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本への理解を深めるための新たな試み

最近、読書の時に試していることがある。メモを取りながら読み進めることだ。

昨年は読み終えた本から気になった一節をWord等に抜き出し、そこに自分なりの考えをまとめていた。しかし、まとめるまでのタイムラグや、一節を抜き出す時間的な手間の影響で、ほんの一部しかまとめられなかった。そこで読書中にリアルタイムでメモをまとめる方法を試しているのだ。

メモを取りながら読み進めるのは、タイムラグ解消や抜き出しの手間がなくなる利点がある。問題は書き出す対象(手書き or 電子媒体)だ。

ノートやルーズリーフに手書きする場合、片手に本を持ちながら、あるいは机上に本を置きながらまとめられる。反面、時間が経過した時に探し出すのが困難になる。昨年、梅棹忠夫の本に書いてあった「情報カード」を用いた方法も試してみたが、カード作成後の検索を考慮すると、手間が多かった。紙に書きだす場合は、適切にタグをつけないと探し出すのに苦労することになるのだ。

PCやスマホ、あるいはクラウド環境上で記録する場合、検索は簡単だ。グーグル検索と同じ要領で検索かければよい。しかし、本を片手に持ちながらメモを取るには少々不向きだ。また、イメージを図でまとめようとするときは、紙と違ってかなり手間がかかる。スマホは論外、PCであっても、マウスやペンタブが欲しくなる。しかし、ペンタブにも別の問題(持ち運びの手間等)がある。

結局、一長一短なのだ。なので、まずはルーズリーフで試してみている。文章でも図でも自在にまとめられるという、手書きのメリットを重視したのだ。当然、先に示した通り、検索が困難なデメリットがある。手書きの利便性と検索容易性のトレードオフ、いい塩梅を探していくしかない。だからこそまだ「試み」なのだ。

今回の試みはどのような実を結ぶのだろう。どのような改善策を見いだせるだろう。試行錯誤の旅は終わらない。

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