【産業医からのメッセージ】2021年10月『向き合おう!こころとからだの健康管理』
精神科産業医 益子雅笛 with リフレクソロジスト 原三奈子
00:00 | 00:00
今月は、
①キャンペーンをきっかけに、防災や安全、衛生への意識を高めましょう。
10月1日〜7日が全国労働衛生週間となっています。
②からだのセルフケア
季節の変わり目を迎えて、からだの中では冷やす→温める方向へモードチェンジに入り、
思っているよりもより多くのエネルギーを使っています。
からだが向かっている方向にケアしてあげるとからだを後押しすることにつながります。
からだの芯を温めることをすると、巡りがよくなるので、スッキリしてきます。
お風呂に入ったり、軽くからだを動かすことをしてみましょう。
③こころのセルフケア
からだが多くのエネルギーを使っているときにこころがガンバってしまうと、さらにからだがガンバらなければ
ならなくなるので、こころはのんびり、穏やかに、ゆっくりと。
ゆとりをもって楽しみながらからだと向き合ってこころも穏やかになるような時間を作れるように、
スケジュールをゆるりとしてみましょう。
今月のキーワードは
『向き合おう!こころとからだの健康管理』
です。
☆☆☆<文字版>☆☆☆
からだの広場
健康に関わる4名のナビゲーターが日替わりで15分の番組を皆様にお届けします。
毎月、月初にお送りする「産業医からのメッセージ」
パフォーマンスを上げて働くことをエンジョイできるよう、いま気を付けたいことについてお話しします。
【 益 】おはようございます。
【 原 】はい。おはようございます、益子さん。
【 益 】はい。原さん、よろしくお願いします。
【 原 】今日もよろしくお願いいたします。
産業医の先生からのメッセージということで、
10月に入りました。
もう今年もあと3ヶ月。
【 益 】うーん・・・(((´-ω-`)))
【 原 】首を振っている益子さんがいますが笑
【 益 】こないだお正月だったと思ったのに~
【 原 】本当ですよ。
そう、それでね、もう来年のスケジュールをどうしようかって考える時期だと思いますし。
【 益 】ですよね~
あと3ヶ月?
(今年は)どうでした、今まで。こんな状況でしたけど。
【 原 】いや〜、今年は積み木を積み上げては壊され、風に吹かれグシャグシャとなって、
また積み上げ 壊れみたいな感じです。
【 益】あぁ、なるほど。
【 原 】今年のイメージを一言で言うと、「積み木くずし」・・・って言うと、
私達世代ってすごく・・・
【 益 】あ~!ちょっとちがう~(´▽`)
【 原 】ちょっとイメージが悪いでしょう?だから、ちょっと違う言い方してみたんだけど。
【 益 】【 原 】わかるかなぁ、これ笑
【 原 】わかってください、誰か~わかるって人がスタジオでも手を挙げてますが笑
・・・そんなイメージですね。
これでいけるかなと思っていくと、いやいやまた社会情勢とかいろいろな外的要因でいろいろと変えなきゃいけないっていうこともあったんですけど。
ある意味でも鍛えられますよね。鍛錬の年だったなぁ、一言で言うと。
【 益 】あっ、良いですね。おっしゃる通りだと思います。
かと言ってね、この時期だから何もしないっていうのはもったいないと思うんですよ。
こんな時期でも、壊れちゃうかもと思いながらも作ってみて、壊れるっていうことを味わうって意外と大事かも。この時期しか出来ないっていう意味で。
【 原 】あっ、それもありますね。
今だからちょっと失敗してもしょうがないじゃんって ちょっと開き直れるっていうのも正直あったりするんですよね。
