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ヴェイパーウェイブ
2024年4月9日 13:17
プレーンソング保坂和志なんてことない日常が小説としてなんてことなく流れていく。言ってしまえば居候と海に遊びに行くだけの話。作中で語られている「小説は何かないと書けない、ただ時間が経っていくって書けない」という記述に反して、その時間の緩やかさが書かれている。野良猫に餌をやったり、友人と競馬をしたり、昔の女友達に電話をしたり。夏が待ち遠しい。