に回避しているサイトもあるかもしれませんが、いずれ対策されると思います。
外部のコンテンツを参考にすることもあるかもしれませんが、
出来る限りオリジナルな内容を自分の言葉で書きましょう。

まとめ

結果的には、主にやるべきことは以下になります。
・書きたい内容から、狙うキーワードを抽出する
・狙うキーワードの周囲のワードも抽出する
・1ページになるべく情報を網羅する、または内部リンクで繋ぐ
・オリジナリティのある内容にする
・上記のページを(まずはジャンルを絞って)なるべく増やす
・定期的に古い情報をアップデートする

キーワードの抽出については少々ハック的に捉える人もいるかもしれませんが、
それ以外は検索ユーザーの利益にも寄与する内容だと思います。
上記の内容を抑えるだけでも十分な成果が出ると思いますが、
さらに詳しい内容については、VAREAL(バレアル)までお気軽にお問い合わせください。






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