【 益 】周りもみんなそうだから。
自分だけそうだとちょっと取り残された感じになっちゃうけど、みんなきっと多かれ少なかれそういうことだし、今それを経験しておくことって、動き出した時に ものすごく力になると思うんですよ。
【 原 】そうですね、本当に。
その時その時、もちろん一生懸命考えて、壊れることを目的にしてる訳ではないから。
【 益 】もちろん。
【 原 】だけど壊れちゃったらもうそれは潔く仕方ないって思って、じゃあもう一回考えて準備してっていう、それの繰り返しだったような気がします。
【 益 】そうですね。トレーニングね。
【 原 】残りの3ヶ月も結局それをやっていくだけかなという感じですね。
【 益 】そうですね。
たぶん その時期がもうぼちぼち変わっていくと思うんです。
今年いっぱいぐらいで・・・のような気がします。
【 原 】そうですね。
ずっとこれが続く訳ではないでしょうし。
【 益 】と思いますよ。
【 原 】だって、2年前にこういう状態になるっていうのを誰も想像も出来てないし、だからオリンピックとかパラリンピックもあんな無観客で開催するなんて、みんな本当にギリギリまでわかんなかったし。
となると、あんまり先のことを長期的に考えることも大切だけど、そこをガチガチになってやるのではなくて、モワッとふわっとこうなったらいいなっていうぐらいにしておいて、少しずつ準備をして、淡々とやっていくっていうことですかね。
【 益 】はい、そう思いますね。
【 原 】あとは 食欲の秋が来ましたからね。楽しみですね。
美味しくごはんが食べられるように。
【 益 】楽しんでいけるような情報をまたお伝えしていきたいと思いますが。
【 原 】是非よろしくお願いいします。今回のテーマは?
【 益 】まず、今月の全国的に共通したトピックとしては、
10月1日から7日まで「全国労働衛生週間」という~
【 原 】「全国労働衛生週間」。
【 益 】~という、いわゆるキャンペーンです。
【 原 】あっ、そういうことなんですね。
【 益 】働く人たちの健康、衛生・・・ここで衛生って言ってるんですけど。
ちょっと余談になりますけど、この衛生って何ぞやっていうハナシで、
【 原 】漢字の 「えい」・・・ あれは、
【 益 】ぎょうにんべんの・・・
【 原 】ぎょうにんべんの 「衛」 ですね。
【 益 】ぎょうがまえになるのかな?
【 原 】「せい」は、「生きる」っていう字ですよね。
【 益 】そうです。・・・になるんですけど、「衛生」っていうと きれい、清潔とか そういうイメージが強いでしょう?
【 原 】衛生用品とか、きれいにするサニタリーとか そっちをイメージしちゃいますね。
【 益 】おそらく これヘルスだと思うんですよ、英語で。
ということは、いわゆる保健、でいいと思います。
【 原 】あぁ!なんで最初から それにならなかったんでしょうね?
【 益 】なんか不思議でしょう?
【 原 】すごく不思議です。全国保健週間の方がわかるような気がするよね。
【 益 】おそらく衛生って言葉をヘルスに当てたのがあったんだと思うんです、最初に。
【 原 】あぁ、そうか。
【 益 】・・・私の予測ね。
その根拠は、皆さん、 理学療法ってご存じですかね?病院で 例えば手の麻痺があるとか。
【 原 】整形外科医の先生の診断に基づいてっていうことですよね。
【 益 】あと骨折したりとか、その時に理学療法と言ってリハビリをする。
あれって、なんで理学療法っていうのかって不思議でしょう?
