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(21/番外編)みなさんの質問に答えてみた!

 今回は、前回ご紹介できなかったみなさんからの質問に答えます!
その前に、少し自分のブログ「7人家族の真ん中で。」についてお話しします。始めたのは2006年の2月からです。本当は2005年から描いていましたが、その記事は既に消してあります。その頃のブログは、アクセス数も少なく誰かに読まれることも意識せず、育てにくい双子の愚痴をダラダラと書いていました。読者はダンナと実家の姉くらいで、ブログを書いていても全く楽しいとは思いませんでした。そのブログは帰りの遅いダンナに、愚痴を伝える手段のひとつでした。それならメールでもいいんじゃないかと思いますが、妻からの長いメールなど誰が読みましょうか。

 その後、松本ぷりっつさんの「うちの3姉妹」に出会いました。自分の家族のことをこんなにも柔らかく、優しく、そして面白く描かれているのを見て感動しました。そして、見よう見まねで始めたのがブログ「7人家族の真ん中で。」でした。漫画のコマを入れて描き始めると、アクセス数が増え、コメントがつき、その年の6月には雑誌「YAHOO! Internet Guide」で面白いブログとして、憧れの松本ぷりっつさんと同じページに掲載されました。もう夢が叶ったと、有頂天になっていました。

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 しかし、その数年後には子育てに行き詰まり、ブログどころではありませんでした。しかし、私がブログを描かないとダンナから連絡が入りました。
「夕飯なんか作らなくていいよ。ばあちゃんたちも子どもたちも何か買ってきたもの食べさせといて、君はブログを書きなさい。ブログを書くことを最優先にしなさい。」
と。そんな時は、お義母さんやおばさんには
「ダンナから急ぎの仕事を頼まれたので、今日の夕飯はこれで。」
と、お店のお惣菜を並べました。2人は定年まで働いた職業婦人なので、家事よりも仕事を優先させることを咎めることはありませんでした。まして、息子の会社の仕事なら何よりも最優先してやりなさい、という感じでした。
 そんな環境もあって、ブログは毎日描き続けました。それでも、子育てが辛くて描けない日もありました。パソコンを息子に壊されたこともありました。
 そんな時は、ダンナが真っ先に帰宅し壊れたPCからデータを移動させ、新しいPCを買い、翌日にはブログが再開できる環境を整えてくれました。ダンナに
「どうして、こんなにしてまで私にブログを描かせるの?」
と聞くと
「とにかく描き続けなさい。たくさんの人が君のブログの更新を待っているから。」
と、言われ続けてブログ生活も15年目に突入しました。結婚して30年なので、その半分はブログで記録に残したことになります。

 ブログのおかげで、本を出版したり、ラジオに出演したり、講演会に登壇したり、ついには握手会までしました。そんな時に、よく聞かれるのは、
「どうして毎日、面白い記事が描けるのですか?」
でした。ダンナの言葉を借りると
「毎日、苦労の連続で泣きたい日の方が圧倒的に多かったと思うけど、ファッジはそんな毎日の中から小さな笑いを見つけるのがうまかった。見過ごしてしまうようなささやかな出来事も記事にするアンテナが、誰よりも長けていた。」
と、言われました。私も日々、この家族のおかげで鍛えられたと思います(笑)

 そんな私の描き残したテーマが「2人の息子と過ごした日々」でした。これを「笑って伝える」ブログ集大成として書いてみたいと思いました。

では、前回に引き続きみなさんからの質問に答えます!

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