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【産業医からのメッセージ】2022年2月『生活習慣を見直して、からだの年間計画を立てよう』

精神科産業医 益子雅笛  with アロマセラピスト/リフレクソロジスト 原三奈子
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今月は、

①乾燥対策
 事務所衛生基準規則において、湿度に関しては「40%以上70%以下になるように努めなければならない」とされていますが、冬になると、20%台にまで低下していることもみられます。
 加湿器を設置する場合、衛生を保つためのメンテナンスは意外と面倒なものです。個人の机の上に、コップ一杯の水を置いておく(倒さないように気を付けて!)、紙を湿らすタイプの加湿グッズを使用すると衛生的です。
 感染症対策としても、口の中を潤すなど、気を付けておくとよいでしょう。

②健康診断について
 「なぜ、毎年、健康診断を受けなければならないのか」について、法律的なこと、そしてその意義について説明しています。
 働く人の健康は、会社の「安全配慮義務」と従業員の「自己保健義務」の両方が機能して守られるしくみになっており、健康診断も会社の「行う義務」と従業員の「受ける義務」が法律で定められています。そして、その結果に基づき、会社が事後措置を講じることになっています。
 とはいえ、せっかくの「からだの履歴書」を活用しないのはもったいないことです。ぜひご自身の健康管理に役立てましょう。

③毎年2月は全国生活習慣病予防月間
 今年のテーマは「多接:多くの人・こと・ものとつながる!」
 人は、「孤立」によってエラーを起こします。多くにつながりながら、
自身のからだやこころにとって気持ちよい習慣をどのようにつくるか、を考えてみましょう。
 また、習慣をつくるには、意識や気合だけではなく、コツが必要です。人間が行動する特徴を知り、長く気持ちよく続けられる習慣を身につけられるように工夫しましょう。

今月のキーワードは、
『生活習慣を見直して、からだの年間計画を立てよう』 です。

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