【 原 】うん、不思議。
【 益 】あれは、フィジカルなんです、英語で言うと。
今でこそフィジカルって「身体の」っていう。
だけど、当時フィジカルを「物理的な」っていう方で訳しちゃったらしいんです。
【 原 】確かに、物理ってフィジックですものね。
【 益 】そっちで訳しちゃったから「理学」になっちゃったんだって。
【 原 】あぁ、なるほどね~
【 益 】だから、たぶん衛生って意味も よく精神衛生とか言うけど、いわゆる大きく言うとヘルス、保健、健康のこと、健康の保持増進のことを取り組みましょうよという週間だと思っていただければいいです。
【 原 】なるほど、なるほど。
【 益 】1950年から(始まって)もう72回目なんですって。
【 原 】なんと歴史のあることなんでしょう。
【 益】みたいです。
だから、皆さんに働く場で健康的に働きましょうという、皆さんの意識を高めるためのキャンペーン。
【 原 】となると、その時代で考えると製造現場とか そういう労働衛生から来てる部分も多いでしょうね。
【 益 】最初ね。当時はそうだったと思います。
でも今は 必ずしもそういう工場などの現場だけではないので、広く衛生保健ということで。
【 原 】この週間に、皆さん、企業さんの担当の方どういったことをされるのですか?
【 益 】会社によって様々です。
なにか決まりがある訳じゃなくて、キーワードは毎年あるんですけれど、それにこだわる必要もなくて、その時にその会社で気をつけたいこと、こんなこと気をつけてねって発信するだけでもいいし。
【 原 】なるほど。キャンペーン的な感じですね。
【 益 】なにかやらなきゃいけないってことではないですけど、全国的なキャンペーンなのでこういう機会に何かを発信するきっかけにして下さいよというところで。
【 原 】益子さんの顧問先。企業さん 具体的にどういった取り組みをされてらっしゃいますか、皆さん。
【 益 】色々ですね~。
【 原 】企業サイズとか規模とか業種によっても違うでしょうけど。
【 益 】ポスター貼るだけっていうところもあるし、だけどせっかくだから じゃあこの期間にみんなで職場を回って、巡視して、それこそ衛生面で冷蔵庫の中チェックしましょうとか。
【 原 】まぁ、それでも ちょっとしたことですけど、とっても大切なことですよね。
意外と職場って汚れてるんですよね。
【 益 】あとこの機会に、整理整頓しましょうとか。
【 原 】私も会社員時代がありますので思い出すと、衛生委員会にそれぞれの部署から任命されて委員になっている方がいて、職場巡視って言うんですか、回ってらっしゃったのもあったし。
そうすると意外と、例えばコピー用紙の箱がそのままドーンと置いてあってつまずくきっかけになっちゃったりとか、そういうこと意外と目を変えてみないとわからなかったりするんですよね。
【 益 】そう、全然視点が違うんですよね。
あくまで安全とか健康面のことを考えた時に、どういう環境にするのが良いのかっていうことで巡視する、チェックするのでね。
なので、そういう視点を(もって)皆さんがチャンネルを変えるように見られるようになると、普段からそれを意識しながら整理整頓していただくっていうところが大事になってきます。
【 原 】そう。目を変えるって、とても大切なことだと思います。
だから、なんだか見られてる感じで嫌だとかいう風に思うんじゃなくて、自分が普段からずっといて、何となく見ないようにしちゃってるものを見てもらう。ちょっと良いチェック機能として活用いただければね。
【 益 】何事もきっかけ、行動するきっかけにしていただければ良いかなと思います。
それが衛生週間。
それを機にまた からだとかこころの情報も皆さんにお伝え頂ければいいと思うんですけど、
からだに関しては、9月もお話ししましたが、季節の変わり目で、もうだいぶ涼しくなってきますので、それに伴っていわゆる今は「秋バテ」っていう言葉もあるんですよ。
【 原 】あぁ、本当にありますね。
【 益 】これはまたちょっと夏バテと違うんですよね。なんかだるーく。
これ(について)は、モードチェンジの話をしているんですけど、
外気温が下がってきて、からだの中で今まで体温を下げようと働いているものが今度上げようっていう方向に切り替えていかなきゃいけないので。
【 原 】大きな変化ですよね。
