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退職者の「本音」とその活用

V&F国際人事株式会社では皆様の会社の入社手続き~人材育成~コンサルティング~社会保険手続きや諸規定の見直しなど、社労士と人財コンサルタントが労務まわりと人財コンサルティングや情報セキュリティ支援を連携しながら業績向上のためにサポートしています。


やっとの思いで採用した従業員が退職してしまう・・理由は色々ありますが、今回は「退職者の本音」とその活用についてお話ししたいと思います。退職を考えている人を引き留める話は別問題ですので、ここでは触れません。

これは皆さんもよく聞く話しだと思います。

退職の理由

退職したいと本人から申し出があると、まず「家庭の事情」いわゆる親の介護などで今の就業環境だと続けられないと言うのが一番多いですね。その次は「自身の体調不良」。3つ目は「新しい仕事にチャレンジしたい」です。本当はこんな仕事がしたかったやしてみたい、自分を成長させたいなど。

だいたい皆さんも最初はこんな言葉を良く耳にするのではないでしょうか。

家庭の事情ももちろん本当のことの場合もありますが、続けたいなら事前に上司に「どうしたら続けられるか」「介護と仕事を両立する方法はないか」など相談すると思います。いきなりこの言葉が出たら仕事上、私はまず疑います。

自身の体調不良。これも上記同様、普段からコミュニケーションがとれていてば、上司は本人から相談されるていることがあるので、いきなりの申し出は疑います。

3つ目の「新しい仕事にチャレンジしたい」これはこれで前向きなようですが、要するに今の仕事に魅力を感じないということなのかと考えられます。

3つとも、本人を否定するわけで書いているのではなく、退職に至ってしまった本当の理由を引き出さないと、働きやすく、本人と会社が成長する(いわゆるエンゲージメントを強化)するために改善することができないからです。

まず、退職者は不満があっても本当の退職理由を言わないことがほとんどです。本人も退職するにあたりなるべく波風立てずに退職したいと思っているでしょうから。会社に対して不満があったり、心が疲弊して退職する人は「この会社が良くなってもらいたい」なんて思いませんよね。

ここでその退職をそのままにしては、その人を育成するためにかかったコストや新たな採用コストだけが損失となってしまい、会社として何も得ることはありません。

民間の調査でも退職理由の本音として、1位は職場の人間関係、2位は収入面の不満、3位は仕事内容の不満が大多数を占めます。と言うことは、この3つの理由について何らかの対策が打てていれば辞めなくて良かった人がいたのかもしれません。そしてこれらを会社側が気づいていれば生産性や業績も向上していたのかもしれかったかもしれません。そのためになぜ退職するのかの本当の理由話してもらい、会社として改善に努めていくと従業員満足度や生産性が向上し、よりよい会社になっていきます。ある会社では退職者からのヒアリングで30もの改善をして成長してきた大手チェーン店もあります。

とは言え、退職していく人にもなかなか言いづらいことはあります。ここ数年、多くは上司・同僚との人間関係で退職してしまう人が増加しています。本人が原因なのか、周囲の対応が問題だったのか。能力とは別のことで将来を担う人材が去っていくのは企業としても非生産性を生んでしまいます。

私が以前に在職していた会社では、営業部門や本社部門とは別に社内のよろず相談室的な部署がありました。なかなか上司や仲間に言えないことを聞いてくれる部署でした。そして話したことは外に漏れません。

退職すると決まってしまった場合、本人の新しい環境での活躍を祈ってあげることが大事ですが、是非本当の理由を聞き出せる仕組みを作ってみて下さい。

V&F国際人事株式会社では退職者に第三者がヒアリングして本音を聞き出す「イグジットインタビュー」を実施しています。当社のこの手法は改善や生産性向上のヒントを多数見つけ出すことが可能です。

ご興味や質問がございましたらお気軽にお問合せ・ご相談下さい。

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