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美健楽なレシピ:暑さしのぎの甘苦いモロッコ風ミントティーと、「グローカル」な食と生活のススメ

バンクーバーは5−7月、8月1週めまでが夏。7・1のCanada Day、建国記念日の花火の頃が夏が後半に入った、って感じですね。なので、7・1まであと3日の今日は、いつも涼しいバンクーバーもちょっと暑い、夏らしい日差しと気候です。

暑いので、今朝はいつもの体を温める、Warming Food(Drink)の
★チャガティー
(カナダの薬用キノコティー、日本のゴボウ茶みたいなヒーリングと高い健康効果あり。韓国の朝鮮人参っぽい、という人も)
ではなく、
★モロッコ風ミントティー
という、体を冷やす飲み物、陰陽でいえば、Cooling Food(Drink)を淹れました。

高温多湿で暴力的に暑い日本の夏は、汗をかく人ならCooling FoodやDrinkが必要。そういう人のためのレシピです。

モロカン・ミントティー(美健楽風)の材料と作り方

1、ミントティーっぽいもの、ティーバッグとかを用意

(こだわるなら、私のように生の有機ミントを大量に育てて、ひとつかみ贅沢に使う。生ミントを買うなら、葉っぱを2、3枚手の平に乗せて叩いて、香りとオイルを引き出して使う)

2、緑茶っぽいものか、紅茶、これまたティーバッグやいつも飲んでるペットボトルのとかでもOK
(日本は緑茶が安くて多いから、葉っぱがあればお茶を炒れる。高いのより安くて味の濃いのが、ミントに味が負けなくてよいです。紅茶ならアッサムティーが、味が濃いめでお勧め)

3、ミントティー(または生ミント)と緑茶の葉っぱやティーバックを一緒に大きめのカップに入れて、お湯を注ぐ。10分以上置いて、緑茶の苦味とミントの味がガンガン出るようにする。濃いのが好きなら、小鍋にいれて煮出してもいいくらい。

緑茶のペットボトルを使うときは、まず熱湯でミントやティーバックを10分以上放置して濃いめに淹れ、そのあとペットボトルの緑茶で冷ます感じ。量や味が1対1になるくらいでOK。熱すぎる緑茶は、日本人の死因一位の胃ガンの原因と言われているから、飲み物はHOTではなくWARM、人肌よりちょっと高いぬるま湯の45−50℃くらいが美健楽です。

4、メープルシロップを、甘みを感じられるくらい多目に、または好きな量入れて、どうぞ。

写真がアチコチ向きが変わるNOTEのバグ、問い合わせしてるけど、全く無視されてる苦笑。向きを変えて取り込んでも、やっぱり反対向きになるのです。うまく行く時もあるし、いきなり変わる時もあるという、ギャンブル状態。NOTE運営さん、お金払う有料会員じゃないとカスタマーと思ってないのかなあ。お金儲けだけでは生きていけない時代ですよ。ググってみたけど解決法の決め手なし。どなたか、原因と解決法、知りませんか?

白砂糖(精製砂糖)より茶色の砂糖(未精製)がおすすめ

メーシロがなければ、手元の砂糖でもいい。けど、できれば白い砂糖よりも、黒砂糖、甜菜(テンサイ糖)キビ糖などの茶色の砂糖で。白い砂糖は甘みが強すぎて、ミントや緑茶の味を壊して、単に甘いだけの変な緑茶や紅茶、になります。

茶色に見える砂糖でも、実は白砂糖を健康偽装のため、茶色に色をつけただけのものもあるので、ネットで調べてください。調べるのが面倒なら、舐めてみて甘い!と感じてテンション上がるのが、精製されて甘みを凝縮してる白砂糖。優しい甘さで気分が落ち着いているのは、未精製の茶色の砂糖です。

緑茶に砂糖入れるのは日本人には抵抗あるでしょうが、濃いめに入れるとその苦味を消すための甘み、で意外にイケますよ。紅茶なら砂糖入れるのも普通なので、紅茶のが安心な人は紅茶で。紅茶もWarming Drinkです。

モロカン・ミントティーに合わせて、ウォッカ漬けのラズベリーとチョコレート、カカオニブをのせた全粒粉3割トーストを半分。これが軽めのフルーツ朝食です。ナチュラルなラズベリー乾燥パウダーを足すと、風味が強まる。乾燥パウダーはホワイトチョコレートともよく合います。

ちなみに、

本場モロッコでの激甘激苦モロカンティーの作り方と、出会い

こちらのAll Aboutのガイドさんの記事が、近いと思います。
https://allabout.co.jp/gm/gc/224699/2/

私は、モロッコを植民地にしてて今でもモロッコレストランの多いパリで、このお茶を知りました。フランスの国民食、カレーみたいになってるクスクスにハマったので、パリのモスクのクスクスレストランに通ってた。そこのウェイターさんが手を高く挙げて熱湯をポットへ注いでくれるのも、楽しかった。アフリカやモロッコ出身の人たちが集まる寺院に併設の店だから、本格的なんですね。

(ちなみにこのモスクのレストランには、モロッコ風隠れ家スチームサウナがあります。モロッコのお菓子が並ぶショーケースの裏にひっそりとドアがあって、有名モデルたちと並んでマッサージを受けたのも懐かしい思い出。まだあるかな?)