【 益 】大きな変化です、からだからするとね、 全く逆だから。
そうなると、からだからすると ものすごくエネルギーを使ってるんですよ。
自分では意識してないところでね。
なので、その分エネルギーをとられているので、自分が意識できるエネルギーがたぶん使われちゃってると考えると、からだが向きたい方向に自分がケアをしてあげればいい。
だから、温めてあげる、(からだを)燃やす方向に行けば、からだが自然にそっちへモードチェンジする 後押しになる訳ですよね。
【 原 】そうですね。
【 益 】なので、少しからだを動かしたり、ゆっくりお風呂に入ったり、からだの芯を温める方法、そういうケアをしてあげるとからだが回り出すので、そうすると少しスッキリしてくると思います。
だから、スポーツの秋とはよく言ったものでね。
【 原 】そうですね。
からだ動かすっていうのは、温めるために動かしていくっていうことですよね。
【 益 】そうですね。
そういうことにも効果的ですので、ぜひ少し。
からだがだるいって言って横になっちゃうと余計に回らないので。
軽くていいので からだを動かす。
【 原 】企業さんによっては秋の運動会とか、やってる企業さんも。コロナで中止になっちゃってると思うんだけど、ああいうのがあると目標があるから、からだを動かすって 強制的になってるかもしれないけど 実はモードチェンジに必要な行事だったりするので、せっかく、どうせやるんだったら楽しみましょうって一生懸命やって頂いても良いんじゃないですかって感じですね。
【 益 】ちょうど爽やかな時期ですから、からだを動かして頂きたいなというのが一つと、
あと、一方でこころの状態というのは、いま言った(ように)からだが疲れていっぱいエネルギー使ってると、こころで頑張っちゃうとまたからだが頑張らないといけなくなるので、こころはどっちかというとのんびり、穏やかにゆっくり。
それこそ秋の夜長にのんびりゆったり出来るようなこと。
もちろんからだ動かしていいんですよ、ただ、頑張らなきゃっていう力の入れ方じゃなくて、ゆとりを持って楽しみながら からだと向き合って こころも穏やかになるというような時間を作ってあげると からだと こころのバランスがとれやすくなるかなと。
【 原 】そう。頑張り屋さんはちょっとスケジュールを緩くしてあげるとか、それぐらいの気持ちで日々を 余裕のある時間調整というかスケジュール作りっていう形ですかね。
【 益 】そうして頂けるとね。
ちょうどこの時期は良いかなという風に思います。
【 原 】わかりました。
【 益 】【 原 】ありがとうございます。
【 益 】それでは、今月のキーワード。
毎月ひとつ皆さんに意識して頂きたいことをキーワードとしてお伝えしてるんですけど、
今月は先ほど申し上げた全国労働衛生週間の今年のキーワードが
「向き合おう! こころとからだの 健康管理」となっておりますので~
【 原 】「向き合おう! こころとからだの 健康管理」
【 益 】~なので、是非これを そのまま引用したいと思います。
【 原 】いいですね。「向き合おう! こころとからだの 健康管理」ですよね。
【 益 】そうです。自分のこころとからだと向き合ってみましょうと。
今からだの中にもし自分がいるとしたら、どんな風に頑張っているかなとか、そんなこともイメージしてからだとこころのバランスが取れているか、(それらの)一致感があるか。
からだはだるいのにこころにばっかりせかせかしてるとか。
【 原 】そうね、確かにね。
第三者にちょっといろいろ話を聞いてもらったりとか、自分一人で解決しようとしないことがそこに気がつくきっかけ作りになるような気もしますね。
【 益 】なので、それを意識していただけたらと思います。
【 原 】はい、ありがとうございます。
からだの広場では リスナーの皆さんからのご感想、ご意見などを募集しております。
全国労働衛生週間、こちらで実際やってみたっていうこともぜひ体験談をお寄せください。
【 益 】はい、お待ちしてます。
【 原 】からだの広場のFacebook、またはTwitterからメッセージをお寄せください。
【 益 】からだは丈夫でキレイに。
【 原 】こころは豊かで穏やかに。
【 益 】そして自分らしく輝くように。
【 原 】今日も笑顔で良い一日を。
【 益 】ご安全に!
