〜マンション購入記〜一次取得編⑧:家を買って良かった
競合の部屋は…
ついに購入意思を固め、仲介担当者に連絡をしようとした当日、同じマンションから他の部屋が新着で売り出されたことを発見。
まだ、ステータスは指値交渉中…。
今ならギリギリ検討の余地はある。
ということですかさずチェック。
新着の部屋は1階。
間取りは少し違うけど広さはほぼ同じ。
価格は検討していた部屋のマイナス300万。
1階。1階ってどうなんだろう…?
広さと間取りが一緒なら300万円安いのは予算的にはありがたい。
子どもがまだ小さいので階下に気を使わなくていいのも嬉しい。
一方で、防犯性やここ近年の台風や大雨での浸水によるハザードリスクの懸念がありました。
結局、妻と相談して当初検討していた部屋にすることに。
忘れていた新築マンション
担当者に正式に購入意思を伝え、契約日時を調整しているとき、第一話でエントリーした新築マンションの営業担当からTELがありました。
そうだった、ここ数日のバタバタで完全に忘れていた…
電話の内容は「エントリーありがとうございます。近日モデルルームをオープンするので、ぜひお越しください」とのこと。
すみません、もう決めてしまいました…
一応、自分の感覚が合っているかどうかは確認。
「チラシでは3,980万円からとありましたが、ボリュームゾーンとなる価格帯はいくらぐらいになりますでしょうか」
「そうですね、まだ予定価格の段階ですが4,000中盤から5,000万円ぐらいを想定しています」
うーん、やはりか。
ちょっと手が出なさそう…
「ありがとうございます。すみません、実は先日別の物件に決めてしまいまして、残念ですがモデルルーム訪問は結構です」
特に食い下がられることもなく、どこに決めたのかを軽くヒアリングされて終了。
本当に完全に忘れていた…モデルルームぐらいは行ってみたかったなぁ。
ですが、予算に対して1,000万以上高いことがわかりましたし、いまの契約を進めるのみ。
契約締結〜引き渡し
契約にあたり、住宅ローンの事前審査。
こちらは難なく通過し、手付金を用意していざ契約へ。
重要事項説明は初めてだったこともあり、一字一句逃さぬ気概で聞いていましたが、幸い想定外の内容はなく安心しました。
買い主と契約に係る書類と付帯設備表の内容を確認していたところ、前述の無いと思っていた主要設備に「不具合なし」のチェックが。
私「◯◯に不具合なしとあるのですが、◯◯付いているんですか?」
買い主「はい、ありますよ」
私「そうなんですか。SUUMOの情報に記載がなかったので無いものとばかり」
仲介担当「失礼しました。オプションで付けられていたので情報を記載できていませんでした」
買い主「それは言っておいて欲しかったなぁ」
なんと、ないと思っていた主要設備が付いていた!
これは他の物件と比較して大きなマイナスポイントだったので、個人的には大きな加点。
そんなラッキー(?)がありつつも、無事契約締結。
その後、ローンの本審査も無事承認され、あとは引き渡し日を待つばかり。
契約すると、本当にこれで良かったのかと思ってしまうもので、SUUMOをアンインストール出来ずについつい新着を見続けてしまいましたが、予算内で条件に合致する物件はその後も殆ど出てきませんでした。
また、見送った物件がその後もしばらく残っていて価格更新を繰り返しても売れ残っていたりして、自分の選択は間違っていなかったと言い聞かせながら引き渡し日を迎えました。
決済は自分も買い主も口座アプリを使用してオンラインで確認できたため、めちゃくちゃあっけなく完了。
見たことのない金額が振り込まれて一瞬で消えました笑
引っ越しは後日にしましたが、細かい採寸や家具配置の検討のために早速部屋を見に行きました。
「自分で」鍵を開け、賃貸マンションより明らかに重厚感のある玄関ドアを開く。
残暑が残る蒸し暑い日でしたが、天気は良好でカーテンを開けるとワイドサッシから眩しいばかりの陽射しがリビングに広がる。
そうか、今日からここが自分たちの家なんだ。
家を買った。
この高揚感で今までの紆余曲折やモヤモヤが全て吹き飛んだ気がしました。
住宅価格高騰真っ只中の2022年の夏。
もっと早く買っておけば良かったと何度も思ったし、本当に今で、ここで良かったのだろうかと何度も考えました。
それでも、エアコンも何もない広いリビングを汗だくになりながらはしゃいでいる娘の顔を見て
「家を買ってよかった」
そう思いました。
一次取得編完結
本記事で初めての家探し(一次取得編)は完結となります。
次章は、購入をきっかけに当時知らなかった住宅の仕様や資産面ついて調べていくうちに、今のマンションに満足できなくなり、早くも住み替えたくなってゆく苦悩を書いていこうと思います。
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