その後モロッコに夏にバカンスへ行ったときに、地元の村長さんの自宅へ招かれ、本場の本物の味とサービスを楽しんだ。激甘で激苦だったけど、現地の暑い真夏の気候にはぴったりで美味しく感じましたよ。

ミントは気候が合えば、雑草並みにたくさん生える生命力が強い草。なので、うちの有機ミントの大量消費レシピとして採用。甘さや苦味を現代風、カナダ風にアレンジして、ミントの出回る夏に楽しんで飲んでいます。(最近は使いきれないミントで、ミント風呂まで入ってる。)


美健楽に普段はNGの、激甘激苦高カロリーのお茶やフードが、陰陽Cooling+Warming FoodやDrinkとして熱中症や夏バテ予防になるわけ

こういう激甘で、激苦いお茶は、暴力的な暑さで弱った体に元気エナジーをくれるのです。大量のミントと白砂糖が、暑さでほてった体を冷やしてくれて、でも冷やしすぎないようにWarming Drinkの緑茶を足して、バランスをとるのも大事です。

日本でもさらに暑い亜熱帯の沖縄では、真夏にゴルフ場に行く自殺行為、暑さを無視した本土からのゴルフ観光客がたくさん来ます。止めてもやるゴルフ狂なので、暑さで倒れたり熱中症にならないように、キャディさんが黒砂糖を常備。プレーの合間にさりげに勧めて食べさせたり、水分補給を促したりしているよう。

私も普段は、白砂糖などの甘いものと油っこい揚げ物は避けていますが、夏の沖縄に行くと体が欲しがる。暑さに対抗するために必要なのです。両方が合体した、サーターアンダギーという油ドーナッツや、黒砂糖、沖縄てんぷらという、実は天ぷらじゃない衣がぼってり厚いフリッターなどを、オリオンビールで水分補給?しつつ、ガンガン食べます。

それでも暑さで体力気力を消耗するから、意外と太らないです。普段のように健康的な食事をしてたら、あっという間に夏バテで動けなくなる。だから食事は、長期滞在するなら、地産地消の地元の旬のもので、ローカルの人が食べてるものを食べる。マクロビオティックの教えでいえば身土不二が、美健楽の基本です。

だから、真夏の日本に帰る、居るなら、もしくは暑い夏の時期には、

モロッコや沖縄などの暑い場所や真夏の過ごし方・食べ物飲み物も、熱中症予防など自然治癒力を上げるために取り入れたら良い

です。コロナ予防にもなるし。何より食の世界もグローバル化してるから、外国の伝統的レシピを取り入れるのは、おしゃれで楽しい。

本来なら、地産地消、身土不二だから、日本人の祖先が伝統的に食べてきた旬の食事をするのが一番なんですけどね。冷やしそうめん、スイカ、ナスなどの夏の定番メニューや夏野菜は体を冷やしてくれる、Cooling Food。

ただし、これだけではダメ。モロカンティーみたいに、同時に逆のWarming Foodも少し足すバランスが大事です。冷えたものばかり食べてたら体がバテてくるから、緑茶飲んだり根菜や煮た野菜料理も足すこと。

最近の日本は、伝統的夏の食事をせずに西洋化。体を冷やしすぎる砂糖や脂肪てんこ盛りのアイスクリームや生のフルーツ、ファストフードなどのケミカルタップリフードなど、体を冷やしまくる陰性の食べ物を食べ過ぎです。

さらにエアコンが普及しすぎて、オフィスにずっと居る女性たちは、いつの間にか局地的な寒冷地気候に住んでいる。冷房病こと冷え性になっていたりします。背広を着て、暑い外回りから帰ってくる男性に合わせて、会社はエアコン効かせまくっているとこが多いから、夏でも寒いんですよね。

私はある時、エアコンの人工的な涼しさを、体が全く受け付けなくなりました。だから会社員を辞めたのかも?エアコンの寒さで、死にそうだった。自営業になってからは、基本、自宅で働けて体調が復活。