【 益 】【 原 】行ってらっしゃ〜い!
①キャンペーンをきっかけに、防災や安全、衛生への意識を高めましょう。
10月1日〜7日が全国労働衛生週間となっています。
②からだのセルフケア
季節の変わり目を迎えて、からだの中では冷やす→温める方向へモードチェンジに入り、
思っているよりもより多くのエネルギーを使っています。
からだが向かっている方向にケアしてあげるとからだを後押しすることにつながります。
からだの芯を温めることをすると、巡りがよくなるので、スッキリしてきます。
お風呂に入ったり、軽くからだを動かすことをしてみましょう。
③こころのセルフケア
からだが多くのエネルギーを使っているときにこころがガンバってしまうと、さらにからだがガンバらなければ
ならなくなるので、こころはのんびり、穏やかに、ゆっくりと。
ゆとりをもって楽しみながらからだと向き合ってこころも穏やかになるような時間を作れるように、
スケジュールをゆるりとしてみましょう。
今月のキーワードは
『向き合おう!こころとからだの健康管理』
です。
☆☆☆<文字版>☆☆☆
からだの広場
健康に関わる4名のナビゲーターが日替わりで15分の番組を皆様にお届けします。
毎月、月初にお送りする「産業医からのメッセージ」
パフォーマンスを上げて働くことをエンジョイできるよう、いま気を付けたいことについてお話しします。
【 益 】おはようございます。
【 原 】はい。おはようございます、益子さん。
【 益 】はい。原さん、よろしくお願いします。
【 原 】今日もよろしくお願いいたします。
産業医の先生からのメッセージということで、
10月に入りました。
もう今年もあと3ヶ月。
【 益 】うーん・・・(((´-ω-`)))
【 原 】首を振っている益子さんがいますが笑
【 益 】こないだお正月だったと思ったのに~
【 原 】本当ですよ。
そう、それでね、もう来年のスケジュールをどうしようかって考える時期だと思いますし。
【 益 】ですよね~
あと3ヶ月?
(今年は)どうでした、今まで。こんな状況でしたけど。
【 原 】いや〜、今年は積み木を積み上げては壊され、風に吹かれグシャグシャとなって、
また積み上げ 壊れみたいな感じです。
【 益】あぁ、なるほど。
【 原 】今年のイメージを一言で言うと、「積み木くずし」・・・って言うと、
私達世代ってすごく・・・
【 益 】あ~!ちょっとちがう~(´▽`)
【 原 】ちょっとイメージが悪いでしょう?だから、ちょっと違う言い方してみたんだけど。
【 益 】【 原 】わかるかなぁ、これ笑
【 原 】わかってください、誰か~わかるって人がスタジオでも手を挙げてますが笑
・・・そんなイメージですね。
これでいけるかなと思っていくと、いやいやまた社会情勢とかいろいろな外的要因でいろいろと変えなきゃいけないっていうこともあったんですけど。
ある意味でも鍛えられますよね。鍛錬の年だったなぁ、一言で言うと。
【 益 】あっ、良いですね。おっしゃる通りだと思います。
かと言ってね、この時期だから何もしないっていうのはもったいないと思うんですよ。
こんな時期でも、壊れちゃうかもと思いながらも作ってみて、壊れるっていうことを味わうって意外と大事かも。この時期しか出来ないっていう意味で。
【 原 】あっ、それもありますね。
今だからちょっと失敗してもしょうがないじゃんって ちょっと開き直れるっていうのも正直あったりするんですよね。
【 益 】周りもみんなそうだから。
自分だけそうだとちょっと取り残された感じになっちゃうけど、みんなきっと多かれ少なかれそういうことだし、今それを経験しておくことって、動き出した時に ものすごく力になると思うんですよ。
【 原 】そうですね、本当に。
その時その時、もちろん一生懸命考えて、壊れることを目的にしてる訳ではないから。
【 益 】もちろん。
【 原 】だけど壊れちゃったらもうそれは潔く仕方ないって思って、じゃあもう一回考えて準備してっていう、それの繰り返しだったような気がします。
【 益 】そうですね。トレーニングね。
【 原 】残りの3ヶ月も結局それをやっていくだけかなという感じですね。
