バルセロナで観たフットボール
今日は来週から参加するスペイン5部の「EU Sant lldefonts」というチームのリーグ戦を見てきました。
トップチームの前にU-14のチームの試合もあったので2試合観戦してきました。
外から見ていて1番日本と違うと感じたところは
** 選手は勝利のための駒**
と言う感覚です。
選手から上手いプレーをしよう、と言う感じは全く伝わってこず、チームとしてやるべきことに徹してる感が強かったです。
今日の試合は自チーム、相手チーム共に縦に早く、ハイプレスなゲームスタイルだったので無理にでも前線にボールを入れるシーンが多かったです。
そこトラップ出来るのになってシーンもよく見られたのですが、それに対して周りの選手が文句を言うわけでもなくマイボールにするために動いてました。そこは共通認識があるんだと思います。
逆に言えば技術的にはそこまでハイレベルではないなと思いました。実際に一緒にやったわけではないのでなんとも言えませんが、外から見ていてそう思いました。
もちろん上手い選手はいましたが、無理に自分の技術を誇張するなど、監督のスタイルに沿わないプレーは見えなかったです。
要求に応える能力の重要性が見えました。
その点で言えば日本よりもやることがハッキリしているなとも思いました。
しかしそれくらい監督自身に自分のサッカー哲学があり、表現しようとしてると感じました。
あとファールがめちゃくちゃ多いです。ルーズボールなどでは特に顕著に見られ、ボールより相手にぶつかるのが先、その後にボールって感じでした。
イエローカードも出て当たり前。
それにファールの使い方が上手いなとも思いました。日本では汚いと言われるプレーがスペインではナイスプレーと言われ、ピッチに拍手が送られたり。
大事なのは勝つためにプレーすること
日本で言うスポーツマンシップがそれを邪魔している気がします。あと試合前の水撒きはどのチームでも当たり前のようです。チームのスタイル的に撒かないほうがうまく行きそうな気はしますが。笑
U-14の試合に関しては、こいつらいい環境でやってるなってのと、ちゃんとフットボールしてるって感じです。
どのレベルでもカテゴリーでも人工芝の観客席付きのグランドでの試合を小学生の時から毎週やってます。リーグ戦を一年通して戦う感覚や試合慣れといった部分の経験値に関しては日本とは比べ物にならないかも知れません。
またU-14の選手が、アドバンテージを取らなかった審判に対して
「流せよ!チャンスだったろ!」
みたいな事を言ってて、シンプルに驚きました。笑
それに家族の応援が熱すぎます。
太鼓やラッパなどでリズムを取りながらみんなで応援をしていました。
もちろん、審判にも相手選手にも文句言いまくりです。それが良いとか悪いとかでは無くて単純にフットボールとチームへの愛を感じれて面白かったです。
いよいよ来週からは練習に参加します。
チームでプレーするのがとても楽しみです。
現場からは以上です。
バルセロナで観たフットボール。太田潤のバルセロナ滞在記
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