見出し画像

空間調香、空間嗅覚って考え方

アロマテラピーオタクから始まり、数十年香りとアロマテラピーの
お仕事について、みなさまへの成果をにれば見るほど。。。
これは
精油=植物の芳香物質がすごいんではなく
人の嗅覚がすごいんじゃないか?と
嗅覚のメカニズムにはまり
そこから嗅覚にとりつかれた女である私は、日々
嗅覚について考えている。

でも嗅覚を紐解いていくと、

そこから、凶悪化する犯罪、ネグレクト、戦争、セックスレス
まで
いろいろなことがひもとけてきて、いやほんと
嗅覚が退化したことがすべての要因じゃね?ととりつかれてるから
思うのです。
でも
そんなわたしのクレイジーな話がききたいと
ついには
クレイジーバーバラっていう講演会まではじまってしまって

嗅覚にとりつかれた女の戯言が結構面白いみたいだし、
わりとお役にはたっているみたい
ありがたい。

なんでもすぐはまり、すぐ飽きていたわたしですが
嗅覚には、あきそうもありません。

そんなわたしが、2024年にむけてやりたいのは、
空間調香というより、空間嗅覚ということ

空間調香はわかるが空間嗅覚ってなによ

目指すのは、場に調和してある意味無臭になるくらいの。


昔からテーマパークのある一定のところとか
最近ではアイドルのコンサートなんかでも香りによる演出というのが
増えてきました。

食べ物屋さんでも、香りをつかった集客ってないわじゃない。

でも、それはあくまでも、香りというところに基づいて
イメージなどで、香りがデザインでれているに過ぎないのですね。

もちろん素晴らしい調香ではあるけれど。

嗅覚にとりつかれた女は、嗅覚からデザインしたいのです。

わたしにはお人の嗅覚情報から今の状態を読むという
ちょっと特殊な感覚があり
それは、あたりまえに
有機物である、人間の化学情報を読んでいるのです。

この人が有機物という言葉のくだりは
尊敬する、鈴木先生の著書から
出典:鈴木隆さん においのエロティシズムより

精油の香りはわかりやすく、化学式で表せます。

となると、人という有機物の化学情報を紐解いてその
香りの化学式をあてはめれば
いろいろな、方程式の答えが出るわけです。

それは、ラベンダーが安眠作用とかいう、いわゆるアロマテラピーの
知識の問題ではなく
もっとパーソナルに
その方の必要情報を嗅覚情報と香りで方程式かできるんですね

そんなことできるの?ですが、どうにもできてしまうので、
それがお仕事になりました。

で、これをパブリックな場所で使う。

それが空間嗅覚。

つねづね、わたし、お人の嗅覚を笑うな!
※元ネタ 人のセックスを笑うな

ということを言っておりまして、
本当に、お人の嗅覚は五感のなかでもっとも
個性がでるといいますか、パーソナルな部分といいますか

入力情報だけでなく、記憶というところとも深く関与していますし
感情、情動などもからんでいます。

これが、ほかの感覚器と伝達の場所がちがうという最大の特徴なのです。

直感や本能の部分にもつながっている、圧倒的に
‘みえないもの’ですからね。

なので、非常に、個人的です。

なので、いい匂いをつくってもそれが万人にいいかといえばそうではないの。
アイドルの香りでも
それが、アイドルの香りといわれているから、まあ、好き?
だけど、
すきすぎて、腰がくだけるほどではない、が現状じゃないかしら。

そこをね、最大公約数で空間の共通嗅覚を作るとでもいいましょうかね

例えば、香害問題は今や、化学物質過敏症とあいまって
社会問題とまでなっています。
大分と世間の意識はかわってきましたが、
かたや、いい香り、かたや悪いかおりという、やりとりは
どこまで行っても、平行線で、終わることはない、

なぜなら、誰かにとって香害を起こす香りでも
ある人にはいい香りだから
それが、
人の嗅覚を笑うなってこと。

いい匂いと思ってるかぎり、やめられなのです。

ここもね、空間嗅覚を上手につかえば、その香害を
あるけれど、なかったことにするという香りはつくれるのですね。
→香害と嗅覚についてはまた別で説明するとして

とにかく、
その場その場に、ばちっと、しかも
その場にきた人みんなが、あーーーこの香りと納得する
その場を、もっと、嗅覚をつかうことで、印象深いものにする。
ある意味、なじみすぎて無臭に感じるくらいの。
香りがしたらダメなんです。

香りの主張はいらない。

確実に香りはあるけれど、その場になじんでいると、それは
なんのひっかかりもない、場と一体の無臭になるんですよ。
無臭と感じる、かな。

そういう、空間嗅覚というお仕事を来年は本気でやりたいのです。

あるテーマパークにいった時、ほかの人の足の匂いがきになって
ぜんぜん没入できなかった
ある人のコンサートにいったとき隣のひとの体臭がきになって
ぜんぜん集中できなかった
あるイベントにいったときだれかのきつい香水がきになって
ぜんぜん集中できなかった

だれもそういう体験ってある。

ある意味、意識されていない
ある意味、意識してもしかないと思われがちな、嗅覚という
分野を、開拓したいかいたいなという
決意のお話でした。

ちなみに、ナチュラルに感染症対策にもなります。

そんな、空間嗅覚、来年淡路島のすてきなギャラリーで
始まります。

五感のうち、嗅覚だけをどういれていいかわからなかった

アロマテラピーでなく、五感として嗅覚をとりいれたかった。
そんな出会いがあり、

空間調香、空間嗅覚 インスタレーションのひとつとして
嗅覚で参加します。

空間調香、空間嗅覚、お仕事の問い合わせは、こちらまで



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?