【 益 】そうですね。
たぶん その時期がもうぼちぼち変わっていくと思うんです。
今年いっぱいぐらいで・・・のような気がします。
【 原 】そうですね。
ずっとこれが続く訳ではないでしょうし。
【 益 】と思いますよ。
【 原 】だって、2年前にこういう状態になるっていうのを誰も想像も出来てないし、だからオリンピックとかパラリンピックもあんな無観客で開催するなんて、みんな本当にギリギリまでわかんなかったし。
となると、あんまり先のことを長期的に考えることも大切だけど、そこをガチガチになってやるのではなくて、モワッとふわっとこうなったらいいなっていうぐらいにしておいて、少しずつ準備をして、淡々とやっていくっていうことですかね。
【 益 】はい、そう思いますね。
【 原 】あとは 食欲の秋が来ましたからね。楽しみですね。
美味しくごはんが食べられるように。
【 益 】楽しんでいけるような情報をまたお伝えしていきたいと思いますが。
【 原 】是非よろしくお願いいします。今回のテーマは?
【 益 】まず、今月の全国的に共通したトピックとしては、
10月1日から7日まで「全国労働衛生週間」という~
【 原 】「全国労働衛生週間」。
【 益 】~という、いわゆるキャンペーンです。
【 原 】あっ、そういうことなんですね。
【 益 】働く人たちの健康、衛生・・・ここで衛生って言ってるんですけど。
ちょっと余談になりますけど、この衛生って何ぞやっていうハナシで、
【 原 】漢字の 「えい」・・・ あれは、
【 益 】ぎょうにんべんの・・・
【 原 】ぎょうにんべんの 「衛」 ですね。
【 益 】ぎょうがまえになるのかな?
【 原 】「せい」は、「生きる」っていう字ですよね。
【 益 】そうです。・・・になるんですけど、「衛生」っていうと きれい、清潔とか そういうイメージが強いでしょう?
【 原 】衛生用品とか、きれいにするサニタリーとか そっちをイメージしちゃいますね。
【 益 】おそらく これヘルスだと思うんですよ、英語で。
ということは、いわゆる保健、でいいと思います。
【 原 】あぁ!なんで最初から それにならなかったんでしょうね?
【 益 】なんか不思議でしょう?
【 原 】すごく不思議です。全国保健週間の方がわかるような気がするよね。
【 益 】おそらく衛生って言葉をヘルスに当てたのがあったんだと思うんです、最初に。
【 原 】あぁ、そうか。
【 益 】・・・私の予測ね。
その根拠は、皆さん、 理学療法ってご存じですかね?病院で 例えば手の麻痺があるとか。
【 原 】整形外科医の先生の診断に基づいてっていうことですよね。
【 益 】あと骨折したりとか、その時に理学療法と言ってリハビリをする。
あれって、なんで理学療法っていうのかって不思議でしょう?
【 原 】うん、不思議。
【 益 】あれは、フィジカルなんです、英語で言うと。
今でこそフィジカルって「身体の」っていう。
だけど、当時フィジカルを「物理的な」っていう方で訳しちゃったらしいんです。
【 原 】確かに、物理ってフィジックですものね。
【 益 】そっちで訳しちゃったから「理学」になっちゃったんだって。
【 原 】あぁ、なるほどね~
【 益 】だから、たぶん衛生って意味も よく精神衛生とか言うけど、いわゆる大きく言うとヘルス、保健、健康のこと、健康の保持増進のことを取り組みましょうよという週間だと思っていただければいいです。
【 原 】なるほど、なるほど。
【 益 】1950年から(始まって)もう72回目なんですって。
【 原 】なんと歴史のあることなんでしょう。
【 益】みたいです。
だから、皆さんに働く場で健康的に働きましょうという、皆さんの意識を高めるためのキャンペーン。
【 原 】となると、その時代で考えると製造現場とか そういう労働衛生から来てる部分も多いでしょうね。
【 益 】最初ね。当時はそうだったと思います。
でも今は 必ずしもそういう工場などの現場だけではないので、広く衛生保健ということで。
【 原 】この週間に、皆さん、企業さんの担当の方どういったことをされるのですか?
