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不思議な夢

夢というのは不思議なものである。

毎夜のように何らかの夢を見るが、その内容は起きたら、大抵忘れている。覚えているのもあるが、それはレアケース、それが一般的な感覚であろうし、科学的にもそのように見られている。

さて、昨晩不思議な終わり方をする夢を見た。概要はこんな感じだ。

時は高校生時代になるだろう。高校時代の友人、それも最近ご無沙汰な友人が多く登場していた。学校帰りに立ち寄ったお店が舞台であった。どうも、バイキング形式で料理をとっていって、レジで精算する方式らしい。

いくつかの品を手に取り、レジで精算すると、なぜかメイン料理が消えている。精算前にはきちんとあったはずのものである。探しても見つからない。皿がひっくり返ったわけでもないのだ。まさに「消えた」のだ。

やがて、何らかの計らいで別の料理を手にすることまではできた。そして、それは「精算対象なのか」「消えてしまった料理の代替品なのか」と戸惑い、どうしたらものか、尋ねようにも尋ねる相手もいない。

そんなところで、目が覚めたのだ。何とも中途半端な幕切れである。

夢を見ているときは脳が自らの記憶を整理している時間ともいわれる。だから、本来なら異常なことが当たり前のように起こる。レジでの精算前後の話は、現実なら生じないだろうが、夢なら当たり前のように生じる。

さて、不思議なのは後者だ。その料理は結局どういう扱いだったのだろう?私の脳内はこの後、どんなストーリー展開を用意していたのだろう?

あまりにも中途半端な局面で目が覚めてしまったが故に、むしろ鮮明な記憶として残ってしまった。

二度寝しても、もう戻ってこない風景。あの結末は、どうだったのだろう?何とももどかしい。

・・・案外、今日寝たら、続き見られるかな?

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