真夏はエアコン使えないので暑いのですが、Cooling効果が高い食事やお茶で凌ぐほかに、日本人の伝統的避暑の知恵も研究

風通しの良い道筋を作ったり、太陽の直射日光をさえぎるすだれ、空気を冷やす打ち水、窓辺でゴーヤを育てて緑のカーテンを作ったり。扇風機よりも空気を遠くに送れて風通しを良くできる、送風機に切り替えたのもこの頃。扇風機の風も直接当たると、体調と気分が悪いから。

私は昨年は、日本の夏7・22ー9・22まで2ヶ月、日本に出張と帰国していました。日本の夏は高温多湿で暴力的に暑いので、帰るのを避けていたんですけど、Visaや永住権の関係でその頃に国外へ出なければならず、渋々と。

でも帰ってみたら、確かに暑いけど懐かしい空気。成田に降り立った途端、ふわ〜と包まれる湿度の高い空気が、
>ああ、日本にアジアに、帰って来たなあ

で、数日過ごして、日中歩いている時の汗ダクダクの暑さ(日本は湿度50−80度くらい)や、エアコン嫌いなので寝苦しい夜を過ごしてると、実は体調がいい。
>あれ?これってもしかして、タダのホットヨガとスチームサウナじゃない?
と気づきました。

バンクーバーは湿度が理想的な40−50%だから、木陰だと寒いくらい。エアコンも必要ない家とアパートが、多いです。汗をかくには、意識的に有酸素運動、つまり走ったりホットヨガに行ったりしないとダメ。お風呂もないシャワーだけのアパートが多いので、最初の数年は体調が悪かったです。

日本人は無意識に汗をかける高温多湿な気候と、それを洗い流せる肩まで浸かれるお風呂に慣れている。だから、汗をかけない気候と環境の外国暮らしだと、適応するのに苦労すると思います。

ちなみに私の、バンクーバーでも汗をかける解決法は、ホットヨガに通うことと、シャワーブースにもおける折り畳みのビニール風呂桶を100ドル弱でAmazonカナダで購入。大きめの大人用ビニールプールみたいなものですが、お湯もokで肩まで浸かれるのが、日本人魂には嬉しい。半身浴が多いんですけどね。

Amazonで結構売れてるらしいのは、海外在住日本人が買ってるのかなあ。コロナでホットヨガ行けなくなったので、この折り畳みビニール風呂桶は重宝しています。

このように、日本暮らしにも外国暮らしにも一長一短、良いとことイマイチのとこがそれぞれある。

と気づきました。日本の高温多湿の真夏の気候も、伝統的知恵を使ったり自分の考えよう、プラスのメリットを見ることで快適にできる。

逆に隣の芝生は青くて快適に見える外国の気候や暮らしでも、実は不便だったり、日本人の私には、体や気分に合わないことも多い。無意識に日本にいたように暮らしてたり和食ばかり食べていたりして、地元の気、エナジーに合わずに、体調不良になってました。

郷に行っては郷に従え。地元の人と馴染んで習って、伝統的な食材やレシピを地元の食材で作る、ローカル化が8割。あとの2割は日本人のDNAが求める食材や味を、バンクーバー でも取り入れる感じ。これを、

**食のグローカル化=グローバル+ローカルと呼び、

混ぜる比率はローカルが高めの3:7:や2:8くらいが良い**

かと経験から思います。

もちろん、年齢によって今までの習慣が変えられないから日本が多目の8:2だとか、若いから和食なしでも問題ないと1:9でも良いんですけどね。完全にどっちか、日本食のみに固執したりダサいと捨てたりしないこと。世界がグローバル化している今の時代、自分のDNAである和食を大事にしつつ、いろんな文化を知って取り入れて行くのが、特に食文化については楽しい時代だと思います。

日本から持ってきた、紫外線を遮る現代風すだれと巻き上げ器を新居に導入

朝の日差しを遮ってくれて、本物のすだれを取り付けられない場所にも、クリップで止められて便利。元々、カーテンがわりの縦型ブラインドが完備なんですが、完全に閉めると景色が見えなくていや。以前、清少納言だった夢をみたときに、御簾をかかげてみる、という宮中の風情が気に入ったので、カナダ生活に取り入れることにしました。

畳屋さんもあるそうなので、1畳分買おうかな。着物を着るときに、畳は裾が汚れないから、機能的。などなど、カナダの中の小さな日本風情を楽しむ、バンクーバーの短い夏2020です。日本の皆さんも、世界中に住む日本人、日系人、日本文化好きな皆さんも、コロナを忘れるくらい、楽しい良い夏を楽しんでいらっしゃいますように

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