【 益 】会社によって様々です。
なにか決まりがある訳じゃなくて、キーワードは毎年あるんですけれど、それにこだわる必要もなくて、その時にその会社で気をつけたいこと、こんなこと気をつけてねって発信するだけでもいいし。
【 原 】なるほど。キャンペーン的な感じですね。
【 益 】なにかやらなきゃいけないってことではないですけど、全国的なキャンペーンなのでこういう機会に何かを発信するきっかけにして下さいよというところで。
【 原 】益子さんの顧問先。企業さん 具体的にどういった取り組みをされてらっしゃいますか、皆さん。
【 益 】色々ですね~。
【 原 】企業サイズとか規模とか業種によっても違うでしょうけど。
【 益 】ポスター貼るだけっていうところもあるし、だけどせっかくだから じゃあこの期間にみんなで職場を回って、巡視して、それこそ衛生面で冷蔵庫の中チェックしましょうとか。
【 原 】まぁ、それでも ちょっとしたことですけど、とっても大切なことですよね。
意外と職場って汚れてるんですよね。
【 益 】あとこの機会に、整理整頓しましょうとか。
【 原 】私も会社員時代がありますので思い出すと、衛生委員会にそれぞれの部署から任命されて委員になっている方がいて、職場巡視って言うんですか、回ってらっしゃったのもあったし。
そうすると意外と、例えばコピー用紙の箱がそのままドーンと置いてあってつまずくきっかけになっちゃったりとか、そういうこと意外と目を変えてみないとわからなかったりするんですよね。
【 益 】そう、全然視点が違うんですよね。
あくまで安全とか健康面のことを考えた時に、どういう環境にするのが良いのかっていうことで巡視する、チェックするのでね。
なので、そういう視点を(もって)皆さんがチャンネルを変えるように見られるようになると、普段からそれを意識しながら整理整頓していただくっていうところが大事になってきます。
【 原 】そう。目を変えるって、とても大切なことだと思います。
だから、なんだか見られてる感じで嫌だとかいう風に思うんじゃなくて、自分が普段からずっといて、何となく見ないようにしちゃってるものを見てもらう。ちょっと良いチェック機能として活用いただければね。
【 益 】何事もきっかけ、行動するきっかけにしていただければ良いかなと思います。
それが衛生週間。
それを機にまた からだとかこころの情報も皆さんにお伝え頂ければいいと思うんですけど、
からだに関しては、9月もお話ししましたが、季節の変わり目で、もうだいぶ涼しくなってきますので、それに伴っていわゆる今は「秋バテ」っていう言葉もあるんですよ。
【 原 】あぁ、本当にありますね。
【 益 】これはまたちょっと夏バテと違うんですよね。なんかだるーく。
これ(について)は、モードチェンジの話をしているんですけど、
外気温が下がってきて、からだの中で今まで体温を下げようと働いているものが今度上げようっていう方向に切り替えていかなきゃいけないので。
【 原 】大きな変化ですよね。
【 益 】大きな変化です、からだからするとね、 全く逆だから。
そうなると、からだからすると ものすごくエネルギーを使ってるんですよ。
自分では意識してないところでね。
なので、その分エネルギーをとられているので、自分が意識できるエネルギーがたぶん使われちゃってると考えると、からだが向きたい方向に自分がケアをしてあげればいい。
だから、温めてあげる、(からだを)燃やす方向に行けば、からだが自然にそっちへモードチェンジする 後押しになる訳ですよね。
【 原 】そうですね。
【 益 】なので、少しからだを動かしたり、ゆっくりお風呂に入ったり、からだの芯を温める方法、そういうケアをしてあげるとからだが回り出すので、そうすると少しスッキリしてくると思います。
だから、スポーツの秋とはよく言ったものでね。
【 原 】そうですね。
からだ動かすっていうのは、温めるために動かしていくっていうことですよね。
【 益 】そうですね。
そういうことにも効果的ですので、ぜひ少し。
からだがだるいって言って横になっちゃうと余計に回らないので。
軽くていいので からだを動かす。
【 原 】企業さんによっては秋の運動会とか、やってる企業さんも。コロナで中止になっちゃってると思うんだけど、ああいうのがあると目標があるから、からだを動かすって 強制的になってるかもしれないけど 実はモードチェンジに必要な行事だったりするので、せっかく、どうせやるんだったら楽しみましょうって一生懸命やって頂いても良いんじゃないですかって感じですね。
【 益 】ちょうど爽やかな時期ですから、からだを動かして頂きたいなというのが一つと、
あと、一方でこころの状態というのは、いま言った(ように)からだが疲れていっぱいエネルギー使ってると、こころで頑張っちゃうとまたからだが頑張らないといけなくなるので、こころはどっちかというとのんびり、穏やかにゆっくり。
それこそ秋の夜長にのんびりゆったり出来るようなこと。
もちろんからだ動かしていいんですよ、ただ、頑張らなきゃっていう力の入れ方じゃなくて、ゆとりを持って楽しみながら からだと向き合って こころも穏やかになるというような時間を作ってあげると からだと こころのバランスがとれやすくなるかなと。
【 原 】そう。頑張り屋さんはちょっとスケジュールを緩くしてあげるとか、それぐらいの気持ちで日々を 余裕のある時間調整というかスケジュール作りっていう形ですかね。
【 益 】そうして頂けるとね。
ちょうどこの時期は良いかなという風に思います。
【 原 】わかりました。
【 益 】【 原 】ありがとうございます。
【 益 】それでは、今月のキーワード。
毎月ひとつ皆さんに意識して頂きたいことをキーワードとしてお伝えしてるんですけど、
今月は先ほど申し上げた全国労働衛生週間の今年のキーワードが
「向き合おう! こころとからだの 健康管理」となっておりますので~
【 原 】「向き合おう! こころとからだの 健康管理」
【 益 】~なので、是非これを そのまま引用したいと思います。
【 原 】いいですね。「向き合おう! こころとからだの 健康管理」ですよね。
【 益 】そうです。自分のこころとからだと向き合ってみましょうと。
今からだの中にもし自分がいるとしたら、どんな風に頑張っているかなとか、そんなこともイメージしてからだとこころのバランスが取れているか、(それらの)一致感があるか。
からだはだるいのにこころにばっかりせかせかしてるとか。
【 原 】そうね、確かにね。
第三者にちょっといろいろ話を聞いてもらったりとか、自分一人で解決しようとしないことがそこに気がつくきっかけ作りになるような気もしますね。
【 益 】なので、それを意識していただけたらと思います。
【 原 】はい、ありがとうございます。
からだの広場では リスナーの皆さんからのご感想、ご意見などを募集しております。
全国労働衛生週間、こちらで実際やってみたっていうこともぜひ体験談をお寄せください。
【 益 】はい、お待ちしてます。
【 原 】からだの広場のFacebook、またはTwitterからメッセージをお寄せください。
【 益 】からだは丈夫でキレイに。
【 原 】こころは豊かで穏やかに。
【 益 】そして自分らしく輝くように。
【 原 】今日も笑顔で良い一日を。
【 益 】ご安全に!
【 益 】【 原 】行ってらっしゃ〜い!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?